ものづくりデザイン専攻研究発表展「湧水地点」
秋田公立美術大学(秋田市、学長:霜鳥秋則)は、秋田市立赤れんが郷土館と連携し、1 月~4月に「平成 30 年度 秋田アーツ&クラフツ」展を開催します。本企画展は会期を前期(1 月 26 日~2 月 27 日)と後期(3 月 3 日~4 月 21 日)に分け、秋田公立美術大学 ものづくりデザイン専攻の教員らによる研究成果を発表。後期は「湧水地点」と題し、ものづくりデザイン専攻の教員・助手13名が「遊び」をテーマに、各専門分野の木工・漆工・彫金・染色・陶磁・ガラス・プロダクトデザインの作品を発表します。
土地の歴史が生んだ自然・風土・文化を再解釈
ものづくりデザイン専攻は、土地の歴史が生んだ自然・風土・文化を再解釈することにより、現代から未来に向けて人と人、人と自然が豊かな関係を築く際の一助となるものづくりを目指しています。「湧水地点」とは地域で生活を支えている湧水のように文化の新たな発信地点でありたいという考えから名付けた、同専攻の研究成果を共同発表する場です。
「遊び」とは、生きる喜びを実感すること
本展覧会は、秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻の教員・助手13人による平成30年度の研究活動の成果を展示。また、今回は「遊び」をテーマとしたテーマ作品と個人研究作品の2部で構成されます。テーマである「遊び」とは、生きる喜びを実感すること。あらためて身の回りを見渡すとコミュニケーションの喜び、創造の喜び、自然・風土・文化を学ぶ喜びなど、いろいろな喜びに溢れています。
例えば、日本の伝統的なアウトドアである「遊山」「物見遊山」「お花見」「野遊び」「磯遊び」「山遊び」など。背景を遡ると、自然の四季や農耕・収穫などの儀礼と結びついたものや、行楽の気分を高め日常生活からの心理的離脱をはかるものなど目的はさまざまです。
「遊び」と「ものづくり」のゆたかな時間
しかし、そこには、自然摂理との一体感、孤独からの解放という現代の私たちにこそ求められる大切な喜びを見いだすことができるのです。テーマ作品では「遊び」と「ものづくり」を掛け合わせ、子どもから大人まで幅広い対象に向けたゆたかな時間を生み出すものづくりを提案します。
Information
ものづくりデザイン専攻研究発表展「湧水地点」
秋田市立赤れんが郷土館・秋田公立美術大学連携企画
平成30年度 秋田アーツ&クラフツ
湧水地点チラシダウンロード
■会 場:秋田市立赤れんが郷土館 企画展示室(秋田市大町 3-3-21)
■観覧料:一般200円(20名以上の団体料金160円)、高校生以下無料
■主 催:秋田市立赤れんが郷土館、秋田公立美術大学
■協 力:NPO法人アーツセンターあきた
後期
秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻研究発表展 「第 6 回湧水地点」
■会 期:2019年3月3日(日)~4月21(日)9:30~16:30
■出品作家: 小牟禮尊人、今中隆介、安藤康裕、山岡惇、熊谷晃、山路康文、 瀬沼健太郎、安藤郁子、森香織、井本真紀、北村真梨子、清水理瑚、山本崇弘
<ギャラリートーク>
■日 時:2019年3月3日(日)13:30~15:00、4月20日(土)13:30~15:00
出品者による作品解説を行います。
(2019.2.22プレスリリース)