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「全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 2025」結果発表!

秋田公立美術大学が主催する、全国の高校生を対象に夢中になっている表現や活動を公募した「全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 2025」。最終審査が開かれ、各賞が決定いたしました!

「全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 2025」は、新しい芸術領域の創造への挑戦を掲げる秋田公立美術大学が、2018年度より主催し、表現・活動に本気で取り組む高校生を支援するコンペティションです。
▶︎全国高校生 何でも、あり。Creative Award 公式ウェブサイト

ジャンルやカテゴリーを取り払い「何でも、アリ。」と題して、高校生自身が夢中になっている表現や活動を3分以内の動画や音、画像で公募しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

12月に最終審査会を行い、最高賞である金賞のほか、各賞が決定しました。
応募総数165組の中から選ばれた、本年度の栄えある金賞を紹介いたします!

金賞は創作過程を鮮烈なコラージュで表現した映像作品!

本年度の金賞は、自身が創作に取り組むときの複雑な思考や心象を、鮮烈な色彩の映像や音のコラージュを用いながら見事な「何でも、アリ。」っぷりで表現した山田蓮人さん(秋田県立秋田高等学校)です!

金賞の山田蓮人さんには賞金30万円とJA全農あきた提供の秋田県産米60kgを贈呈します。

■応募番号085 山田蓮人(秋田県立秋田高等学校)
《絵がいちまい、できたところで》

 創作しているときに自分は何をしているんだろうと思うことがある。意味がないことをしているなあとか思ってしまうこともある。でも、同時に意味がないことは本当に悪いことなのか?とも思う。そういうことを考えながらこの作品を作った。
 映像、音楽を自分で作るのは初めてのことだったので楽しかったです。

応募番号085 山田蓮人(秋田県立秋田高等学校)《絵がいちまい、できたところで》

それぞれの「何でも、アリ。」を追求した入賞者を一挙に紹介!

銀賞(5組)

■応募番号009 Mackenzie Furukawa(啓明学園高等学校)
《forget forgotten》

■応募番号076 HIKKY & ソジロー(茨城県立取手第二高等学校、千葉県立柏南高等学校)
《Forever Young》

■応募番号093 限界受験生’s(関西学園関西高等学校)
《僕らの送りたかった青春》

■応募番号109 Jack(山陽学園高等学校)
《Relax》

■応募番号134 しんちこ(東奥義塾高等学校)
《A PEOPLE》

銅賞(5組)

応募番号012 そら(日本芸術高等学園)
《美しい物》

■応募番号061 suzu(東京都立総合芸術高等学校)
《Small King》

■応募番号087 ねっころわんころ食む☆(北海道大空高等学校、北海道網走南ケ丘高等学校)
《ママかマカロニかマカロニ化ママかロニ似カニカニか》

■応募番号099 豊福橙子(千葉県立津田沼高校)
《想像してる》

■応募番号155 福島学カレッジ表現コース(兵庫県立舞子高等学校、石川高等学校、福島県立郡山萌世高等学校、福島県立須賀川桐陽高等学校)
《あの日を伝える。》

審査員が選ぶ特別賞も決定!

4名の審査員それぞれが気になった、心に残った、「何でも、アリ。」を感じた1名には「審査員特別賞」が授与されます。

審査員特別賞 

シシヤマザキ賞
■応募番号099 豊福橙子(千葉県立津田沼高校)
《想像してる》

女性の身体は、ありのまま振る舞っているつもりでも象徴的な印象を帯びてしまいがちだが、「夜に外で女子高生が踊っている」という様子でありつつも、何か思うことがあって形にしてみた、という個人の独立的な印象が伝わってくる。顔があまり見えずシルエットに近い状態であること、形式的な音楽が伴う種類の踊り方を選んでいるのに環境音のみであることなどがおそらく作用しているのだと思う。編集のカット割でリズムをつくっていたりと演出をいれつつも、素直さが映像にとどまっているのは非常にプレシャスな状態。

シシヤマザキ

柚木恵介賞
■応募番号125 工藤颯太(秋田大学教育文化学部附属特別支援学校)
《僕の夢はバスの運転手》

最初、本物のバスが駐車する様子をインターバル撮影しているのかなと思いましたが、よく見るとバスの模型を自分の理想通りに動かしているのだと分かりました。車両の出し入れにこだわりを感じて、本当にバスが好きでよく観察しているのだなということがよく伝わります。この「何でも、アリ。Creative Award」の根本の部分が垣間見えて好きです。

柚木恵介

山川冬樹賞
■応募番号087 ねっころわんころ食む☆(北海道大空高等学校、北海道網走南ケ丘高等学校)

《ママかマカロニかマカロニ化ママかロニ似カニカニか》

村上由鶴賞
■応募番号109 Jack(山陽学園高等学校)
《Relax》

たくさんの作品を見ていくなかで、イントロのビートから聴いてるこちらもRelaxすることができました。これはシンプルに全体的なクオリティが高いからだと思います。クオリティを担保することがオーディエンスが作品へ入りこむ入り口を作るのだと改めて実感した作品でした。これからもたくさん作ってください!

村上由鶴

協賛企業賞

JR東日本 秋田支社賞
■応募番号087 ねっころわんころ食む☆(北海道大空高等学校、北海道網走南ケ丘高等学校)
《ママかマカロニかマカロニ化ママかロニ似カニカニか》

JA全農あきた賞
■応募番号061 suzu(東京都立総合芸術高等学校)
《Small King》

秋田魁新報社賞
■応募番号085 山田蓮人(秋田県立秋田高等学校)
《絵がいちまい、できたところで》


入賞者全員にJA全農あきたから秋田県の新銘柄米「サキホコレ」2合パックが贈られます。

全応募動画を公式WEBで公開中

「全国高校生 何でも、アリ。Creative Award」公式ウェブサイトでは、全応募動画を公開中です。
高校生のやらずにはいられないという熱い思いとともに、「何でも、アリ。」へ向けて取り組んできた3分間の表現活動を、ぜひご覧ください。

Information

全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 2025

※2025年度の本事業は終了いたしました。

■対象:高等学校に所属している生徒
全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 公式ウェブサイト

■審査員:柚木恵介、山川冬樹、村上由鶴、シシヤマザキ、高校生と一緒に地域盛り上げ隊、高校生のごはん応援隊、#さきがけきっかけ情報基地

■主催:秋田公立美術大学
■企画・運営:NPO法人アーツセンターあきた
■後援:文部科学省、秋田県、秋田県教育委員会、秋田市、秋田市教育委員会
■協賛:JR東日本秋田支社、JA全農あきた、秋田魁新報社、TDK歴史みらい館
■問い合せ先:全国高校生何でも、アリ。Creative Award 2025 運営事務局
(NPO法人アーツセンターあきた 担当:小野、早坂)
[TEL]018-888-8137
[E-mail]info@u18cc.jp

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