「AKIBI ARTs MARKET」が今年も開催されました
秋田公立美術大学の学生が展覧会形式で作品を展示販売する「AKIBI ARTs MARKET(アキビ・アーツマーケット)」が2月22日(土)、23日(日)にフォンテAKITA6階の秋田公立美術大学サテライトセンターで開催されました!
主催は秋田公立美術大学。秋美生の作品を鑑賞・購入・所有することを通して、アートやデザインをより身近に感じてもらうことが目的です。
このイベントでの売り上げは直接学生の手に渡り、今後の活動の資金になります。

例年より1年生の参加が多く、初参加の学生が8割を超えた今回。どのような作品が出展されたのでしょうか。
健気に生きる生命たちの物語
ビジュアルアーツ専攻4年の岩田沙久良は、動物実験、品種改良、愛玩動物など、動物と人間との関わりをテーマに制作活動を行なっています。

先日開催された卒展では、人魚を作る実験の失敗作として成長途中のまま捨てられてしまった半魚人たちのストーリーというテーマで絵画3点を展示。

本イベントでは、卒展および2024年9月に秋田市文化創造館で開かれた個展「小さな生命たち展」出展作品の複製ポスター・ポストカードのほか、初公開の自主制作作品も販売されました。











キャンバスのかわりに……?
壁に掛けられ異彩を放つブリーフたち。アーツ&ルーツ専攻4年赤石美久の『ブリーフ画』です。このイベントや卒展で目にして「何故?」と思った人も多いのではないでしょうか。

実はここにたどり着くまでにはさまざまな苦悩があったそうなのですが……作者はそんなことは気にせず笑ってほしいと語ります。

現物のブリーフに加え、それらをプリントしたステッカーも販売。2日目には卒展でも展示した着用イメージの映像も流されました。











甘くてラブリーな世界
可愛らしい女の子のイラストが目を引く一角を展開するのは、コミュニケーションデザイン専攻4年生、もぴ。『女の子の憧れをぎゅっと詰め込んだ甘くてラブリーな世界』をコンセプトに、インスタグラムを中心に活動しています。

ここでは主に卒展の作品を、イラストだけではなくポストカードやチェキ、キーホルダーなどにして販売。フリルやリボン、ストーンをふんだんに使ったフレームも作品の一部です。

来場者からは「世界観がかわいい!」という声がよく聞かれました。











好きなものを自由に研究
複合料理研究科は複合芸術研究科の修士2年生の佐藤ことみ、呂昭遠、劉孟琛、蔡雨によるスペースです。

本イベントでは写真作品を使用したポストカードやトートバッグ、ぬいぐるみ、立体構造作品など多岐に渡る作品が並びました。

それぞれの研究課題のもと修了展に出展した4人ですが、このグループはご飯を食べながら各々自由に研究するというコンセプトで、修了展作品とは一味違ったものも多かったのではないでしょうか。











撮影者:須田菜々美、佐々木愛莉
編集:佐々木愛莉
Information
AKIBI ARTs MARKET 2025
イベントは終了しました
期 間|2025年2月22日(土)~2月23日(日)
時 間|10:00~18:00
会 場|秋田公立美術大学サテライトセンター(秋田市中通2-8-1フォンテAKITA6階)
入 場|無料 ※作品購入は当日現金払いのみ
主 催|秋田公立美術大学
企画・運営|NPO法人アーツセンターあきた
お問い合わせ|秋田公立美術大学サテライトセンター TEL.018-893-6128
Instagram|akibi_satellite
https://www.instagram.com/akibi_satellite/