秋田市文化創造交流館(仮称)が2020年秋にオープンするのに先駆けて、秋田市内のさまざまな場所でプレ事業「乾杯ノ練習2019」を展開していきます。「未来の生活を考えるスクール」もその一つ。既存の分野を超えて活動する人や新しい分野を創っている人たちをお招きし、トークや上映会などを実施します。地域の歴史や今日を知り、新しい知識や視点を得ることで、みんなで今よりちょっと先の生活(=未来の生活)について考えてみましょう。
「未来の生活を考えるスクール」第1回目のゲストは医師の稲葉俊郎さん。「医療」と「芸術」という一見無関係に思える領域が「いのち」を軸につながっていて、むしろ深く関係しているという内容でした(というのはかなり大ざっぱな要約です。ご興味をもった方は、ぜひ稲葉さんの著書を読んでみてください)。
※秋田市文化創造交流館(仮称)プレ事業「乾杯ノ練習2019」
秋田市文化創造交流館(仮称)のオープンに先駆け、新しい知識や視点に出会い学び合うためのイベントや、創造力の発揮をサポートするプロジェクトなどを、秋田市内のさまざまな場所で展開していきます。「乾杯の練習」とは、宴会の席で乾杯の準備が整う前に、練習とかこつけて先に始めてしまうこと。秋田市文化創造交流館(仮称)の開館前に、ちょっとだけ先に始めてしまいましょう。
第2回は「食」がテーマ
第2回は「食」がテーマです。食べることは生きるために必要な行為であると同時に、人間の生活にさまざまな影響をもたらします。美味しいものを食べるのは喜びの時間でもあります。また、同じ釜の飯を食べた仲、という言葉もあるように食事は、人と人との関係を築く上でも重要な役割を果たしています。
一方で現代は、我々が何を食べているのか、が本当にはわからない時代だとも言えるでしょう。例えば、誰がどんなふうにつくった野菜なのか、どこから来たものなのか。人はどんなものを食べてきたのか。私たちの体はどんなものによってつくられているのか。
映画『よみがえりのレシピ』を見て、食べもののことをもう一度考え直してみましょう。
映画『よみがえりのレシピ』
世代を超えて地域に受け継がれてきた在来作物は、品種改良された作物より収穫量が少なく病気に弱いために、市場にはあまり出回りません。
そんな時代に、独自の料理法で在来作物の存在に光を当てた“山形イタリアン”「アル・ケッチャーノ」の奥田政行シェフ、在来作物が地域再生の起爆剤になると確信している、焼き畑農法研究が専門の江頭宏昌先生、そして、手間を惜しまず種を守り続ける山形の農家の人たち。
彼らの活動を記録した映画『よみがえりのレシピ』を見て渡辺智史監督からお話を聞くことで、食を通じた地域の未来について思いを巡らせてみましょう。
▼ 映画『よみがえりのレシピ』
出演:江頭宏昌、奥田政行、在来作物を守り継ぐ人々
プロデューサー:高橋卓也
監督・編集:渡辺智史
製作・配給:映画「よみがえりのレシピ」製作委員会
2011年/日本/HD/95分
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=nAp2kLdBY1k
ウェブサイト:http://y-recipe.net/
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Information
未来の生活を考えるスクール 第2回
食べもののことを知る
― 映画『よみがえりのレシピ』+渡辺智史監督トークイベント―
■日時:2019年11月15日(金)19:00~21:00(開場 18:30)
■会場:ルミエール秋田 シアター2
(秋田市東通仲町4-1 秋田拠点センター アルヴェ2F)
■ 定員:100名(申込制)
■ 入場料:無料
■ 申込方法:
電話またはメールにて「アーツセンターあきた」まで下記の項目をお知らせください。定員に達した場合予約を締め切ることがあります。
①(代表者)氏名・ふりがな
②タイトル(食べもののことを知る 映画「よみがえりのレシピ」+トーク)
※メールでの申し込まれる際は、件名にご希望の回のタイトルをご記入ください。
③参加人数
④電話番号
⑤メールアドレス(お持ちの方)
■ 申込先・お問い合わせ:
NPO法人アーツセンターあきた
TEL 018-888-8137
E-mail info@artscenter-akita.jp