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愛された美術館の歴史と記憶。
そして、これから

2019.01.15

秋田市中心市街地の千秋公園入り口に位置する旧秋田県立美術館。2013年の閉館から5年経過した今も変わらぬ姿でお堀のそばにたたずむ旧県立美術館がいよいよ再生に向けて動き出しました。その利活用を話し合う旧県美再生!ワークショップ「せばなるあきた」の報告(1)です。

(仮称)秋田市文化創造交流館の利活用を話し合うワークショップを開催

2013に閉館した旧県立美術館は建物の存続が決まり、2020年秋をめどに「(仮称)秋田市文化創造交流館」として生まれ変わる予定です。

秋田公立美術大学とNPO法人アーツセンターあきたは秋田市の委託を受け、「(仮称)秋田市文化創造交流館」の運営管理計画策定を目的としたワークショップを2018年に開催。全4回のワークショップをもとにして今後、運営管理計画がつくられていきます。

2013年に閉館した旧秋田県立美術館

梅雨が明け、港まつりが終わった7月22日、ワークショップ「せばなるあきた」の第1 回目がにぎわい交流館AU で開かれました。参加したのは、20~70歳代の総勢約70名。市役所職員やスタッフも一緒になった会場で、旧県美をめぐる思いや願いがあふれ出る、活気あるスタートを切りました。

「せばなるあきた」でワクワクを考える

旧県美再生!ワークショップ「せばなるあきた」は
●旧県美を活用することで、実現したい、「ありたい」まちの未来を考える。
●それを実現するために、旧県美の「こんな場所になればいい」「こんなのがあればいい」を考える。
●ここにいる皆さんの関係性を深める。
●旧県美とその周辺がにぎわうワクワクを考える。
これらを目的に開催されました。

全4回のうち第1回目は
●旧県美とその周辺のこれまでとこれからを共有する。
●ここにいる皆さんの関係性が少し深まっている。
●2回目も来たい、誰か誘おう、懇親会にも出ようかな、と思っている。
がゴールです。

全4回のファシリテーターを務める篠原幸子さん(NPO法人 場とつながりラボhome's vi)=写真右

平元美沙緒さん(まちづくりファシリテーター)はグラフィックレコーディングを担当

ワークショップの流れと同時進行で模造紙にグラレコを繰り広げていきます

篠原幸子さん のファシリテーションに平元美沙緒さんのグラフィックレコーディングが伴奏するかたちで進行する「せばなるあきた」。ドリンクを飲んだり、チョコをつまんだりしながら和やかな雰囲気で始まりました。

第1回目は旧県立美術館にほど近い「エリアなかいち」のにぎわい交流館AUで開催

篠原さんのファシリテーションで、参加者同士がちょっと変わった自己紹介をしてウォーミングアップ

主役=ここにる皆さん

ワークショップははじめに、旧県美をめぐるこれまでのこと、これからのこと、まちづくりへの取り組み、来年度に改修工事が行われることなどを秋田市が説明。千秋公園をバックグラウンドとした芸術文化ゾーンを中心に、今後、継続的に芸術・文化に触れられるプロジェクトを進めていくことなどが報告されました。

「せばなるあきた」を運営するNPO法人アーツセンターあきたからは、ワークショップの成果を運営管理計画に反映させていくことなどワークショップの目的を説明。「目的」と「ゴール」を共有して、第1回目のワークショップがスタートしました!

参加者は誕生日の日付をもとに席替えをしつつウォーミングアップ。市役所職員やスタッフも含めた20~70歳代の参加者同士がそれぞれ、ワークショップに参加した理由や思いを話しました。