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開館までのカウントダウンみんなで乾杯の練習

秋田市文化創造交流館(仮称)のオープニングで挑戦・実践してみたい取り組みについて、アイデアを持ちより、ブラッシュアップや実現に向けて話し合う場として、「みんなで乾杯の練習」が始まります。

2020年秋の秋田市文化創造交流館(仮称)のオープンに先駆け、新しい知識や視点に出会い学び合うためのイベントや、創造力の発揮をサポートするプロジェクトなどを、秋田市内のさまざまな場所で展開するプレ事業「乾杯ノ練習2019」がスタート。

その一環として、オープニングで挑戦・実践してみたい取り組みについて、アイデアを持ちより、ブラッシュアップや実現に向けて話し合う場として、10月22日(火)から「みんなで乾杯の練習」が始まりました。

第1回目は「ピクニックで乾杯の練習」と題して、思い思いのサンドイッチの具材を持ち寄りピクニック形式で開催。1年後の開館に向けて、秋田市文化創造交流館(仮称)に関心をもつ人や館をつかって何かをしてみたいという人のつながりの輪を広げながら、まちのさまざまな場所を使ったおもしろい試み(乾杯の練習)の作戦会議を行いました。

齋藤さん(公務員)が、ピクニックで乾杯の練習のために「乾杯ノ練習通信Vol.0」を自作

集まった色とりどりの具材

当日は午後からあいにくの雨予報。会場を千秋公園から秋田市にぎわい交流館に移して屋内でピクニックを開催することに。

まずは運営メンバーの方々が集合し、会場準備に取り掛かります。
机を並べたり、看板を準備したり。準備もそこそこに、すぐに持ちよった具材で盛り上がります。瑞々しいフルーツに、ハムや卵、そして秋田名物いぶりがっこ!参加者も続々と集まり、あっという間にテーブルが美味しそうな食材で埋まっていきました。

思い思いのサンドイッチと、それぞれのアイデアと

それぞれに具材を組み合わせて作ったサンドイッチを楽しんだ後は、「みんなで乾杯の練習」として次回実現したいアイデアを話し合います。

開館は1年後の2020年秋。それまでは、まちなかのさまざまな空間を使って、つながりの輪を広げるための試みを続ける「みんなで乾杯の練習」。まずは、「どこで」「何を」というキーワードをグループに分かれて出し合いながら、「いつ」「誰に」という項目も加えて、次回の企画を練りました。

提案のあったアイデアも、多種多様。

  • 天文台で天体観測
  • お寺で仏像を磨く会
  • さとぴあ(農山村地域活性化センター)で窯焼きピザ
  • 公園で・洋館でクリスマスパーティー
  • 教会でゴスペルコンサート
  • 渡邉幸四郎邸で着物を着る会
  • 広場でBook Rental
  • 広場でつなぐワークショップ など

投票の結果、12月に「公園でクリスマスパーティー」をテーマにイベントを開催することに。立候補してくださった運営メンバーの方々と一緒に、本格的に準備を進めていきます。

集まった運営メンバー。名付けて「八〇部」

「ピクニックで乾杯の練習」からの継続メンバーに新たなメンバーも加わって、次回の企画に向けた運営メンバーが結成されました。その名も「八〇部(はまるぶ)」。旧秋田県立美術館の特徴的な八の字型の屋根と丸窓の形状が名前の由来です。

まずは、ワークショップで提案された「公園でクリスマスパーティー」をテーマとしたイベントを、どのように具体化できるかを話し合います。
12月は雪と寒さで屋外でのイベントは難しいため、クリスマスをテーマとしながら親子を対象にしたイベントを開催することにして、内容と会場について、その場でアイデアを出し合いました。そして、八〇部メンバーの特技と人脈を生かし、段ボールをつかったクラフトハウスの工作ワークショップを開催することに決定。

さらに、日を改めてイベント企画の具体化に向けた話し合いを継続し、クラフトハウスの制作に加えて、秋田市文化創造交流館(仮称)のミニサイズの簡易模型を段ボールで制作し、屋根や壁面に来場者からメッセージを集めることになりました。
イベント名も知恵を出し合って、「こども大工募集!夢のクラフトハウスをつくろう」に。

イベント開催に向けて、八〇部のメンバーはクラフトハウスの試作を重ね、運営ミーティングを継続中。八〇部の活動にご興味のある方、メンバーとして活動に参加をご希望の方は、メールまたは電話でアーツセンターあきた宛にご連絡いただくか、下記のリンクから登録をお願いいたします。次回ミーティングのご案内をメールでお送りさせていただきます。

《八〇部 登録フォーム》
https://forms.gle/w4cWpJW9HmjNdGZF6

《お申込み・お問い合わせ先》
NPO法人アーツセンターあきた
TEL 018-888-8137
E-mail info@artscenter-akita.jp

夢のクラフトハウスをつくろう!

みんなで乾杯の練習(第2回)は「こども大工募集!夢のクラフトハウスをつくろう!」と題して、段ボールや厚紙で制作するクラフトハウスに、色をつけたり飾りつけをして、自分だけの「夢のクラフトハウス」をつくる工作ワークショップを開催します。
クリスマスに向けて、ツリーやご自宅のデコレーション用に、クラフトハウスづくりにチャレンジしてみませんか。

Information

こども大工募集!夢のクラフトハウスをつくろう
(第2回みんなで乾杯の練習)

段ボールで自分だけのクラフトハウスをつくり、飾りつける工作ワークショップ。制作したクラフトハウスはお持ち帰りいただけます。来年秋に開する秋田市文化創造交流館(仮称)へのメッセージも募集。みんなで開館までのカウントダウンを楽しみましょう。

■日時:2019年12月8日(日)  10:00~15:30
ワークショップ1回目 10:00~12:00
ワークショップ2回目 13:30~15:30
■会場:アトリオン地下1階 イベント広場(秋田市中通二丁目3-8)
■参加費:1組300円(保険料とクラフトハウス1個分の材料費を含みます)
■持ち物:クラフトハウスを飾りつけるものをご持参ください
色付けをするペン、クレヨンなどの着色道具はご用意しております
■対象:5歳以上(小学校低学年は保護者同伴)
■定員:各回5組
■お申込み:
NPO法人アーツセンターあきたまで、メールまたは電話にてご連絡ください。
①(代表者)氏名・ふりがな
②参加人数
③希望するクラフトハウスの個数
(1組につき最大2個までとさせていただきます)
④電話番号
⑤メールアドレス(お持ちの方)

NPO法人アーツセンターあきた
TEL 018-888-8137
E-mail info@artscenter-akita.jp

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた 事務局長

三富章恵

静岡県生まれ。名古屋大学大学院国際開発研究科修了。2006年より、独立行政法人国際交流基金に勤務し、東京およびマニラ(フィリピン)において青少年交流や芸術文化交流、日本語教育の普及事業等に従事。
東日本大震災で被災経験をもつ青少年や児童養護施設に暮らす高校生のリーダーシップ研修や奨学事業を行う一般財団法人教育支援グローバル基金での勤務を経て、2018年4月より現職。

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