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静物デッサンの基礎を学ぼう 高校生対象のデッサンスクール、開講。

静物デッサンの基礎を学ぶ高校生対象のデッサンスクールがこのほど、秋田公立美術大学サテライトセンターで開かれました。モチーフに集中して向き合った数時間は、高校生のデッサン力にどんな効果をもたらしたでしょうか。

高校生対象のデッサンスクール

秋田駅前にあるフォンテAKITA6階の秋田公立美術大学サテライトセンターでこのほど、高校生対象のデッサンスクールが開かれました。

2018年度のデッサンスクールは、10月21日(日)、10月28日(日)、12月2日(日)の全3回(各回申し込み)。秋田公立美術大学附属高等学院の教諭や秋田公立美術大学美術教育センター助手が講師を務め、各回異なるモチーフを用いて静物デッサンの基礎を学びます。

10月21日のデッサンスクールのモチーフは、ワイングラス、ストライプ柄の布、そしてかぼちゃ。この3つを用いてスクールが始まりました。

この日のモチーフは、ワイングラス、布、かぼちゃ。

3つの異なる素材の構造、質感、量感を描く

工業製品であるワイングラスの形、硬い質感、透明感。人工的なやわらかい布。そして、存在感のあるかぼちゃ。
与えられた3つのモチーフを自分で再構成して、目の前に配置していきます。素材の特徴をどう見せたいのか、それぞれがじっくりと向き合います。

モチーフの形を理解しつつ、質感や存在感を捉えて描き分けていきます。

デモンストレーターとして秋田公立美術大学2年の学生も参加。

モチーフを見つめ、白い画用紙に鉛筆を走らせる音。静かななかにも白と黒の素早い動きが、躍動感をもって繰り広げられていきます。

デッサン開始から約4時間。参加者それぞれに描き上げたデッサンを提出して、講評会です。

デッサンスクールは制限時間と講評会がある分、モチーフとじっくり向き合い、集中して鉛筆を走らせることになります。その緊張感は、デッサン力を鍛えるいい機会になることでしょう。

今後は10月28日(日)、12月2日(日)に開催されます。また違ったモチーフを用意してお待ちしています。

Information

高校生対象 デッサンスクール

■開講日:10月28日(日)、12月2日(日)
■講 師:10月28日 岸上恭史(秋田公立美術大学附属高等学院教諭)、12月2日 大関智子(秋田公立美術大学美術教育センター助手)
■持参道具:
・鉛筆(2H〜3B各数本程度)削った状態でご持参ください。
・消しゴム(固形、練り消し)
・カッターナイフ
・筆記用具(カルトンは貸出可能)
■受講料:各回3,000円
■定員:各回20人
■タイムスケジュール:
受付時間10:00〜10:30(デッサン開始10分前まで受付してください)
デッサン10:30〜15:30(休憩含む)
講評会 15:30〜16:30
■申し込み方法
氏名、住所、学校(学校名、学年、デッサン経験)、電話番号(本人連絡先、保護者連絡先、ある場合はFAX番号)、受講希望日程をご記入の上、NPO法人アーツセンターあきたFAX018-888-8147、あるいはinfo@artscenter-akita.jpにお申し込みください。

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

高橋ともみ

秋田県生まれ。博物館・新聞社・制作会社等に勤務後、フリーランス。取材・編集・執筆をしながら秋田でのんびり暮らす。2016年秋田県立美術館学芸員、2018年からアーツセンターあきたで秋田公立美術大学関連の展覧会企画、編集・広報を担当。ももさだ界隈で引き取った猫と暮らしています。

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