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旧県美が変わります。 プレ事業「乾杯ノ練習2019」ドキュメントブックを公開

2021年春、旧秋田県立美術館は、秋田市文化創造館として生まれ変わります。今年度から、開館に向けたプレ事業「乾杯ノ練習2019」を秋田市内の各所で展開。その記録をまとめたドキュメントブックが完成しました。

「文化創造プロジェクト」の拠点として生まれ変わる

2013年に閉館した旧秋田県立美術館。8年の歳月を経て、2021年春、秋田市文化創造館として生まれ変わります。

今年度から、開館に先駆けてトークイベントやまちあるきツアー、公募事業などをプレ事業「乾杯ノ練習2019」として展開。宴会の席で、練習にかこつけて先に始めてしまうように、開館前に、ちょっとお先に始めてしまいました。そんな練習の様子を、ドキュメントブックにまとめ、秋田市内各所を中心に配布を開始します。

文化創造館って、どんな場所?

「私たちも行っていいの?」
「何かおもしろいこと、あるのかな?」
「私たちの集まりや活動にも使えるの?」

そんな質問が寄せられることも少なくありません。
まだまだ全貌をお届けしきれていない秋田市文化創造館。

プレ事業では、開館後に館内や館を飛び出し、まちの中でおこるであろうさまざまなプロジェクトのデモンストレーションとして、トークイベントや上映会、まちを高校生や大学生と散策して見つめ直すツアーや、駅前の商業施設内の空きスペースをつかった公募事業を開催しました。ドキュメントブックの後半では、その一旦をエッセイやレポートの形で公開していますので、ぜひお手にとってご覧ください。

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ドキュメントブックは、秋田市役所ほか、秋田市内の公共施設等にて3月下旬より配布を開始します。

また、秋田市役所のウェブサイトでもPDF版をご覧いただけます。

Information

秋田市文化創造館ドキュメントブック

発行:秋田市
企画:NPO法人アーツセンターあきた
配布場所:秋田市役所ほか、市内各所の公共施設等

■ 秋田市文化創造館

2020年度、旧秋田県立美術館は秋田市文化創造館として生まれ変わり、未来に向けて新しい価値を生み出す「文化創造プロジェクト」の拠点として、出会い、つくり、はじめる場となります。市民一人ひとりの創造力を育むため、すべての人に場を開き、学びと出会いの機会、活動のための環境、情報発信等のサポートを提供します。また、専門家等と協働して実験的なテーマに取り組む事業を通し、新たな思考や創造のきっかけを生み出します。さらに、施設で生まれた活動やアイデアを積極的にまちに開き、秋田の魅力づくりに貢献します。
[ウェブサイト] https://www.2020akita.jp/
[Instagram]@2020akita
[Twitter]@2020akita

■ プレ事業「乾杯ノ練習2019」

秋田市文化創造館のオープンに先駆け、新しい知識や視点に出会い学び合うためのイベントや、創造力の発揮をサポートするプロジェクトなどを、秋田市内のさまざまな場所で展開。秋田市から委託をうけ、NPO法人アーツセンターあきたが企画・運営を担いました。

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた 事務局長

三富章恵

静岡県生まれ。名古屋大学大学院国際開発研究科修了。2006年より、独立行政法人国際交流基金に勤務し、東京およびマニラ(フィリピン)において青少年交流や芸術文化交流、日本語教育の普及事業等に従事。
東日本大震災で被災経験をもつ青少年や児童養護施設に暮らす高校生のリーダーシップ研修や奨学事業を行う一般財団法人教育支援グローバル基金での勤務を経て、2018年4月より現職。

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