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里親等委託率全国最下位の秋田県 秋田公立美大の学生によるポスター展がオープン

秋田公立美術大学と秋田赤十字乳児院は10月1日から、里親制度啓発のためのポスター展を開催します。里親等委託率全国最下位の秋田県において、その現状と課題に向き合う企画です。

里親制度普及啓発のためのポスター制作とポスター展

秋田公立美術大学(理事長:霜鳥秋則)は、秋田赤十字乳児院(院長:保坂美貴子)に協力し、里親制度普及啓発のためのポスターを制作しました。10月1日より美大サテライトセンター(秋田市中通)において展示し、「里親月間」(10月1日~31日)期間中の里親等委託推進の広報啓発に協力します。

秋田県は里親等委託率が8.5%と全国最下位を記録しています(平成29年12月厚生労働省発表資料)。この度秋田赤十字乳児院より依頼を受け、「里親月間」のキャンペーンで使用する里親制度普及啓発のためのポスター制作に本学のコミュニケーションデザイン専攻3年生31名が協力しました。

学生は7月に秋田赤十字乳児院を訪問し、里親支援専門相談員から乳児院の現状や里親制度について話を伺う機会を得て、その学びを踏まえてポスター等のデザインを考案しました。乳児院関係者による審査の結果採用された1作品は、秋田県内でのキャンペーン事業で使用される予定です。
また、採用作品を含む全31作品を10月1日より美大サテライトセンターに展示し、ご来場の方々に里親制度について知っていただく機会を設けます。

里親制度普及啓発ポスター展

期間:2018年10月1日(月)~10月19日(金)10:00~18:50
会場:美大サテライトセンター「情報発信コーナー」(秋田市中通2-8-1 フォンテAKITA6階)

(2018.9.20プレスリリース)

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

高橋ともみ

秋田県生まれ。博物館・新聞社・制作会社等に勤務後、フリーランス。取材・編集・執筆をしながら秋田でのんびり暮らす。2016年秋田県立美術館学芸員、2018年からアーツセンターあきたで秋田公立美術大学関連の展覧会企画、編集・広報を担当。ももさだ界隈で引き取った猫と暮らしています。

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