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新屋横断歩道橋を空の色に! 地域の方々との色彩デザインプロジェクト始動

新屋横断歩道橋の補修に伴う取り組みとして、秋田公立美術大学が地域の人々と一緒に考える色彩デザインプロジェクトが始まりました。2023年5月まで毎月1度、地域のお話を聞きながらその時間の「空の色」を選定して塗装に生かします。新屋横断歩道橋は、どんな色の歩道橋に生まれ変わるのでしょうか。

新屋横断歩道橋補修に伴う色彩デザインプロジェクト

秋⽥公⽴美術⼤学では、アジア航測株式会社が実施する秋⽥天王線「新屋横断歩道橋」(秋⽥市新屋⼤川町)の補修設計に伴い、歩道橋に塗装する⾊を地域の⽅々と⼀緒に考える⾊彩デザインプロジェクトに取り組んでいます。

秋田西中学校入口に位置する新屋横断歩道橋は1968年竣工。老朽化に伴い、所有する秋田県が2023年度に補修・塗装塗り直しを行う予定です。色彩デザインプロジェクトでは、2022年7月から2023年5月まで毎⽉1度、地域の方々と歩道橋の上から「空」を眺め、地域の話を聞きながら「空の⾊」をカラーサンプルに照らし合わせて選定していきます。あらやさくら公園の観覧スポットでもある新屋横断歩道橋は、このプロジェクトによって地域のゲートのような存在にもなっていくかもしれません。

2022年6月に行った色選定では、新屋参画屋と新屋サウンド&レコードの方々にご協力いただきました
7月1日の空の色を選定したのは、新屋を拠点とするダンススタジオ「Running Man」の阿部歩さん

カラーサンプルから選ぶのは、その日の「空の色」

新屋横断歩道橋プロジェクトを率いるのは、秋田公立美術大学の柚木恵介准教授(ものづくりデザイン専攻)です。毎⽉1⽇の正午ごろに新屋地域の方々から地域の話などをお聞きし、その時間の「空の⾊」とカラーサンプルを照らし合わせて同じ⾊を探します。ご参加いただくのは、新屋地区に住む小学生や中学生、神社の方々や振興会の方など12組。決定した12⾊の「空の色」をもとに、歩道橋を12分割して塗装する予定です。※塗装は専⾨業者が実施。

地域の方々にとって、新屋横断歩道橋は交通量の多い通学路であり、鳥海山を望んだり、桜を眺めたりできる大切な場所。歩道橋はこれまでどんな存在だったのか、今後どんな存在となっていくのか、地域を見つめるプロジェクトでもあります。プロジェクトの進行にご期待ください!

Information

新屋横断歩道橋プロジェクト

2022年8月の色選定
■日 時:2022年8月1日(月)正午〜
■場 所:秋田天王線「新屋横断歩道橋」(秋田市新屋大川町、秋田西中学校入口横)
■参加者:地域の小学生 数名
■お問い合わせ:NPO法人アーツセンターあきたTEL.018-888-8137

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

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