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300人+300匹の犬+300匹の猫秋田公立美大生ユニット「足し算」が「犬猫展」開催中

300人以上が描いた300匹の犬と猫。シンプルなイラストから生み出されるものとは?秋田公立美大生ユニット「足し算」による「犬猫展」が、10月23日(水)~27日(日)まで、秋田公立美術大学サテライトセンターで開催中。

+はじまりは、2019年2月。

雫石のスキー場のリフトの上で、ユニット「足し算」を結成した岩崎一耕と伊藤達也。
秋田公立美術大学に入学して最初の春休み。長い春休み、この長い時間を使って、何か美大生らしいことをしたいと思った2人が動き出しました。

何かをしたいという情熱に突き動かされ、美術作家で秋田公立美術大学教授、藤浩志の研究室を訪問。そして足し算の活動が加速します。

+足し算の活動記録

・3月1日 秋田公立美術大学サテライトセンターを訪問
藤先生から「秋田公立美術大学サテライトセンターに行ってみるといいよ」とのアドバイスをもらい、早速訪問。サテライトセンターが入居する秋田駅前の商業ビルの買い物客を対象に、犬と猫に関するアンケートをとることができないかと相談したところ、企画書の提出を求められる。

・3月7日 企画書を秋田公立美術大学サテライトセンターに提出
・3月12日 商業ビル内でのアンケート実施が不許可に…

・3月15日 秋田公立美術大学サテライトセンターで作戦会議
秋田公立美術大学サテライトセンターのスタッフと、今後の進め方について話し合い。サテライトセンターの一角をつかってアンケートを実施する方向性が見えてくる。

・3月22日 秋田公立美術大学サテライトセンターにて活動開始
・3月28日 秋田公立美術大学サテライトセンターでの活動2日目

・3月29日 秋田公立美術大学サテライトセンターでの活動3日目
NPO法人アーツセンターあきたのFacebookに活動が紹介される。
アーツセンターあきた Facebook

・4月4日 秋田公立美術大学新入生にアンケートの協力を依頼
約100人の新入生を前に企画意図を説明。大人数を前に、緊張する。

・4月23日 秋田公立美術大学附属高等学院にアンケートボックスを設置

2019リサイクルアート展への出品(審査員特別賞受賞)や、栗田特別支援学校での活動を経て、展示企画の準備が本格化。

・10月上旬 大学内で制作の追い込み
・10月23日 「犬猫展」が秋田公立美術大学サテライトセンターでオープン

秋田公立美術大学サテライトセンターで足し算アンケートを実施

+300人が描く、300匹の犬と300匹の猫

3月からはじめた、足し算アンケート。
犬と猫のイラストを、それぞれ1点ずつ5分以内で描き、さらには「あなたは犬派?猫派?」、「好きな色は?」、「好きな数字は?」という3つの質問に答えるもの。
秋田公立美術大学サテライトセンターを手始めに、秋田公立美術大学の新入生、栗田支援学校、秋田公立大学附属高等学院、その他個人の方々300人以上からアンケートに協力をいただいたそう。

さて、集まった300匹の犬と猫。そして、300人の好きな色と数字の情報。
足し算の2人は、それらをどう作品化し、展覧会に構成したのか。
実際に会場に足を運んで、お楽しみください。

犬猫学校の門柱の奥に見えるのは

Profile

足し算

秋田公立美術大学2年の岩崎一耕(熊本県出身)と伊藤達也(大阪府出身)によるユニット。 2019年2月、雫石のスキー場のリフトの上で結成。デザインやアートに関する制作活動に取り組む。
[Twitter]@akitatasizan[Instagram]@tasizann

Information

足し算「犬猫展」

会期:2019年10月23日(水)~10月27日(日)10:00~18:00
会場:秋田公立美術大学サテライトセンター
(秋田市中通2-8-1 フォンテAKITA 6階)

チラシダウンロード

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた 事務局長

三富章恵

静岡県生まれ。名古屋大学大学院国際開発研究科修了。2006年より、独立行政法人国際交流基金に勤務し、東京およびマニラ(フィリピン)において青少年交流や芸術文化交流、日本語教育の普及事業等に従事。
東日本大震災で被災経験をもつ青少年や児童養護施設に暮らす高校生のリーダーシップ研修や奨学事業を行う一般財団法人教育支援グローバル基金での勤務を経て、2018年4月より現職。

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