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学生目線で秋田の課題を解決する! 「わげしゅう秋田会議」展、21日まで開催中!

秋田県内5大学の学生がなんとなく集まって始めた「わげしゅう秋田会議」。発足から10カ月、あっという間の日々の活動の記録と成果を秋田公立美術大学サテライトセンター(フォンテAKITA6階)にて公開中です!21日(土)まで。

2020年1月発足!「わげしゅう秋田会議」が秋田の課題を解決する!?

「人口減少率No.1、高齢化率No.1、自殺率No.1、
 問題先進国、秋田。
 あふれる課題の数、
 それに立ち向かう者はどれくらいいるだろうか。

 行動に移すのって難しい。
 ましてや学生が行動するのって難しい。
 でも難しいだけじゃ変わらない。
 行動しなけりゃ進まない。」

そんなあふれる思いから発足したのか、走り出してから考えたのか。とにかく2020年1月に秋田県内5大学の学生が「やばくね?秋田」と始めたのが学生団体「わげしゅう秋田会議」。「わげしゅう」とは秋田弁で若者たちのこと。サークルやバイトが終わった後、夜な夜な集まっては会議(?)を繰り広げてきた国際教養大学、秋田県立大学、秋田大学、ノースアジア大学、秋田公立美術大学の学生10人(当時)の活動がいま、大きな(小さな?)渦を巻き起こしています!
秋田公立美術大学サテライトセンター(フォンテAKITA6階)では、学生目線で考え行動してきた日々の活動と成果を公開中。彼らの紆余曲折そのままに、ギャラリーが迷路になりました!

「いつの間にか時間が経って
 いつの間にか意見がぶつかって
 それがいつの間にかまとまって
 行動、してみない?ってなって
 気づいたら、ユーチューブチャンネルを作ってた。

 形ありきで行動始まる
 午前零時からの学生会議、
 その名も『わげしゅう秋田会議』。」

東京、愛知、大阪、熊本、神奈川、そして秋田。たまたま秋田に移り住み、ばらばらな夢を持ち、それぞれの大学で活動する学生たちの行動のスタートはYouTubeでの動画配信でした。失敗を繰り返しながらもそこから市町村をめぐる旅が始まり、農業が始まり、農作物の販売が始まり、番組を作ったり・・・。やがてメンバーが去り、新たなメンバーが加わり、この10カ月の間にも「わげしゅう」の活動と夢はそれぞれに続いてきました。

「失敗を繰り返したら、
 いつかは変わっていくのかな。

 秋田のいわゆる”社会問題”ってやつに、
 私たちの目線で、私たちの速度で、私たちの足で、私たちの感覚で、
 立ち向かっていきます。」

そんな彼らの活動の歩みと成果、そしてみなぎるパワーを浴びにぜひ足をお運びください!11月21日(土)まで開催中!

▼Twitter:https://twitter.com/wageshuakitamtg
▼Instagram:https://t.co/lrtgMeLtAy?amp=1

撮影:伊藤達也(秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻3年)

Information

わげしゅう秋田会議展

■会 期:2020年11月3日(火・祝)〜11月21日(土)会期中無休
■会 場:秋田公立美術大学サテライトセンター(秋田市中通2-8-1 フォンテAKITA6F)
■入場料:無料
■主 催:わげしゅう秋田会議

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

高橋ともみ

秋田県生まれ。博物館・新聞社・制作会社等に勤務後、フリーランス。取材・編集・執筆をしながら秋田でのんびり暮らす。2016年秋田県立美術館学芸員、2018年からアーツセンターあきたで秋田公立美術大学関連の展覧会企画、編集・広報を担当。ももさだ界隈で引き取った猫と暮らしています。

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