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まちの風景がちょっと変わる ガスタンク デザインプロジェクト

街並みにドドンと映える、巨大な球体。ガスタンクをキャンバスに見立てたデザインがこのほど採用され、街並みに姿を現しました。

地域の企業と秋田公立美術大学の学生をつなぐ取り組みを行うアーツセンターあきたはこのほど、東部瓦斯株式会社と学生をつなぎ、巨大なガスタンクをキャンバスにして秋田の魅力をPRするデザイン提案を行いました。

まちの風景が変わる 学生によるデザインプロジェクト

アートやデザインの力で地域の課題解決にアプローチする試みは、この夏、東部瓦斯株式会社より依頼をいただいたことをきっかけに始動。
社屋を活用して観光客や帰省客に秋田の魅力をPRしようと、巨大なガスタンクをキャンバスにしたデザインプロジェクトを実施しました。

ガスタンクのデザインは今回が3代目。過去2代は、秋田市の代表的な風物である竿燈が描かれました。
秋田公立美術大学の学生からガスタンクに塗装するデザインの提案を募り、審査を経て1つのデザイン図案が採用されました。

8月下旬に施工され、お目見えしたのが、愛らしい秋田犬の姿と竿燈まつりの様子です。

「地元の竿燈まつりと、いま話題となっている秋田犬を掲載し、より一層、秋田のPRをしたいと考えました。凛々しい秋田犬もいいのですが、可愛らしい子犬も親しみがあるのではと考え、作品を選定させていただきました」とのこと。
迫力あるガスタンクの風景に、可愛らしさが加わりました。

秋田市の楢山地区を通りかかったら、ぜひ眺めてみてください。

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

高橋ともみ

秋田県生まれ。博物館・新聞社・制作会社等に勤務後、フリーランス。取材・編集・執筆をしながら秋田でのんびり暮らす。2016年秋田県立美術館学芸員、2018年からアーツセンターあきたで秋田公立美術大学関連の展覧会企画、編集・広報を担当。ももさだ界隈で引き取った猫と暮らしています。

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