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地方創生型ショップ〈ハチふる SHIBUYA meets AKITA〉で
木彫りのハチ公像に出会う

2022.01.21

東京・渋谷の複合施設「渋谷スクランブルスクエア」に2021年11月にオープンした〈ハチふる SHIBUYA meets AKITA〉。忠犬ハチ公をモチーフにしたグッズなど渋谷土産を販売するショップ入り口では、秋田杉で制作された忠犬ハチ公像がお出迎え。渋谷の街に、新たなスポットが誕生しました!

地方創生型ショップ〈ハチふる SHIBUYA meets AKITA〉が、
渋谷スクランブルスクエアにオープン!

渋谷駅直結の複合施設「渋谷スクランブルスクエア」14階に2021年11月、忠犬ハチ公をモチーフにしたショップ〈ハチふる SHIBUYA meets AKITA〉がオープンしました。CNA秋田ケーブルテレビが、秋田県が抱える課題解決を目的に設置した地方創生型ショップ。渋谷の待ち合わせ場所として知られるハチ公前広場にあるハチ公像の〈秋田犬ハチ〉を架け橋に、秋田で危惧される人口減少や高齢化問題、雇用確保等の課題解決と地方創生を掲げた活動拠点として運営されています。

秋田犬のモノ https://www.akitainu-no-mono.jp/

〈ハチふる SHIBUYA meets AKITA〉(写真提供:株式会社秋田ケーブルテレビ)

忠犬ハチ公をモデルとしたシンボル像が登場!

渋谷スクランブルスクエア14階は、渋谷上空229mの展望装置〈SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)〉への移行空間。その一角、NHKプラスクロスSHIBUYAと鳩居堂に挟まれたフロアにオープンした〈ハチふる〉をのぞくと、たくさんのハチ公グッズが! スイーツや雑貨、コーヒー、伝統工芸品、秋田銘菓とコラボしたお菓子などハチ公をデザインした60種類以上のグッズが渋谷土産として並んでいます。
そして、ショップ入り口で来場者を出迎えるように座っているのが・・・

〈ハチふる SHIBUYA meets AKITA〉入り口に座る秋田杉の忠犬ハチ公像(写真提供:株式会社秋田ケーブルテレビ)

こちら〈ハチふる〉のシンボル、秋田杉の忠犬ハチ公像!
渋谷駅前のハチ公像は銅像ですが、〈ハチふる〉のシンボル像は秋田杉の集積材を使ったもの。「パブリックアートとして、ハチ公はどの街の、どの彫刻よりも親しまれている存在」と語る美術家・藤浩志(秋田公立美術大学教授)が、忠犬ハチ公をベースにイメージを膨らませ、東京と秋田をつなぐ存在として手がけました。

人間の想像をはるかに超えた犬の姿が
人間に教えてくれること

人間と動物の関係を常に意識してきた藤にとって、犬は特に大切な存在です。「人間と一緒に暮らしながらも、ある瞬間、人間の想像をはるかに超えた姿を見せてくれる。僕にとって、美とは何かを教えてくれた存在」と藤。

1980年代、青年海外協力隊員として滞在したパプアニューギニアで、虐げられ痩せ細った野犬が野豚を見た瞬間、豹変。エネルギッシュな姿に変身したヤセ犬を見て価値観を揺さぶられ、それが「美術に対する核心になった」という藤は1990年代にかけて廃材をもとに101匹の《ヤセ犬》を制作。パプアニューギニアでの野犬との出会いがその後の活動に大きな影響を与えました。

2004年九州新幹線開業記念野外彫刻展では、上野の西郷隆盛像が引く薩摩犬〈ツン〉が鹿児島の西郷隆盛像に会いにいくプロジェクトを展開。九州新幹線の顔をモチーフに制作した〈ツン〉をスケボーに乗せ、自身の故郷でもある鹿児島へと一緒に旅をしました。

渋谷駅前で親しまれている忠犬ハチ公像を意識し始めたのも、その頃。初代の銅像を制作した彫刻家・安藤照が同じ鹿児島出身で高校の先輩であり、鹿児島の西郷隆盛像を制作していたことにも縁を感じたといいます。
「鹿児島の西郷像の作者がハチ公像の作者であることの面白さ、それが高校の先輩という妙な縁。そして鹿児島と秋田をつなぐ縁。それが故に、僕がつくらねば!と思ったわけです」
藤が犬と関わってきた流れのなかで、さらに縁を感じて制作したのがこの木彫りのハチ公像でした。

「犬を彫ることは、とてもうれしい」と話す藤。秋田杉の集積材を貼り合わせる作業から始まり、約3週間。木を素材として彫り進めて生まれたハチ公は、黒い瞳と端正な表情。穏やかに座って、前を見つめています。

「これまでの彫刻とは違って、目を描き、革のベルトを付けるなどフィギュア的な仕上げに。一般的なパブリックアートのようにその場に固定したり、その場に変わらない要素をつくっていくのではなく、このハチ公はメンテナンスをしながら、用途を変えながら変化していく存在。次の時代につなげることを考えていくのは面白いし、実験的でもある」

※制作過程を映像でご覧いただくことができます。
《Making of Hachi》

売上の一部は、秋田犬の保存・保護に

そんな木彫りの忠犬ハチ公像が出迎える〈ハチふる SHIBUTA meets AKITA〉は、渋谷で愛され続ける〈ハチ〉のふるさと秋田から、人生を豊かにするモノ・コトをお届けするというコンセプト。〈ハチ〉を通じて縁の深い渋谷と秋田がつながり、ハチ公をテーマに県内企業が開発したオリジナル商品が新たな渋谷土産として販売されています。これら商品の売上の一部は、秋田犬の保存・保護を目的に活動する「ONE FOR AKITA プロジェクト」に寄付されます。

大型ビジョンでは、秋田杉の忠犬ハチ公像の制作過程や秋田犬の魅力を伝える映像なども上映。渋谷で「ハチ公」「秋田犬」「秋田県」の魅力を、ぜひお楽しみください!

ハチ公をテーマに開発した商品が60種類以上!(写真提供:株式会社秋田ケーブルテレビ)

通路に設置されたソファに腰掛けて大型ビジョンを眺めることができます(写真提供:株式会社秋田ケーブルテレビ)

焼き印を〈ハチふる〉仕様に変えた秋田銘菓「金萬」。green teaソフトクリームと共に

Information

ハチふる SHIBUTA meets AKITA

所  在  地:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号
      渋谷スクランブルスクエア14階(渋谷駅直結・直上)
営業 時間:10:00〜21:00
定  休  日:無休
お問い合わせ:株式会社秋田ケーブルテレビ TEL.018-865-5141

Instagram
ハチふる–秋田犬のモノ

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