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秋田公立美術大学10周年記念アニメーション映像祭「Now Playing」開催!

秋田公立美術大学の開学10周年記念展に連動して、秋田公立美術大学サテライトセンターとBIYONG POINTにて7月6日から秋田公立美術大学10周年記念アニメーション映像祭「Now Playing」を開催します。学生や卒業生の短編アニメーション作品に加え、学生アニメーションの祭典「インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル」のセレクションプログラムや招待作家作品、小学生対象のワークショップから生まれたクレイアニメなどを上映します。

アニメーションが描く「現在」と「未来」

秋田におけるアニメーション技術の向上と才能の発掘、雇用機会創出等を目的に2021年から開催してきた秋田公立美術大学アニメーション作品展「Now Playing」。これまでアニメーションや実写映像、イラストレーション等を制作の軸とする学生や卒業生の短編アニメーション作品や原画、設定画等を上映・展示してきました。存在することの曖昧さや日々の不安、不確かさ、あるいは何気ない営みを切り取った作品の数々は、学生たちのいまを問い、日常をあらためて見つめ直す試みでもありました。

2023年度は開学10周年記念展と同時開催の映像祭として改編。秋田公立美術大学サテライトセンター(フォンテAKITA6F)とギャラリーBIYONG POINT(CNA秋田ケーブルテレビ社屋内)の2会場にて、大学の枠組みを超えて地元企業と連携し、小学生から一般までひろげた「Now Playing」拡大版を開催します。

秋田公立美術大学の学生や卒業生のアニメーション作品を上映

学生アニメーションの可能性をひらく

本展では、映像デザイン基礎演習にて学生が制作したアニメーションの課題作品や、これまで学生がアニメーション技術を取り入れて制作した短編作品等を上映。また、全国の大学や専門学校等の教育機関で制作された学生作品を上映する映画祭「インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)」のセレクションプログラムに加え、本展にご賛同いただいた映像作家・水尻自子、新井風愉両氏の作品を特別上映します。
素材や手法を制限することなく、美術領域を幅広く横断しながら自分の表現を探求する学生たちのアニメーション作品の数々をお楽しみください。

水尻自子、新井風愉の作品を特別上映

招待作家は、身体の一部や身近な物体をモチーフに感触的なアニメーションを制作する水尻自子と、TVCF、Webムービー、MVなどさまざまなジャンルで活躍する新井風愉。本展にご賛同いただいた両氏の映像作品を秋田公立美術大学サテライトセンター(フォンテAKITA6F)にて特別上映します。

Profile

映像作家

水尻 自子 Yoriko Mizushiri

体の一部や身近な物体をモチーフに感触的なアニメーションを制作する。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞、ベルリン国際映画祭短編コンペティション出品、カンヌ国際映画祭上映など。 http://www.imoredy.com/

Profile

映像作家

新井 風愉 Fuyu Arai

映像制作会社ロボットにてディレクターとして活動後、2016年よりフリー。TVCF、Webムービー、MVなどさまざまなジャンルで活動中。文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞、ONE SHOWシルバー受賞、アヌシー国際アニメーションフェスティバル広告部門クリスタルなど。 http://www.araifuyu.com

小学生のワークショップ作品がアニメーションに

本展では展覧会に先駆けて、小学生対象のアニメーションワークショップを6月24日と25日の2日間、計4回開催しました。株式会社ゼロニウムの伊藤茂之氏、黒川匡子氏を講師に、アニメーションの由来やストップモーションについてなどのレクチャーの後、A→Bの「変化」をキーワードにひとりひとりが構想。粘土を材料にしてかたちを動かし、一コマごとに撮影していくクレイアニメの手法を用いて、学生と共に制作しました。その成果はゼロニウムの手でアニメーション作品となり、秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT(CNA秋田ケーブルテレビ社屋内)にて上映予定です。

展覧会に先駆けて実施した小学生対象のアニメーションワークショップ

子どもたちの手から生み出されたかたちが、どんなものに変化していくのか。どのように命が吹き込まれていくのか。学生や卒業生のアニメーション作品の数々と共に、ワークショップ作品もどうぞお楽しみください。

Profile

株式会社ゼロニウム ZERONIUM

2004年、ソニーにてプレイステーション向けの3DCG作成などを担当した代表の伊藤茂之と建築設計に携わった黒川匡子の2名によりCGクリエイターユニット「ゼロニウム・グラフィックス」として秋田市で活動を開始。2007年に「株式会社ゼロニウム」に組織変更し現在に至る。制作領域は、XRコンテンツ(VR、AR、MR)、メタバース、3DCGアニメーション、ゲーム向けCG、メディアアート、プロジェクションマッピング等多岐にわたる。また、創業時より小中高、大学等でCG制作指導等の教育活動を実施しており、社会貢献と後進の育成も積極的に行っている。

https://www.zeronium.com/

Information

秋田公立美術大学10周年記念アニメーション映像祭「Now Playing」

「Now Playing」(PDF)
「Now Playing」会場MAP(PDF)

●会期:2023年7月6日(木)〜8月7日(月) ※会期中無休
●会場:
秋田公立美術大学サテライトセンター(秋田市中通2-8-1フォンテAKITA6F) 開館時間:10:00〜18:50
秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT(秋田市八橋南1-1-3 CNA秋田ケーブルテレビ社屋内) 開館時間:9:00〜17:30
●入場:無料
●主催:秋田公立美術大学、NPO法人アーツセンターあきた
●企画制作:NPO法人アーツセンターあきた
●協賛:TDK歴史みらい館、CNA秋田ケーブルテレビ
●協力:TDK歴史みらい館、CNA秋田ケーブルテレビ、インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル実行委員会、株式会社ゼロニウム
●助成:公益財団法人野村財団
●後援:秋田市、秋田市教育委員会、秋田魁新報社、朝日新聞秋田総局、毎日新聞秋田支局、読売新聞秋田支局、秋田経済新聞、NHK秋田放送局、ABS秋田放送、AKT秋田テレビ、AAB秋田朝日放送

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

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