arts center akita

【美大を解く】地域にある美大として― その意義を探るシンポジウムを開催

地域に美大があることの意義を問うシンポジウム「ローカルに美大があるということ」。芸術文化観光専門職大学の平田オリザ学長、東北芸術工科大学の中山ダイスケ学長を招き、ディスカッションします。

アーツセンターあきた

2013 年の開学から 10 年。秋田公立美術大学は、自然や伝統文化に恵まれた秋田というローカルの文化的資源を活かしながら、領域横断や複合芸術を掲げ、新しい芸術領域の創造に挑戦をつづけています。

秋田をはじめとする地方都市(ローカル)に美大があるということ、また地域(ローカル)に美大があるということ。 それは、地域社会に何をもたらすのでしょうか。そして、ローカルにある美大で学び、研究する学生や教員・助手らは、ローカルから何を享受するのでしょうか。 本シンポジウムでは、兵庫県豊岡市にある芸術文化観光専門職大学の学長を務める平田オリザ氏と、山形県山形市の東北芸術工科大学で学長を務める中山ダイスケ氏をゲストに迎え、各地の事例紹介とディスカッションを通じて、ローカルに美大があるということの意義を探ります。
 
芸術文化観光専門職大学
芸術文化と観光の2つの視点で地域社会に貢献する人材を育成する専門職大学として、2021年4月に兵庫県豊岡市に開校。
https://www.at-hyogo.jp/


▪ 東北芸術工科大学
1992年に開学し、山形県と山形市が設置費用を負担、学校法人東北芸術工科大学が運営する公設民営の私立大学。デザイン工学部と芸術学部を擁する他、デザインによる産学振興を支援する共創デザイン室、東北に遺る文化財を保存・継承・発信する文化財保存修復研究センターなどを通じ、研究と地域貢献活動に積極的に取組んでいる。
https://www.tuad.ac.jp/

ご参加希望の方は、以下のリンクからお申し込みください。

タイムテーブル

13:00      開場・受付開始
13:30-13:35  開会挨拶・登壇者紹介
13:35-13:55  事例紹介① 芸術文化観光専門職大学
13:55-14:15  事例紹介② 東北芸術工科大学
14:15-14:45  ディスカッション
14:45-14:55  質疑応答
14:55-15:00  閉会

登壇者プロフィール

芸術文化観光専門職大学 学長

平田 オリザ

劇作家・演出家・劇団青年団主宰。
こまばアゴラ劇場、江原河畔劇場芸術総監督。
2000年より桜美林大学文学部総合文化学科助教授、2006年より大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授、2013年より東京藝術大学COI特任教授などを歴任。
1995 年『東京ノート』で第39 回岸田國士戯曲賞受賞。2006 年モンブラン国際文化賞受賞。2011 年フランス文化通信省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。2019 年『日本文学盛衰史』で第22 回鶴屋南北戯曲賞受賞。著書『わかりあえないことから』『演劇入門』『演技と演出』『下り坂をそろそろと下る』(以上、講談社現代新書)『芸術立国論』(集英社新書)『ともに生きるための演劇』(NHK出版)『名著入門 日本近代文学50選』(朝日新書)『新しい広場をつくる』(岩波書店)など。
(写真:aoki)

東北芸術工科大学 学長

中山 ダイスケ

1968年香川県生まれ。現代美術家、アートディレクター、(株)daicon代表取締役。アート分野ではコミュニケーションを主題に多様なインスタレーション作品を発表。1997年よりロックフェラー財団、文化庁などの奨学生として6年間、ニューヨークを拠点に活動。第一回岡本太郎記念現代芸術大賞準大賞など受賞多数。1998年台北、2000年光州、リヨンビエンナーレの日本代表に選出。デザイン分野では、舞台美術、ファッションショー、店舗や空間、商品や地域のプロジェクトデザイン、コンセプト提案などを手がけ、近年では築地本願寺、平田牧場のクリエイティブディレククターを務めるなど、全国各地のデザインに関わる。2007年より東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科教授、デザイン工学部長を経て、2018 年より学長。
(写真:Strobelight 渡辺然)

モデレーター/秋田公立美術大学 ビジュアルアーツ専攻教授

岩井 成昭

1989年東京藝術大学修士課程修了。国内外の特定地域における環境やコミュニティーの調査をもとに多様なメディアで作品を制作し、国際展やAIRを中心に発表。1990年代から多文化状況をテーマに、欧州、豪州、東南アジアにおける調査を進める。2010年より「イミグレーションミュージアム・東京」を主宰。秋田に拠点を置き、秋田公立美術大学大学院の新設に参与したほか「創造的辺境」を標榜するなど様々な活動を進めている。

秋田公立美術大学開学10周年記念展「美大10年」

▪会期:2023年7月6日(木)~8月7日(月)
▪開場時間:
月~金 12:00~20:00
土・日・祝 10:00~20:00
※8月4日(金)は10:00~20:00、8月7日(月)は10:00~19:00
▪休館日:火曜日(休日の場合は翌日)
▪会場:秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町3-16)
▪入場無料
▪展覧会構成チームメンバー:
キュレーション 岩井成昭/小杉栄次郎/瀬沼健太郎
会場構成 小杉栄次郎
映像コンテンツ 萩原健一
関連イベント 瀬沼健太郎
会場デザイン 石川昌+コミュニケーションデザイン専攻学生チーム
制作:P3 art and environment
▪主催:公立大学法人秋田公立美術大学
▪後援:秋田市、秋田魁新報社、NHK秋田放送局、ABS秋田放送、AKT秋田テレビ、AAB秋田朝日放送、CNA秋田ケーブルテレビ、あきびネット
https://chronicle.akibi.ac.jp/

Information

シンポジウム「ローカルに美大があるということ」

▪日時:2023年7月9日(日)13:30~15:00
▪集合場所:秋田市文化創造館1Fコミュニティスペース(秋田市千秋明徳町3-16)
▪定員:50名(要事前予約)
▪主催:秋田公立美術大学
▪企画制作:NPO法人アーツセンターあきた

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