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【企画公募】秋田の「SPACE LABO」で実現したい企画募集!

【#秋田市文化創造館プレ事業】
アーツセンターあきたは、〈秋田市文化創造館〉開館(2021年3月予定)に先駆けたプレ事業として、「まちの空間」を活用した実験的な企画(ジャンル不問)を公募します!(秋田市委託事業)

アーツセンターあきた

秋田市中心市街地の施設やマスメディアが表現の舞台!

アーツセンターあきたは、秋田市より委託を受け、〈秋田市文化創造館〉開館(2021年3月予定)に先駆けたプレ事業として「まちの空間」を活用した実験的な企画(ジャンル不問)の公募を開始しました!

企画公開の舞台となる「SPACE LABO」は、「新しい価値を生み出す実験的な場所」として見立てた「まちの空間」。2019年度は秋田市中心市街地の商業施設が会場でしたが、2020年度は秋田市に拠点を置くマスメディアや駅の壁面プロジェクションなども表現の舞台となります。

[2020年度企画公開会場(SPACE LABO)]
①ABSラジオ「まちなかSESSION エキマイク」番組内企画
②JR秋田駅サイネージ・壁面プロジェクション
③秋田オーパ1F吹き抜け
④フォンテAKITA6F情報発信コーナー

二次審査通過者には制作補助費(最大10万円)の支援と、秋田市内で企画を公開する機会を提供!

二次審査通過者(4名〈組〉)には、制作補助費(最大10万円)を支援し、コーディネーターによるサポートのもと秋田市で応募企画を公開する最終審査を実施、選ばれたグランプリには、2021年度、〈秋田市文化創造館〉で表現する機会とその滞在制作費を支援します。

本公募で求めるのは、成果物ではなく試してみたい企画です。ワークショップやオープンスペースでの企画公開を経て2021年度の滞在制作へと発展させる、表現者にとっても実験的な機会。以下の書類をダウンロードのうえ、ぜひチャレンジしてみてください!

募集要項のダウンロード
SPACE LABO制作規定のダウンロード
応募用紙<WORD>のダウンロード
応募用紙<PDF>のダウンロード

Profile SPACE LABO 2020審査員

金子由紀子

1978年秋田市生まれ。東京造形大学大学院修了。専門は美術教育・美術館教育。2006年から2年間青年海外協力隊に参加、トンガ王国の職業訓練学校で美術を教える。2011年よりACACに勤務。「未完の庭、満ちる動き」(2018年)、「石田尚志展 弧上の光」(2019年)等アーティスト・イン・レジデンスや展覧会の他、「ACAC Now On AIR!」(2014-15年)等ワークショップの企画、小学生への創作体験の指導などを行い、様々な世界にアクセスする手段としての芸術と教育の可能性について考察し実践する。

Profile SPACE LABO 2020審査員

鈴木一郎太

静岡県浜松生まれ。20代をアーティストとしてロンドンで過ごしたのち、認定NPO法人クリエイティブサポートレッツで障害福祉と社会をつなぐ文化事業に携わる。その後、ソフト企画からハード設計までを扱う(株)大と小とレフを立上げ、文化、福祉、まちづくりなどの分野において、主体者の思いを整理し未来を見出す手助けをしている。 静岡県文化プログラム・コーディネーター、NPO法人こえとことばとこころの部屋理事。

Profile SPACE LABO 2020審査員

橋本誠

1981年東京都生まれ。横浜国立大学教育人間科学部卒業後、フリーランス、東京文化発信プロジェクト室(現・アーツカウンシル東京)を経て2014年に一般社団法人ノマドプロダクションを設立。2020年よりNPO法人アーツセンターあきた ディレクター。多様化する芸術文化活動と現代社会をつなぐ企画に制作・広報・記録など様々な立場で携わる。KOTOBUKIクリエイティブアクション(横浜・寿町エリア/2008~)、生活と表現(東京・台東区/2015〜)。EDIT LOCAL LABORATORY アートプロジェクトラボ(2019〜)など。共著に「これからのアートマネジメント」(フィルムアート/2011)など。

Profile SPACE LABO 2020 コーディネーター

有馬寛子

1985年岩手県生まれ。山に囲まれた小川近くの小さな集落で育ちました。東京芸術大学大学院博士課程を修了後、東京の中学校と高校の美術講師として勤務し、その後秋田公立美術大学美術教育センターの助手として勤務。彫刻、美術教育を専門とし、戦前・戦後の東北の子どもたちの創造活動(生活綴方・生活版画)についての研究を行ってきました。近年では、アーティストの思考を取り入れた学校現場での題材開発や、アーティストと協働した子ども向けのワークショップの企画を行っています。SPACE LABO 2020では、秋田市内の様々な媒体で展開されるクリエイターの企画をどのように市民へ向けて表現していけるか、今までの経験をいかしながらサポートしていきたいと思います。

