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「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」をめぐる トラベルガイド、発行!

秋田県立近代美術館(横手市、秋田ふるさと村内)で開催中の「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」では、展覧会をより深く楽しむための『トラベルガイド』を発行しました! 特別な仕様を施したガイドを片手に「あわいをたどる旅」をめぐり、家に帰ってからも旅の余韻を、どうぞお楽しみください!

あわいをたどる「トラベルガイド」は、
3色のグラデーションを駆使した特別仕様!

秋田県立近代美術館(横手市、秋田ふるさと村内)で開催中の展覧会「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」では、来場者特典として、展覧会をより楽しむための『トラベルガイド』を発行しました。A4判、32頁。

『トラベルガイド』は、本展のメインビジュアルを手掛け、本展へといたる各プロジェクトの軌跡をたどってきた記録紙「JOURNAL」を制作する吉田勝信・梅木駿佑によるデザイン。「きれいに整理整頓するよりも、紆余曲折しているリアリティをそのまま吐き出したほうがいい。道のない森の中を歩くように」と、彷徨うように、渦巻くようにテキストを配置した「JOURNAL」の手法から続くグラフィックデザインとなりました。

踊るような文字組とグラデーションによる色のたゆたいは、あわいをたどる本展ならでは
3色によるグラデーション印刷の仕上がりも、お楽しみください

「旅と表現」に宿る創造のかたちとは?

『トラベルガイド』は、菅江真澄の記録と表現の軌跡をたどる「菅江真澄プロジェクト」によるテキストと写真で構成されています。人類学者・石倉敏明と哲学者・唐澤太輔を中心とした「菅江真澄プロジェクト」ではこれまで、真澄に関心をもつ表現者や研究者とともにその活動と軌跡、旅と表現の背後に宿る創造のかたちの検証を試みてきました。

本誌では、唐澤太輔が南方熊楠やハイデガーをもとに独自の視点で読み解く「真澄的存在論」を、石倉敏明は「移動すること」「旅すること」の行為に芸術的創造の光をあてる「地表空間をめぐる『生の軌道の旅』」について収録しています。

そして企画監修を務めたキュレーター・服部浩之が、本展において具体的に実践し続けてきた「トレース」することを軸とした論考「重奏のトレース」を掲載。真澄の軌跡をたどるプロジェクトを起点に、出展作家・プロジェクトについて解説しています。

『トラベルガイド』は来場者特典として、会場受付にて配布中です。ガイドを片手に会場をめぐり、時空が交差する「あわいをたどる旅」へ。あるいは家に帰ってから、旅を振り返りつつじっくり味わっていただけます。

「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」は3月7日(日)まで(年末休館やメンテナンス休館あり)。ぜひ足をお運びください!

▼チラシはこちらから
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Information

展覧会「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」

https://www.artscenter-akita.jp/artsroutes/

会期:2020年11月28日(土)〜2021年3月7日(日) 9:30~17:00
(年末休館=12月29日〜31日、メンテナンス休館=1月13日〜22日)
■会場:秋田県立近代美術館(秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46 秋田ふるさと村内)
※近代美術館へのアクセス情報は、こちら
■TEL:0182-33-8855
■観覧料:一般1,000円(800円)/高校生・大学生500円(400円)
※中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体および前売の料金
※学生料金は学生証提示
※障害者手帳提示の方は半額(介添1名半額)

・主催|ARTS & ROUTES 展実行委員会(秋田県立近代美術館・AAB秋田朝日放送)・秋田公立美術大学
・出展作家・プロジェクト|岩井成昭・迎英里子・長坂有希・藤浩志・菅江真澄プロジェクト(石倉敏明・唐澤太輔)・秋田人形道祖神プロジェクト(小松和彦・宮原葉月)・AKIBI複合芸術プラクティス 旅する地域考
・企画監修|服部浩之
・企画運営|NPO法人アーツセンターあきた(岩根裕子・石山律・藤本悠里子・高橋ともみ)
・グラフィックデザイン|吉田勝信・梅木駿佑
・ウェブコーディング|北村洸
・設営統括|船山哲郎
・後援|横手市・横手市教育委員会・秋田魁新報社・河北新報社・朝日新聞秋田総局・毎日新聞秋田支局・読売新聞秋田支局・産経新聞秋田支局・日本経済新聞社秋田支局・横手経済新聞・CNA秋田ケーブルテレビ・エフエム秋田・横手かまくらFM・エフエムゆーとぴあ・FM はなび・秋田県朝日会・東日本旅客鉄道株式会社秋田支社

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