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秋美初の試み!学生の作品を展示販売
「AKIBI ARTs MARKET」

2019.03.09

秋田公立美術大学の学生・研究生が展覧会形式で作品を展示販売する「AKIBI ARTs MARKET(アキビ・アーツマーケット)」が、フォンテAKITA6階の美大サテライトセンターで始まりました。作品の売上金は作家へと支払われ、今後の活動資金となります。会期は3月8〜10日の3日間。

秋美のアートがやってきた! アキビ・アーツマーケット

秋田公立美術大学の学生・研究生が展覧会形式で作品を展示販売する「AKIBI ARTs MARKET」が3月8日(金)、美大サテライトセンターで始まりました。東京都内ではアートフェア東京(東京国際フォーラム)、3331アートフェア(3331アーツ千代田)などが賑わいを見せるこの時期、秋田公立美術大学とNPO法人アーツセンターあきた主催による初めての試み。会場には学生自らが値札を付けた作品約160点が並んでいます。

入り口で出迎えるのが、現在、アートフェア東京に出展中の五月女かおる(ビジュアルアーツ専攻4年)≪the dog series≫のひとつ。金網にポリエステル樹脂をかけて輪郭を浮かび上がらせた作品は、まるで思い出せない記憶のように溶けて足元に堆積しつつ、かろうじて形状をとどめています。

輪郭になれなかった樹脂は形をなさずに足もとに堆積する。思い出せない記憶が蓄積されていくように

≪the dog series≫では、ポーズの違う3作品を出品。木材に水性塗料で水面を描いた≪the POOL≫のシリーズは、目の錯覚を誘う

一方、≪the POOL≫は、多角的な視点とパースで形作られた青色の変形タブロー。泳げずにただ眺めるだけだったというプールをモチーフに、視点によって変わる水面の角度や、額縁のような白いプールサイドなどが視覚的に魅了します。

同じくアートフェア東京に出展中の小山内毬絵(アーツ&ルーツ専攻4年)は、油彩やアクリル、ミクストメディアの風景画を出品。記憶を頼りに描いた架空の木、秋田の森、広場を歩く人などの情景が目を引きます。

柳田国男『秋田の民俗』掲載の写真をもとに描いた≪人々(秋田の民俗より)≫

研究生の大平真子は、描いた絵画を下地として、その上にグラデーションが美しい無数のモチーフを描くのが特徴。円を描くような筆跡が見える鮮やかな色彩のパターンの繰り返しが、不思議な空間を作り出しています。

≪フロム ザ マウンテン≫は小さな階段の絵画

≪イン ザ ナイト≫(=左)、≪バイ ザ ライト≫(=右)は、夜景の光を単純化した白と藍色の作品