【開催レポート】 みんなで乾杯の練習「デイ・ダンス・クリエイション」

秋田市文化創造館で実現してみたいアイデアを話し合う「みんなで乾杯の練習」。参加者のアイデアからうまれた企画を、文化創造館プレ事業として開催しています。
10月31日からスタートしたのはダンス・ワークショップ「デイ・ダンス・クリエイション」。
日常の生活の中のなにげない動きをダンスに取り入れ、オリジナル・ダンスを創ろう、というワークショップです。

この企画は、秋田市在住の社会人・信太亜華音（しだ・あかね）さんのアイデアから生まれました。
「秋田は、国内でも有数の民俗芸能の宝庫であり、ダンスも盛んです。そこで、ダンスや演劇で、秋田を盛り立てることができないか？ というのが、この企画の出発点です」とのこと。
信太さんも、今回のワークショップに参加していただきました。

11歳から74歳まで、かなり幅広い年代の人々が集い、どんなダンスが生まれるだろう…
講師は、ダンスサーカス集団「BAZAR」の主宰・安達香澄さんと、山村佑理さんのお二人。自己紹介代わりのミニ・パフォーマンスから、ワークショップは始まりました。

その後、5〜6人のグループに分かれ、自分の身体や感覚、他者との関わりに少しずつ意識を向け、コミュニケーションを深めていきます。

1時間も過ぎた頃には、自由に、活発な表情でみなさんが動いています。始まる前は「わたし最後までやれるかわからないなあ」とちょっぴり不安そうだった70代の女性も、とっても楽しそうに参加されています。
みなさんが動くことで風がうまれ、ぐるぐると部屋じゅうをめぐっていました。
その風は、明るくいきいきとしていました。

ワークショップの後半は、布を使っての動きに挑戦。
「かける」「なげる」「回す」「歩く」などの動きを、布を使って自由に表現していきます。

その後、布の色ごとに3グループに分かれて短いシーンを構成し、発表してみました。
言葉で書くとさらっとしてますけど…　つい1時間ほど前に初めて出会った人同士が、小品をつくって発表できるなんて！
これは、すごいことです。

「想定した以上にみなさんの動きがいい！」とうれしい驚きをお話しされていた安達さんと山村さん。
次回・12月のワークショップでは、さらに内容を深めていき、音楽ワークショップ「カンパイ！オルケスタ」のみなさんと合流します。年が明けてからも数回の練習会を重ね、3月21日の秋田市文化創造館のオープンの日にお披露目、という予定です。
これは素敵なパフォーマンスで文化創造館の幕開けができそう！と期待高まるワークショップになりました。
これからも、進捗レポートしていきたいと思います。
（コーディネーター：前田優子）