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全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 2021 高校生の活動動画募集が始まります

全国の高校生を対象に、日ごろの活動動画を公募する「全国高校生何でも、アリ。Creative Award 2021」の募集期間が間もなく始まります! 今年度審査を務める4人+2企業からのメッセージを紹介!

全国の高校生の皆さん!
活動動画の募集が、いよいよ始まります!

全国の高校生を対象に、実験、空想、発明、創作など高校生がいま夢中になっている活動をまとめた動画を公募する「全国高校生何でも、アリ。Creative Award 2021」。いよいよ、募集期間が始まります! ▼http://u18cc.jp/

秋田公立美術大学は2018年度から「高校生クリエイティブキャンプ」を主催し、全国の高校生の主体的な活動を支援してきました。
4回目となる今年は、「全国高校生何でも、アリ。Creative Award 2021」と名称を変更。部活でも、遊びでも、研究でも、趣味でも。高校生が日ごろ夢中になって取り組んでいる活動や、この公募をきっかけに取り組みはじめた活動などを3分以内の動画にまとめてご応募ください。
昨年の審査結果や応募動画はこちら

審査員は、いま注目の芸人ZAZY、美術家の田中偉一郎、ドラマティーチャーのいしいみちこら多彩な顔ぶれ。既存の枠組みを超えて新たな表現ジャンルの創造に取り組む審査員たちが高校生の活動動画を審査します。グランプリには賞金30万円と秋田特産のお米1俵相当(60kg)を謹呈! 銀賞には5万円(最大5件)、銅賞には1万円(最大10件)をお贈りします。ご応募お待ちしています!

動画制作:伊藤達也(ビジュアルアーツ専攻4年)

既存の枠組みを超え、新しい表現ジャンルに挑む
6組の審査員からメッセージが届いています

高校生の活動動画を審査する2021年度の審査員は、新たなカテゴリーの創造に取り組んでいる人たちです。6組から届いたメッセージを紹介します。

キラキラもジメジメも、全力、いや
無力さえもキッカケになる

審査員長 柚木 恵介

「何でも、アリ。」
その言葉を見て立ち止まってしまったキミ。
人づてに聞いてしまったキミ。
ようこそクリエイティブな世界へ。
このAWARDは、全国の高校生全員が持っている個性やその衝動を知り、
褒め称えるコンペティションです。
これまでやってきたことでも、これからやることでも結構。
キラキラもジメジメも、全力、いや無力さえもキッカケになるかもしれない。
試験勉強は止めても、その衝動だけは止めるな!

柚木 恵介/つくりかたデザイン・つどいかたデザイン
秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻准教授。アートもデザインもワークショップも、クリエイティブなことは全てストライクゾーン。カマクラ図工室、NEOびじゅつじゅんびしつなど、クリエイティブな小学生に振り回される活動を行う。進路は消去法で決めました。高校時代は部活と恋しか記憶に残っていません。

生きていくって、〈自分にとって面白いこと〉を
探し続けること

審査員 いしい みちこ

生きていくって、〈自分にとって面白いこと〉を探し続けることなんじゃないかな、って思ったりします。誰かが準備してくれた何かじゃなぜだか満足できなくて、自分が思う面白いを形にしたい。そんなことを高校生くらいから漠然と考えてました。自分一人じゃあなかなか形にならないけど、誰かと一緒だと力が湧いた。突破できない壁も誰かと「あーでもないこーでもない」と取っ組み合いをするうちに何とか抜けられた。そんな経験が今の自分を支えてくれています。
COVID-19感染対策でたいへんな今だからこそきっと、生まれてくるものがある。それを産み出そうとする君らの姿が、そのまま未来の希望だよ!

いしい みちこ/表現教育・ドラマティーチャー
芸術文化観光専門職大学講師。2004年から福島県立いわき総合高校教諭として演劇教育を実践。高校生とプロの演劇人の協働を通じ、飴屋法水作『ブルーシート』(第58回岸田國士戯曲賞受賞)など多数の作品を世に送り出した。2014年度より大阪府追手門学院高等学校表現コミュニケーションコースを立ち上げ、表現教育を行ってきた。2021年4月、芸術文化観光専門職大学に就任。著書に『高校生が生きやすくなるための演劇教育』(立東舎)。

「作りたい」という熱だけで
高校生は、とてつもないものを作れる!

審査員 ZAZY

高校生のみなさん、ZAZYです。この度、高校生クリエイティブアワードの審査員を務めさせて頂きます。いや、僕もまだまだ芸人として審査される立場なんで、審査員なんてやらせて頂いていいのかなんて気持ちはありますが、全力で審査させて頂きます。
高校生の時期は、僕も大喜利とかネタ作りとかしていた経験があるんでその経験からすると、定石やルールをまだまだ知らないので、「作りたい」という熱だけで作れちゃうんです。それが凄いことなんですよ。
経験を積んでいくと定石に頼っちゃってありきたりなものしか作れなくなりますが、今、みなさんの時期は定石にとらわれないとてつもない作品を作れる素晴らしい時期だと思います。熱だけで作った定石、常識にとらわれない素晴らしい作品をお待ちしています。

ZAZY/芸人(吉本興業)
吉本興業所属のピン芸人。金髪ロングヘアー、全身ピンクの衣装、ホットパンツがトレードマーク。独特な世界観の紙芝居芸で舞台、TVで活躍中。松任谷由実、aikoなど芸能界にもファンが多い。代表作は絹江にパンパン。R-1グランプリ2021準優勝。

高校生の考えていることや活動は
だいたい、おもしろい!

