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PROJECT KŌBUNDŌ 再始動
「風とまち」テーマに景観・写真・映像制作の連続講座

2022.09.02

能代市中心市街地の空き家や空き店舗を「街なか資源」と捉え、新たなスペースとして活用する実証研究プロジェクト「能代街なか資源再活用プログラム開発研究」が再始動しました。2022年度は「旧鴻文堂」の整備の続きとなるワークショップに加え「風とまち」をテーマに高校生対象の講座を開催します。

街の本屋さんとして親しまれた「旧鴻文堂」を舞台に取り組む
「能代街なか資源再活用プログラム開発研究」

秋田公立美術大学が中心となって取り組む「能代街なか資源再活用プログラム開発研究」は、能代中心市街地の空き家や空き店舗が増加している問題を「街なか資源」と捉え、新たなスペース活用を実証的に研究するプロジェクトです。2019年度より能代市畠町の旧鴻文堂の店舗を借用し、能代の街なかに少ない高校生の居場所となるスペースづくりに取り組んでいます。
秋田公立美術大学とのしろ家守舎、地元企業の関係者らが連携した「PROJECT KŌBUNDŌ」はいま、新たな局面を迎えています。

PROJECT KŌBUNDŌ
CLEAN UP KŌBUNDŌ レポート
空き店舗の大掃除&内壁面の塗装+ブレーンストーミング
THINKING KŌBUNDŌ レポート
場づくりに関する勉強会+ブレーンストーミング
MAKING KŌBUNDŌ act.1 Floor レポート
床面の断熱+木質化(協賛:秋田プライウッド株式会社)
MAKING KŌBUNDŌ act.2 Table レポート
秋田県産の杉を用いた合板のテーブル作り+カーペット

街の本屋さんとして親しまれた鴻文堂は、惜しまれながらも2011年に閉店。「能代街なか資源再活用プロジェクト開発研究」では能代駅から徒歩7分の立地にある旧店舗を街なかの重要資源と捉え、活性化事業の拠点となる場づくりを目指しています。2019年度から高校生や地元企業、行政と連携して空間の整備を進行中

再始動! 街なかのオープンスペースとして
実証研究は続く

PROJECT KŌBUNDŌは大人が場を用意するのではなく、高校生が自主的に自分たちの居場所をつくり出し、能代の街に愛着を持ってもらうことを目標に2019年夏に活動を開始。能代市の高校生を集めてワークショップを開き、大規模な清掃や片付け、壁塗り、床づくりといった施設整備を行ってきました。
高校生によるオープンスペースとしての利用実験では、実際に利用した際に出た意見やアイデアから問題点を見つけ、チームが課題設定して解消方法を研究。あわせて高校生たちと一緒に、ここをどのような場所にしていくか考えてきました。

2020年度以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響により高校生の参加が困難となったため、それまで挙げられた課題に従い、活動再開に向けた施設面の整備を少しずつ進行。そして2022年8月6日、ついにPROJECT KŌBUNDŌ再始動となるワークショップを開催! 不要物の撤去や壁づくり、サインの設置等を行いました。参加した高校生からは「自分の手で場づくりするという体験ができてとても楽しい」という感想も。
今後はオープンスペースとして高校生を中心に利用してもらいながら、秋田公立美術大学の教員等による講座やワークショップを開催。高校生や地域のスペースとして活用が進むよう、引き続き実証研究を進めていきます。

「風とまち」をテーマにした景観・写真・映像制作の
連続講座「LEARNING at KŌBUNDŌ」開催!

