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秋田公立美大卒業生のNFTアートを秋田市ふるさと納税返礼品に

NPO 法人アーツセンターあきたは、秋田公立美術大学と連携し秋田公立美術大学卒業生2名の NFT アートを、秋田市ふるさと納税返礼品として12月17日より提供を開始します。

NPO 法人アーツセンターあきたは、秋田公立美術大学と連携し、KDDI 株式会社、KDDIアジャイル開発センター株式会社の協力を得て秋田公立美術大学卒業生 2 名の NFT アートを、秋田市ふるさと納税返礼品として12月17日(火)より提供開始します。

NFTアートとは、NFT(非代替性トークン)と紐づけられたデジタルアートのこと。これまでデジタルアート作品は容易に複製・改竄が可能でしたが、ブロックチェーンを活用した NFT の技術を用い、絵画等と同様に、デジタルアートも唯一無二な作品として証明することが可能となりました。

真坂歩と菅原果歩の2人が出品

今般出品するのは、真坂歩(2018 年卒業)と菅原果歩(2023 年卒業)の 2 人。
真坂は在学中より自らの名前を冠した土人形「真坂人形」の制作をはじめ、伝統技法を主体としながら、真坂独自の遊びやゆるさによる世界観に魅了されるファンが増え続けています。菅原は、中学生の頃から興味を持ち始めた野鳥を対象に、長期にわたってフィールドワークや撮影を行い、写真を主なメディアとして作品を制作しています。真坂は、《なまはげ》をモチーフとした真坂人形の 3D データを、菅原は秋田で撮影した写真作品のデジタルデータを NFT 化し、ふるさと納税返礼品として提供します。また、デジタルとリアルの双方向で作品体験の充実を図る試みとして、私的利用の範囲において作品の複製を可能とし、真坂作品については 3D プリンターで出力してフィギュアにしたり、菅原作品は印刷・額装するなど、購入者が各々にカスタマイズして作品を楽しむことを後押しします。なお、返礼品として提供する2名の作品は、KDDI株式会社が提供するWeb3サービスプラットフォーム「αU」を通じてお楽しみいただけます。

【出品作品イメージ】精巧精緻?愛嬌満載!真坂人形「なまはげ(赤)」3Dモデル(データ制作協力:高橋卓久真/秋田公立美術大学助教)
真坂人形師

真坂歩 Ayumu Masaka

1994年秋田県出身。2018年秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻卒業。大学在学中より真坂人形の製作を始める。
・真坂人形 https://masakasyouten.jimdofree.com/
・真坂人形Instagram https://www.instagram.com/masaka_ningyo/

【出品作品イメージ】「Field Notes – 02」

菅原果歩 Kaho Sugawara

2000 年秋田県出身。2023年秋田公立美術大学アーツ & ルーツ専攻卒業。東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻在籍。自身にルーツと繋がりを持つ「鳥類」を対象としたリサーチ・フィールド・制作をおこない、自らの足で森や山の中へ分け入ることで、鳥類を取り巻く環境や記憶について思考している。

菅原果歩Instagram
https://www.instagram.com/kahon_335/

なぜ今NFTアートか?

秋田公立美術大学は、「新たな芸術領域の創造」を基本理念に、昨年開学 10 周年を迎えました。
10 年の間に、新たな芸術領域の萌芽を感じさせる学生・卒業生による作品が生まれ始めており、それら作品の価値の保存や継承といったアーカイブの観点から NFT の可能性に注目し、これまでにも複数回の勉強会を学内において開催してきました。本事業を契機に、NFTを用いた事業に着手するとともに、アート作品の価値の変化や保存と継承、新しい芸術表現の探求とその価値の定着までを長期的に考えるプロジェクトに取組む構想です。

秋田市ふるさと納税のご利用は、各社ふるさと納税サイトからお願いいたします。
また、秋田市ふるさと納税の詳細は、秋田市ウェブサイトをご確認ください。

Information

秋田公立美大卒業生NFTアート作品の秋田市ふるさと納税返礼品提供事業

秋田公立美術大学卒業生によるNFTアートを、秋田市ふるさと納税返礼品として提供します。

■返礼品提供事業者: NPO法人アーツセンターあきた
■出品作家:真坂歩、菅原果歩
■協力:KDDI株式会社、KDDIアジャイル開発センター株式会社
※本事業においては、Web3サービスプラットフォーム「αU」を利用いたします。

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

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