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PROJECT KŌBUNDŌ 高校生のためのフリースペース&講座スタート

能代市中心市街地の空き店舗を使ってスタートしたPROJECT KŌBUNDŌ。能代の街なかに高校生の居場所としてオープンしたこの場所を使って、「風とまち」をテーマに高校生対象の講座が始まります。参加者募集中!

能代市畠町の旧鴻文堂で、高校生対象の連続講座
LEARNING at KŌBUNDŌ

大きな砂防林である「風の松原」に代表されるように能代市は強い風のまち。これまでも風を防ぎ、風を使い、風に対応してまちがつくられてきました。そんな能代で「風とまち」をテーマに高校生対象の連続講座「LEARNING at KŌBUNDŌ」を開催します!

「LEARNING at KŌBUNDŌ」(PDF)
「PROJECT KŌBUNDŌ」再始動

第2回 11月5日(土)「写真撮影とランプシェード」

「瞬間と循環」をテーマに自然を捉える写真家・草彅裕(秋田公立美術大学助教)による写真のレクチャーと、撮影した写真を使ってランプシェード制作をします。制作したランプシェードは12月3日(土)に開催されるのしろまち灯りで展示予定です。
同じ写真でもプリントする紙によって表情は全く異なります。普段使っているデジカメやスマートフォンの写真をプリントして「作品」にしてみましょう。
●日  時:11月5日(土)13:30〜16:00
●講  師:草彅 裕(写真家、コミュニケーションデザイン専攻助教)
●定  員:15名
●対  象:高校生
●持  ち  物:「風」をテーマに撮影した写真のデータ(スマートフォンで撮影したもので大丈夫です)
●場  所:旧鴻文堂(能代市畠町9-8)
●お申し込み:こくちーずhttps://www.kokuchpro.com/event/kobundo2/

Profile

草彅 裕

仙北市角館町生まれ。2007年東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程デザイン工学専攻ビジュアルコミュニケーションデザイン領域修了。故郷である秋田の自然を「瞬間と循環」をテーマに撮影。APA公募展文部科学大臣奨励賞、キヤノン写真新世紀佳作(蜷川実花選)、キヤノンSHINES入賞(梶川由紀選)その他多数を受賞。著書に写真集「SNOW」(FOIL出版)、「PEBBLES」(キヤノンSHINES出版)などがある。秋田公立美術大学コミュニケーションデザイン専攻助教。

第3回 11月19日(土)・20日(日)
「風を視覚化するプログラミングを用いた映像制作」

「社会の信念や感受性」に対する「個人の信念や感受性」の可視化に取り組む石田駿太(秋田公立美術大学助手)。「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがあります。能代では、どんな「風が吹けば〇〇」があるでしょうか。風の力を「原因」とする「結果(桶屋が儲かる)」をもとに映像作品を制作します。▼プログラムを用いた参考映像
●日  時:11月19日(土)・20日(日)13:30〜16:00
●講  師:石田 駿太(景観デザイン専攻助手)
●定  員:10名
●対  象:両日参加できる高校生
●場  所:旧鴻文堂(能代市畠町9-8)
●お申し込み:こくちーずhttps://www.kokuchpro.com/event/kobundo3/

風力計で風を電気信号に変換し、風の強さによって映像が変化していくような映像作品を制作

Profile

石田 駿太

情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科博士前期課程修了。「よい/わるい」と「善/悪」の関係、行為の形相と行為の動力因の関係を研究、またそれらを概念的に把握するための思考モデルを制作している。研究者・表現者の道を歩み出しつつ、個人としては音や身体の動きに反応する照明制御や映像表現などのインタラクティブで実験的なクラブイベントを企画し、表現の拡張を目指した活動に取り組んでいる。

Profile

井上 宗則

1980年鹿児島県生まれ。九州芸術工科大学卒業。九州大学大学院博士前期課程修了。東北大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。東北大学助教、秋田公立美術大学助教を経て、2021年より准教授。専門は、建築・歴史意匠。民間企業において携わった東日本大震災の復興計画等の実務経験を踏まえ、近年は国内外の集落デザインに関する研究を行っている。また、参加型のデザイン手法のあり方を模索しており、サイン、建築、公園、散策路等のさまざまな領域で実践的な活動を行っている。

PROJECT KŌBUNDŌとは?

街の本屋さんとして親しまれた「旧鴻文堂」を舞台に取り組む「能代街なか資源再活用プログラム開発研究」。秋田公立美術大学とのしろ家守舎、地元企業の関係者らが連携した「PROJECT KŌBUNDŌ」が再始動して高校生のためのフリースペースがオープンしました。
「PROJECT KŌBUNDŌ」とは秋田公立美術大学が2019年度から高校生の居場所を能代の街なかにつくることを目的に取り組んでいる実証研究です。街の本屋さんとして親しまれた「旧鴻文堂」のスペースは、高校生なら誰でも無料で利用できます。
OPEN   :平日 15:00-20:00
CLOSE :土日祝

  • 飲食OK ・Free Wi-Fi ・コンセント充電OK
  • 安全のためカメラ24時間作動 ・勉強OK、試験対策&情報交換の場に
  • 部活やサークル、ひみつの「こんなことしたい」の活動拠点に
  • 大きな本棚には誰かに読んでほしい本を置いたり新しい本と出会ったり…
  • プロジェクター&スピーカーを使って映画鑑賞をしたり、
    スマホをつないでゲーム大会も!?
  • 掃除用具完備。ゴミは持ち帰ろう

お申し込み・お問い合わせ:
NPO法人アーツセンターあきた TEL.018-888-8137

旧鴻文堂(能代市畠町9-8)JR能代駅から徒歩約7分(約450m)

Information

能代街なか資源再活用プログラム開発研究

能代市の中心市街地に増える空き店舗・空き家・空きスペースなどの地域資源の今後の活用の可能性を探ることを目的に、実証実験を通した研究活動を、行政や地域の企業等と連携し実践する。

■主  催:
秋田公立美術大学(小杉栄次郎、井上宗則、船山哲郎、石田駿太)
■企画運営:NPO法人アーツセンターあきた
■現地協力:のしろ家守舎

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

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