+はじまりは、2019年2月。
雫石のスキー場のリフトの上で、ユニット「足し算」を結成した岩崎一耕と伊藤達也。
秋田公立美術大学に入学して最初の春休み。長い春休み、この長い時間を使って、何か美大生らしいことをしたいと思った2人が動き出しました。
何かをしたいという情熱に突き動かされ、美術作家で秋田公立美術大学教授、藤浩志の研究室を訪問。そして足し算の活動が加速します。
+足し算の活動記録
・3月1日 秋田公立美術大学サテライトセンターを訪問
藤先生から「秋田公立美術大学サテライトセンターに行ってみるといいよ」とのアドバイスをもらい、早速訪問。サテライトセンターが入居する秋田駅前の商業ビルの買い物客を対象に、犬と猫に関するアンケートをとることができないかと相談したところ、企画書の提出を求められる。
・3月7日 企画書を秋田公立美術大学サテライトセンターに提出
・3月12日 商業ビル内でのアンケート実施が不許可に…
・3月15日 秋田公立美術大学サテライトセンターで作戦会議
秋田公立美術大学サテライトセンターのスタッフと、今後の進め方について話し合い。サテライトセンターの一角をつかってアンケートを実施する方向性が見えてくる。
・3月22日 秋田公立美術大学サテライトセンターにて活動開始
・3月28日 秋田公立美術大学サテライトセンターでの活動2日目
・3月29日 秋田公立美術大学サテライトセンターでの活動3日目
NPO法人アーツセンターあきたのFacebookに活動が紹介される。
アーツセンターあきた Facebook
・4月4日 秋田公立美術大学新入生にアンケートの協力を依頼
約100人の新入生を前に企画意図を説明。大人数を前に、緊張する。
・4月23日 秋田公立美術大学附属高等学院にアンケートボックスを設置
2019リサイクルアート展への出品(審査員特別賞受賞)や、栗田特別支援学校での活動を経て、展示企画の準備が本格化。
・10月上旬 大学内で制作の追い込み
・10月23日 「犬猫展」が秋田公立美術大学サテライトセンターでオープン
+300人が描く、300匹の犬と300匹の猫
3月からはじめた、足し算アンケート。
犬と猫のイラストを、それぞれ1点ずつ5分以内で描き、さらには「あなたは犬派?猫派?」、「好きな色は?」、「好きな数字は?」という3つの質問に答えるもの。
秋田公立美術大学サテライトセンターを手始めに、秋田公立美術大学の新入生、栗田支援学校、秋田公立大学附属高等学院、その他個人の方々300人以上からアンケートに協力をいただいたそう。
さて、集まった300匹の犬と猫。そして、300人の好きな色と数字の情報。
足し算の2人は、それらをどう作品化し、展覧会に構成したのか。
実際に会場に足を運んで、お楽しみください。
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Information
足し算「犬猫展」
会期:2019年10月23日(水)~10月27日(日)10:00~18:00
会場:秋田公立美術大学サテライトセンター
(秋田市中通2-8-1 フォンテAKITA 6階)