審査員 田中 偉一郎

審査するまでもなく、高校生の考えていることや活動は、だいたいおもしろいです(笑)。僕は今年で47歳になりますが、いまだに考えていることは高校生の頃とあまり変わりません。多くの大人は、そんな考えを「しょうもない」と忘れてしまうか、「できない」とあきらめてしまうか、「恥ずかしい」とやめてしまいます。あとで見返せるメモぐらいの気持ちでもいいので、今の考え、活動を見せてください。絶対にいつかいいヒントになると思いますよ。

田中 偉一郎/美術家、クリエーティブディレクター
2000年よりレントゲンヴェルケ(東京)、「六本木クロッシング」展(森美術館)、Scion Installation(LA)、成羽美術館(岡山)など国内外の展覧会に参加し、《ハト命名》、《ラジオ体操”アドリブ”》、《板Phone》といったノーメッセージな作品を展開。写真作品《ストリート・デストロイヤー》は、2018年よりEテレ「シャキーン!」にて展開中。また、広告のアートディレクターとして、数多くの企業ブランディング、TVCM、グラフィックアドなどを企画制作。

JR秋田支社が、高校生の活動や野望を応援します!

審査員 高校生と一緒に地域盛り上げ隊(JR秋田支社 地域活性化推進室)

“JRが地域活性化を推進?鉄道会社なのに?”と思われませんでしたか。
弊社は鉄道事業以外にも、まちづくりや6次産業、キャッシュレスなど、バラエティに富んだおもしろい事業を営んでいます。
みなさん自身には、そんな一般的に認知された顔だけではない、ひっそり温めてきた活動や野望はありませんか。失敗すらOKと謳っているので、本当に“何でも、アリ。”です。あなたがチャレンジするのを応援しています!

JR秋田支社 地域活性化推進室
田口 義則:JR入社後は、駅員・新幹線車掌・社員の人財育成に関わる業務を経験。野球大好き、除雪大好き人間です。
浜崎 真侍:趣味は歩くこととラーメン屋巡り。JR東日本入社後は広告代理店への出向や駅にきっぷを発売する機械を導入する仕事などをしてきました!
齋藤 由紀:趣味は思いつきのノープラン旅行です。JR入社後は東京駅駅員や観光列車の車掌など、おもてなし業務を行ってきました。

JA全農あきたが、美味しい秋田米をプレゼント!

審査員 高校生のごはん応援隊(JA全農あきた)

皆さんの中には部活動含めて本来の活動ができない状況の方もいるかもしれませんが、そんなストレスを発散する意味でも、自由な発想で途轍もない面白い企画をどんどん応募して下さい。賞品として美味しい秋田米用意しています!!

JA全農あきた
温暖化の中で季節にあった食べやすい精米を追求したブレンド米や、消費者が元気になれる様なメッセージ米を企画販売しています。趣味:スポーツ観戦、スキー、映画鑑賞。

高校生の無我夢中を応援!
応募期間は8月20日から10月22日まで

たくさんの熱い応援を受けて、「全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 2021」は8月20日(金)から募集が始まります。

他人から評価されなくても、今の社会の枠組みにはまっていなくても、やらずにはいられない衝動。そこから生まれた新しい取り組みの延長線上にこそ、これからの未来を生きていくための手がかりが潜んでいます。
芸術表現未満のおもしろい表現から新しい価値観が生まれてくると信じて。どこまでも自由に、あなた(たち)だけの何かを表現してください。高校生の無我夢中を応援します!

Information

全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 2021

■事業名:全国高校生何でも、アリ。Creative Award 2021
■対 象:高等学校に所属している生徒
※高等学校には、定時制高校・高等専門学校(3年生以下)・通信制高校・高等専修学校・特別支援学校(高等部)を含みます。
■応募内容:活動をまとめた3分以内の動画
■応募期間:2021年8月20日(金)〜10月22日(金)
■審  査  員:柚木 恵介、いしい みちこ、Z A Z Y、田中 偉一郎、高校生と一緒に地域盛り上げ隊、高校生のごはん応援隊
■公式ウェブサイト:http://u18cc.jp/
■主 催:秋田公立美術大学
■企画・運営:NPO法人アーツセンターあきた
■後 援:文部科学省、秋田県、秋田県教育委員会、秋田市、秋田市教育委員会
■協 賛:東日本旅客鉄道株式会社秋田支社、JA全農あきた

▼プレスリリース
https://www.artscenter-akita.jp/archives/21560

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

高橋ともみ

秋田県生まれ。博物館・新聞社・制作会社等に勤務後、フリーランス。取材・編集・執筆をしながら秋田でのんびり暮らす。2016年秋田県立美術館学芸員、2018年からアーツセンターあきたで秋田公立美術大学関連の展覧会企画、編集・広報を担当。ももさだ界隈で引き取った猫と暮らしています。

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