大きな砂防林である「風の松原」に代表されるように能代市は強い風のまちであり、これまでも風を防ぎ、風を使い、風に対応してまちがつくられてきました。そんな能代で、「風とまち」をテーマに高校生対象の連続講座「LEARNING at KŌBUNDŌ」を開催します。

第1回 9月10日(土)「風がつくり出す景観」

PROJECT KŌBUNDŌを率いる秋田公立美術大学景観デザイン専攻の井上宗則准教授が「風がつくり出す景観」についてレクチャーします。
●日  時:9月10日(土)13:30〜16:00
●定  員:最大30名
●対  象:高校生
●場  所:旧鴻文堂(能代市畠町9-8)

第2回 11月5日(土)「写真撮影とランプシェード」

「瞬間と循環」をテーマに自然を捉える写真家・草彅裕(秋田公立美術大学助教)による写真のレクチャーと、撮影した写真を使ってランプシェード制作をします。
同じ写真でもプリントする紙によって表情は全く異なります。普段使っているデジカメやスマートフォンの写真をプリントして「作品」にしてみましょう。
●日  時:11月5日(土)13:30〜16:00
●定  員:15名
●対  象:高校生
●持  ち  物:「風」をテーマに撮影した写真のデータ
●場  所:旧鴻文堂(能代市畠町9-8)
●お申し込み:こくちーずhttps://www.kokuchpro.com/event/kobundo2/

第3回 11月19日(土)・20日(日)
「風を視覚化するプログラミングを用いた映像制作」

「社会の信念や感受性」に対する「個人の信念や感受性」の可視化に取り組む石田駿太(秋田公立美術大学助手)。「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがあります。能代では、どんな「風が吹けば〇〇」があるでしょうか。風の力を「原因」とする「結果(桶屋が儲かる)」をもとに映像作品を制作します。
●日  時:11月19日(土)・20日(日)13:30〜16:00
●定  員:10名
●対  象:両日参加できる高校生
●場  所:旧鴻文堂(能代市畠町9-8)
●お申し込み:こくちーずhttps://www.kokuchpro.com/event/kobundo3/

お申し込み・お問い合わせ:
NPO法人アーツセンターあきた TEL.018-888-8137

Profile

井上 宗則(秋田公立美術大学准教授)
1980年鹿児島県生まれ。九州芸術工科大学卒業。九州大学大学院博士前期課程修了。東北大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。東北大学助教、秋田公立美術大学助教を経て、2021年より准教授。専門は、建築・歴史意匠。民間企業において携わった東日本大震災の復興計画等の実務経験を踏まえ、近年は国内外の集落デザインに関する研究を行っている。また、参加型のデザイン手法のあり方を模索しており、サイン、建築、公園、散策路等のさまざまな領域で実践的な活動を行っている。

Profile

草彅 裕(秋田公立美術大学助教)
仙北市角館町生まれ。2007年東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程デザイン工学専攻ビジュアルコミュニケーションデザイン領域修了。故郷である秋田の自然を「瞬間と循環」をテーマに撮影。APA公募展文部科学大臣奨励賞、キヤノン写真新世紀佳作(蜷川実花選)、キヤノンSHINES入賞(梶川由紀選)その他多数を受賞。著書に写真集「SNOW」(FOIL出版)、「PEBBLES」(キヤノンSHINES出版)などがある。秋田公立美術大学コミュニケーションデザイン専攻助教。

Profile

石田 駿太(秋田公立美術大学助手)
情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科博士前期課程修了。「よい/わるい」と「善/悪」の関係、行為の形相と行為の動力因の関係を研究、またそれらを概念的に把握するための思考モデルを制作している。研究者・表現者の道を歩み出しつつ、個人としては音や身体の動きに反応する照明制御や映像表現などのインタラクティブで実験的なクラブイベントを企画し、表現の拡張を目指した活動に取り組んでいる。

旧鴻文堂

Information

能代街なか資源再活用プログラム開発研究

能代市の中心市街地に増える空き店舗・空き家・空きスペースなどの地域資源の今後の活用の可能性を探ることを目的に、実証実験を通した研究活動を、行政や地域の企業等と連携し実践する。

■主  催:
秋田公立美術大学(小杉栄次郎、井上宗則、船山哲郎、石田駿太)
■企画運営:NPO法人アーツセンターあきた
■現地協力:のしろ家守舎

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