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今年もOPEN!秋美生の作品が買える 「AKIBI ARTs MARKET 2021」開催中!

秋美生の作品が買えちゃうマーケット「AKIBI ARTs MARKET 2021」が秋田公立美術大学サテライトセンター(フォンテAKITA6階)で始まりました!2月25日(木)〜28日(日)の4日間。どんな作品が並んでいるのかチェック!

「AKIBI ARTs MARKET 2021」始まりました!

秋田公立美術大学の学生が展覧会形式で作品を展示販売する「AKIBI ARTs MARKET(アキビ・アーツマーケット)」が3月25日(木)、フォンテAKITA6階の秋田公立美術大学サテライトセンターで始まりました!
秋美生の作品を鑑賞・購入・所有することを通して、アートやデザインをより身近に感じてもらうことを目的とした秋田公立美術大学の事業です。作品の売上金は作家へと支払われ、今後の活動資金となります。

3年目となる今年は、秋田公立美術大学卒業・修了展2021「へば、」とも連携。卒展会場で見た作品も並んでいますよ!

初日のオープンと同時に、秋美生を応援してくださるファンでにぎわう会場

「本」と対話することで、特別な一冊に変化する

佐藤美咲(ビジュアルアーツ専攻4年)の《私とお話ししましょう》は、卒展の出品作品(AKT秋田テレビ特別賞)です。「本が好き。といっても、かたちとしての本に惹かれています」という佐藤が、本とは何かを考えるようになり、ページをめくって文字を読むだけではなく「新しい関わり方ができたら素敵」と制作しました。

手にとって、ページをめくってみると・・・。次第に本との対話が始まります。ぜひ本とお話ししてみてくださいね!

佐藤美咲《私とお話ししましょう》。斜めの形がハラハラさせる本棚は、卒展出展作品の田中芳樹(ものづくりデザイン専攻4年)《KABUKI》(非売品)。卒展作品でコラボレーション!
本のテキストに対して書き込みながら、対話するように進んでいきます

音の出る/音の出せる作品

ステンレスの板が1枚、壁に掲げてありますが・・これは一体なんでしょうか。


これは今年の卒展にて、人(奏者)の重さ、動き、存在が音を変えていく《なぜなら、ここにいるからである》で学長賞を受賞した佐々木大空(ビジュアルアーツ専攻4年)の作品《フミナラス》。ステンレスをよく見ると、無数の釘を打つことでステンレスをたわませ、ペコペコと音が鳴る仕掛け。これを並べてみると・・

佐々木大空《フミナラス》

「《フミナラス》は、誰しもが持ちうる人間の質量が移動することによって音を発生させます。鑑賞の際はぜひ《フミナラス》の上で移動しながら音を踏み鳴らしてみてください」と佐々木。1月に開催された展覧会「SHOWREEL 境界を行き来するメディアアート」でも、子どもから大人までたくさんの人がペコペコやっていましたね。ついつい踏んで、足音を鳴らして楽しみたくなる作品です。

暮らしの中に、柔らかさと優しさを

器を出品する榊佳菜と鶴飼かおりのふたりは、ものづくりデザイン専攻4年。卒展では、会場でもある秋田県立美術館の「カフェ光風」のメニューとコラボしました。今回、榊は《koron》《Poteri》など日常使いの柔らかさ、優しさを鋳込みの技法で制作した器を。鶴飼は土の感触を生かした《星霜》(きらり早瀬眞理子奨励賞)や練習作品シリーズの皿を出品しています。心地のよい暮らしのための日常の器は人気が高く、残りわずかとなりました。

鶴飼かおりの器(陶器)は練習作品シリーズの中皿や卒展にも出品した《星霜》のシリーズなど
《koron》《Poteri》などその名もかわいらしい榊佳菜の器(陶器)と、おにぎりを描いたミクストメディア
佐々木祐佳(コミュニケーションデザイン専攻4年)は、卒展で発表した車のイラストレーションを出品。さっそく車好きの方々が購入されていました
松山さくら(アーツ&ルーツ専攻4年)は絵画作品を出品。あのうごめくような、たなびくような動きの線画は卒展会場でも見ましたね!
卒展では曖昧な言葉をビジュアル化した《モノマトペ》(秋田魁新報社特別賞)を出展した太田凪(コミュニケーションデザイン専攻4年)は、イラストレーション作品で参加。「ざらざらとした質感やレトロな雰囲気で懐かしさを出すことを大切にしています」と太田

今回ご紹介した作品のほかにも、多彩な作品が並ぶ「AKIBI ARTs MARKET 2021」。残りわずかとなった作品もありますので、ぜひお早めにのぞいてみてくださいね。秋美生の感覚、感性、そして未来を、間近に楽しんでいただけたらうれしいです。

各作家や作品については、Facebookのイベントページでチェック!
https://www.facebook.com/events/223627895880189/

Information

AKIBI ARTs MARKET 2021

チラシ(PDF)はこちらから
[期 間]2021年2月25日(木)~2月28日(日)
[時 間]10:00~18:00(初日は13:00から、最終日は17:00まで)
[会 場]秋田公立美術大学サテライトセンター
     (秋田市中通2-8-1フォンテAKITA6階)
[入 場]無料 ※作品購入は当日現金払いのみ
[主 催]秋田公立美術大学、NPO法人アーツセンターあきた
[出品者]太田凪(コミュニケーションデザイン専攻4年)、榊佳菜(ものづくりデザイン専攻4年)、佐々木大空(ビジュアルアーツ専攻4年)、佐々木祐佳(コミュニケーションデザイン専攻4年)佐藤美咲(ビジュアルアーツ専攻4年)、高尾保詩乃(ビジュアルアーツ専攻4年)、鶴飼かおり(ものづくりデザイン専攻4年)、松山さくら(アーツ&ルーツ専攻4年)、柳谷真央(コミュニケーションデザイン専攻4年)、奈良汐里(ものづくりデザイン専攻2年)、松森萌佳(ものづくりデザイン専攻2年)、髙橋葵(1年)
[お問い合わせ]TEL.018-893-6128(秋田公立美術大学サテライトセンター)
Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/223627895880189/

※今後の秋田市内における新型コロナウイルス感染症の発生状況によって、イベントの開催方法等を変更する場合があります。最新情報は、アーツセンターあきたウェブサイト等をご確認ください。

【新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止対策】
新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止のため、次の対策を行っています。
・来場の際にはマスク着用をお願いし、スタッフもマスクを着用します。
・会場にはアルコール消毒液を設置します。
・各種用具・設備は、除菌清掃を行います。

【参加を希望されるみなさまへのご協力のお願い】
・発熱等の風邪症状や息苦しさ、味覚・嗅覚の異常などを感じる場合は、参加を控えてください。また、当日受付での検温にご協力ください。
・参加にあたっては、その他必要な感染防止対策に努めてください。

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた チーフ

高橋ともみ

秋田県生まれ。博物館・新聞社・制作会社等に勤務後、フリーランス。取材・編集・執筆をしながら秋田でのんびり暮らす。2016年秋田県立美術館学芸員、2018年からアーツセンターあきたで秋田公立美術大学関連の展覧会企画、編集・広報を担当。ももさだ界隈で引き取った猫と暮らしています。

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