Profile SPACE LABO 2020 コーディネーター

小熊隆博

2015年まで7年間「ベネッセアートサイト直島」(香川)の美術施設の運営管理に携わったのち、合同会社みちひらきを設立。2016年に絵本、地元職人によるオーダー什器等を展示販売するプロジェクト型ギャラリー「ものかたり」(五城目町、秋田)を開設し、近年は秋田公立美術大学による地域連携型アートマネジメント人材育成事業「旅する地域考」(2018-)、東北の子どもに向けた芸術教育支援活動「子ども芸術の村プロジェクト」(2016-)の企画運営に参画。京都芸術大学通信制大学院芸術環境研究領域非常勤講師。2019年度よりSPACE LABOのコーディネーターを勤める。SPACE LABO 2020では、「スペース」の意味を柔軟に問い直し、新しい活用方法を編み直すプランを具体化する実務、空間の構築を併走します。

Profile SPACE LABO 2020 コーディネーター

藤本悠里子

1994年京都市生まれ。キュレーション、アートマネジメントを学び、現在は現代美術展の企画や文章の発表をしています。秋田に来てからは、県外から様々な分野の専門家を招聘し、秋田で活動をする人との協働の現場を生むプロジェクトの企画や運営を行ってきました。2019年度よりSPACE LABOのコーディネーターを勤めています。SPACE LABO 2020では、劇場や美術館のような表現をするために設えられた場所の外でクリエイティビティを発揮するという事業の特徴を生かしながら、街のあり方を組み替えるような、刺激的かつ発展性のあるクリエイションに関われることを期待しています。

2019年度は、秋田市中心市街地の商業施設の空間を舞台に、7組がコーディネーターのサポートを得てパフォーマンスや展示・リサーチ・滞在制作などを公開しました。その一部を紹介します。

企画名:もの考ー秋田ー

秋田の風土や空気感、歴史や暮らしの中にある思考や感覚を調査。土地における記憶や時間、空気、気配といった「目には見えない知覚ができるもの」について考察を重ね作品化することで、秋田という土地を感覚的に捉える場を創出した試み。

Profile

植村宏木 Hiroki Uemura

北海道生まれ。名古屋芸術大学大学院修了。ガラス、ドローイング、自然物などによるインスタレーションを行う。

企画名:目が合った人の真似をする

目が合った人の表情、動作、ふるまい、口調などを真似る即興パフォーマンスを秋田市内で行い、その記録を展示。土方巽や西馬音内盆踊りなど秋田の踊りや地域特有の身体性を調査し、秋田の人々と視線を交わすことから新しい秋田の踊りを創作した試み。

Profile

居村浩平 Kohei Imura

高知生まれ。成安造形大学卒業後、福島に移住。ジャンルにとらわれない制作活動を行う。

企画名:参加型オブジェ制作展示「木製幾何学パズル」

来場者がパーツを選び任意の場所にはめ込むことで、大きさを増していくオブジェ「木製幾何学パズル」を展示。来場者の手により日々のかたちを変えていく参加型オブジェの展示を通し、来場者に、自分の選択肢が他人との繋がりの中にあることを意識させる試み。

Profile

熊谷海斗 Kaito Kumagai

秋田生まれ。宮城在住。変化する人と人とのつながり方をテーマにオリジナルの木製パズルを発表。

「SPACE LABO」に関するよくある質問

応募について

Q.同じグループで企画を複数提出することは可能でしょうか?
A.可能です。ただし、1枚の応募用紙につき1つの企画を記入してください。複数の企画を応募する場合は企画ごとに応募用紙をご用意ください。1枚の封筒に複数の企画を同封することは可能です。

Q.同じ企画を他事業に応募したいです。非公開にすることは可能ですか?
A.応募いただいた企画は、秋田市文化創造館プレ事業の広報媒体や記録冊子で公開する可能性があります。このことに同意の上、ご応募をお願いします。

企画について

Q.公開できる企画とは例えばどのようなものですか?
A.日頃行っている活動の成果発表から、アイデアを共有するためのイベント、これからやってみたいと思っていることを実現するためのリサーチ資料をまとめた印刷物の発行、新しい挑戦を始めるためのテスト・実験、試行錯誤なども大歓迎です。コーディネーターが企画公開まで全力でサポートします。

