今年も暑い夏がやって来る! 高校生クリエイティブキャンプ2019
秋田公立美術大学とNPO法人アーツセンターあきたは、日本全国の高校生を対象に、この夏、秋田をフィールドに実施する「超おもしろい合宿」企画を公募する「高校生クリエイティブキャンプ2019」を開催します。
昨年に続き、開催2回目となる本企画。秋田のまちを楽しみ、秋田の地域・文化資源を活用する高校生によるユニークな合宿プランを日本全国から募集します。書類審査で選出された3団体には、合宿に要する経費として20万円を支援。7月1日~8月18日の期間中に、提案にもとづく合宿を秋田で開催し、その内容や成果を芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)、高橋大輔(探検家)、高嶺格(美術家/秋田公立美術大学教授)、山城大督(美術家/映像作家)で構成される審査員が審査してグランプリ1団体を決定します。グランプリに選ばれた団体には、賞金30万円と山城氏によるオリジナル・トロフィーを謹呈します。
高校生ならではの視点で秋田の地域・文化資源を活かし、合宿を通じて日頃の活動を深めること、そして何よりも彼らが秋田を楽しみ、同世代の若者を中心に秋田の魅力を伝えることで秋田の観光振興に寄与することを目指しています。

2018年は、フィールドワークをベースに複合的な表現を炸裂させたエクセラン高等学校(長野県松本市)の「七福神漬けNEO」がグランプリを受賞
高校生クリエティブキャンプ2019 事業概要
[対象]高等学校に所属する人で構成されたグループ
[スケジュール]
公募期間:4月~5月24日
書類審査:6月中旬
合宿期間:7月1日~8月18日(7月26日-27日に交流会・発表会を開催)
最終審査:9月中旬
[主 催]秋田公立美術大学/NPO法人アーツセンターあきた
[協 賛]東日本旅客鉄道株式会社 秋田支社
[後 援]文部科学省/秋田県/秋田県教育委員会/秋田市/秋田市教育委員会
高校生クリエイティブキャンプ2019公式ウェブサイト
http://u18cc.jp
高校生クリエイティブキャンプ2019 審査員
Profile
芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)
1951年、東京生まれ。生態学的地域計画の研究に従事したあと、1989 年、P3 art and environmentを設立。以後、現代美術、環境計画を中心に、数多くのプロジェクトを展開する。さいたまトリエンナーレ2016ディレクター。デザイン・クリエイティブセンター神戸センター長。秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科客員教授。

Profile
高橋大輔 (探検家)
1966年秋田市生まれ。「物語を旅する」をテーマに世界各地に伝わる神話、伝説などの伝承地にフィクションとノン・フィクションの接点を求めて旅を重ねる。2005年ナショナル ジオグラフィック協会(米国)から支援を受けた国際探検隊を率い、実在したロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。著書に『ロビンソン・クルーソーを探して』(新潮社)、『浦島太郎はどこへ行ったのか』(新潮社)など。
(c)竹井俊晴

Profile
高嶺格 (美術家/秋田公立美術大学教授)
1968年鹿児島県生まれ。1993年から4年間にわたって「ダムタイプ」のパフォーマーとして活動。身体障害者とのコミュニケーションと性を題材とした映像作品《木村さん》(1998)、自身の恋人との関係を起点に、在日韓国人をめぐる差別的な感情の問題にふれた《在日の恋人》(2003)など、現代社会に潜む諸問題をテーマとしたパフォーマンス、映像、インスタレーションなどの多様な表現を展開している。

審査員・ホストアーティスト
Profile
山城大督 (美術家/映像作家)
1983年大阪府生まれ。映像の時間概念を空間やプロジェクトへ応用し、その場でしか体験できない《時間》を作品として展開する。2006 年よりアーティスト・コレクティブ「Nadegata Instant Party」を結成し、市民参加型プロジェクトを全国各地の美術館、芸術祭で発表。インスタレーション作品《VIDERE DECK / イデア・デッキ》が第 18 回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品受賞。主な展覧会に森美術館「六本木クロッシング 2016展:僕の身体、あなたの声」。京都造形芸術大学客員教授。(Photo_Nobutada OMOTE)
