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大森山公園で「粘菌」を探す冒険へ!

「粘菌」はジメジメとした湿気の多い場所が好き。倒れて腐った木や、ふかふかの落ち葉の上でよく見つけられるとのこと。参加者は秋田公立美術大学の教員や学生、アーツセンターあきたスタッフの引率のもと、グループに分かれて杉木立ちの中などを観察し始めました。

普段は気にもとめない場所に生息する「粘菌」。
参加者たちは、見つけることができたのでしょうか?

倒れて朽ちた木の枝を虫めがねで観察。どこかにいないかな?

「これかな?」と思ったら川上氏に見てもらい、判定してもらう。を繰り返す参加者たち

ウツボホコリ。赤くてふわふわした綿毛のよう

網目模様が美しいヘビヌカホコリ。この時見つかった子実体は、とても大きなもの

ガマの穂のようなハダカコムラサキホコリ(?)

クモノスホコリ。扇風機のような形をしている

動物園内に戻って顕微鏡で観察。小さな小さな「粘菌」の世界が写し出される

いつもとは違う、ミクロな視点で見る世界

「粘菌」に関するワークショップは、「大森山アートプロジェクト」では初めての試み。唐澤准教授の粘菌調査に興味を抱いた学生や助手などが集まり、勉強会を重ねて理解を深めることで実現しました。いつもとは違うミクロな視点を持つことで、さらに自然を見る目を養っていこうという目的もありました。そんな初めての試みを監修した唐澤准教授からのメッセージです。

「本当に動くの?」「死んじゃった?」「きれい!」「気持ちわるーい」……参加者の皆さまからは、率直でフランクな、しかし本質的な感想をたくさんいただきました。このような静と動、生と死、綺麗と気持ち悪いといった一見矛盾するような事柄が見事に同居した生物が、まさに「粘菌」なのです。「粘菌」の色と造形は実に奇妙で、見れば見るほど不思議な感覚になります。今回のワークショップで、このような面白い生物が、実は私たちのごく身近にいるということを知っていただけただけでも、私としてはとても嬉しいです。
これから「粘菌」は、生物学のみならず、哲学や宇宙物理学、そしてアートの分野で、ますます注目されると思います。
川上新一先生、動物園のスタッフの皆さま、ワークショップの準備・実施に携わってくださった関係者の皆さま、そして何より「粘菌」に興味を持ち当日参加してくださった皆さま、誠にありがとうございました。自然豊かな秋田から、これからも粘菌の魅力をどんどん発信していきます!(唐澤太輔)


■「粘菌」を探そう!ワークショップ
林文洲 周思思 厳嘉媛[秋田公立美術大学大学院院生]
須川麻柚子 松岡雪 結城亮 坪谷奈摘美 諸江一桜[秋田公立美術大学学生]
*監修 唐澤太輔[秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻教員]

「ねんきん」のはなし 映像制作
ディレクター:ファネス佳乃
編集:増田美優 伊藤達也 大場明 小西黎 杉村春香
撮影:山田汐音 平井楓子 杉山みなみ 中川舞

■ねんきん日記 -不思議生物の観察記録-  映像制作
ディレクター:高橋理央
編集:山田汐音 ファネス佳乃 
撮影:山田汐音 加藤璃子 高橋理央
声の出演:増田美優(女子高生) 島崇(粘菌くん)

撮影:草彅 裕

Information

2020年度「大森山アートプロジェクト」今後の予定

■新築サル舎にアート作品を設置
2021年3月オープン予定の新しいサル舎の内壁に、サルをテーマとしたアート作品を設置します。

■街なかモニュメント作品の設置
新屋から大森山動物園へといざなうモニュメントを制作・設置します。2018年より継続している活動です。

■映像作品の制作と公開
「粘菌」と「彫刻の森」に焦点を当てた映像作品を制作します。CNA秋田ケーブルテレビやYouTubeで公開予定です。

  • 地域が芽吹く
  • 物語をつむぐ

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