Q.1つの企画で複数の会場を使用することは可能でしょうか?
A. 1つの企画につき1会場としてください。

Q.提出後、提案内容に変更を加えることは可能でしょうか?
A. 二次審査通過者は、コーディネーターと協議の上、提案内容を変更していただくことは可能です。

Q.選出後、希望した会場を変更することは可能ですか?
A.二次審査通過時に、企画を公開する会場を決定します。以降変更することはできません。

Q.入場料・参加費等の徴収、商品等の販売は可能ですか?
A. 基本的に不可とします。

施設・設備について

Q.SPACE LABO内ではどこまで造作が可能ですか?
A.原状復帰ができない造作は行えません。復帰が可能であっても施設の規約により、禁止されている素材・大きさなどがあります。詳しくはSPACE LABO制作規定をご覧ください。

Q.SPACE LABOが商業施設の場合、営業時間外の利用は可能ですか?
A.搬入・搬出は営業時間外に行っていただきますが、企画の実施・公開は営業時間内に行ってください。

Q.最終審査までのリサーチや公開期間中の滞在場所提供・斡旋等はありますか?
A.秋田公立美術大学の施設の一部を利用できます。また大学が所有する空き家を宿として利用することが可能です。(二次審査通過後に要相談。感染症拡大防止のため、秋田県外在住の採用者は利用できない可能性があります)

審査・賞について

Q.オンライン面接はどのように実施されますか。A.審査員とコーディネーターが参加し、1人につき約30分間の質疑応答を行います。日程は主に8月25日(火)、26日(水)の2日間ですが、都合の合わない方のみ8月27日(木)-29日(水)にご対応します。面接には、ビデオ会議アプリ「ZOOM」の使用を予定しています。

Q.グランプリに選ばれた際の滞在制作・表現の時期や規模、予算等について教えてください。
A.2021年度を予定しています。選出後、具体的に協議をさせていただきます。

制作補助費について

Q.公開後に領収書等の提出は必要ですか?
A.公開後に領収書等の提出を求める場合があります。詳細は、二次審査通過後にお知らせします。

Q.制作補助費の支給はいつになりますか?
A.9月中に支給予定です。

Q.搬入搬出に係る費用(輸送費や旅費を含む)は自費ですか?
A.搬入搬出に係る費用は自己負担をお願いします。

※質問はtwitter@2020akitaでも受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

秋田市文化創造館とは

2021年3月に開館する、未来に向けて新しい価値を生み出す「文化創造プロジェクト」の拠点。

藤田嗣治が描いた『秋田の行事』を所蔵・展示し、2013年に閉館した<旧秋田県立美術館>の建物を、秋田市が中心市街地「芸術文化ゾーン」の核として活用するため、現在改修工事を行っています。

SPACE LABOは、開館に向けた機運を高めるため、秋田市が2019年度から実施している「プレ事業“乾杯ノ練習”」の一環。秋田では宴会の席で、参加者が全員集まる前に「乾杯の練習」と称して飲み始めてしまう慣習があることから発案されました。

既存の分野を超えて活動する人から新しい知識や視点を得る「未来の生活を考えるスクール」や、市民が自ら学び・あそぶ場を創造することを支援する事業も開催しています。

Information

秋田市文化創造館プレ事業 乾杯ノ練習 「SPACE LABO 2020」

募集要項のダウンロード
SPACE LABO制作規定のダウンロード
応募用紙<WORD>のダウンロード
応募用紙<PDF>のダウンロード

●締切:2020年8月17日(月)23時59分(必着)
●応募方法:SPACE LABO制作規定」をご確認の上、応募⽤紙・企画書・ポートフォリオ(任意)をメールまたは郵送にて提出
●賞:グランプリ…1名(組)/審査員特別賞 …1名(組)
●募集内容:SPACE LABOのいずれかで実現してみたい企画(ジャンル不問)
●企画公開会場[SPACE LABO]:
①ABSラジオ「まちなかSESSION エキマイク」番組内企画
②JR秋田駅サイネージ・壁面プロジェクション
③秋田オーパ1F吹き抜け
④フォンテAKITA6F情報発信コーナー
●審査員:
金子由紀子  青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)主任学芸員
鈴木一郎太  (株)大と小とレフ取締役
橋本誠  アートプロデューサー、NPO法人アーツセンターあきたディレクター
※SPACE LABOを提供する協力企業の担当者も審査に参加します

●主催:秋田市
●協力:ABSラジオ、東日本旅客鉄道株式会社 秋田支社、株式会社OPA
●企画:NPO法人アーツセンターあきた

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