新屋表町通りに面する伝統的な新屋町家の風情を残す旧渡邉幸四郎邸。1890(明治23)年から1963(昭和38)年まで勝平酒造として利用され、2012年(平成24)年度から所有者(当時)のご厚意により、秋田公立美術工芸短期大学(2023年度からは秋田公立美術大学)の学生や地域住民によるイベント会場として開放されてきました。管理にあたっていたNPO法人新屋参画屋の解散に伴い、2024年度には秋田公立美術大学が物件を取得しました。
今秋から、その運営をアーツセンターあきたが担い、秋田公立美大の学生・教員らの制作や発表、地域との交流の拠点として活用していく計画です。2025年度中は、環境整備と美大関係者を中心とした試験的な利用を進めます。




Information
旧渡邉幸四郎邸(きゅうわたなべこうしろうてい)
妻入、深い軒、何重にも重ねられた化粧束、通り土間などを特徴とする典型的な新屋町家。2024年度に秋田公立美術大学が取得。今後、学生・教員らの制作や発表、地域との交流の拠点としての活用を計画している。
●所在地:秋田市新屋表町5-10
●土 地:950.57㎡
●建 物:木造/亜鉛メッキ鋼板葺き/2階建て
延べ床面積543.52㎡(母屋隣の事務所含む)
●所有者:公立大学法人 秋田公立美術大学
●管理者:NPO法人アーツセンターあきた(2025年秋~)