arts center akita

【美大を解く】地域からみた”美大像”を探る、座談会「わたしと美大」を開催します

地域における美大の可能性を紐解く座談会「わたしと美大」。個人と秋田公立美術大学の関係を切り口に対話を重ねながら、地域における美大の可能性を紐解きます。

アーツセンターあきた

秋田公立美術大学を取り巻く地域には、在学生や卒業生のみならず、美大に関わる展覧会に必ず足を運んでくださる方、大学の応援団「あきびネット」の法人・個人会員など、さまざまな形で秋田公立美術大学と接点をもつ方々がいらっしゃいます。有形無形に秋田公立美術大学やその学生を支える地域の方々にとって、秋田公立美術大学とはどんな存在なのか。
開学から10年の歩みをどう見つめ、これからの美大にどんな期待を寄せているのか。「わたしと美大」を糸口に、ゆるやかに語り合う座談会を7月16日(日)、7月23日(日)、8月5日(土)の3日間にわたって開催します。


開学10周年にあわせた各種企画は、美大側から発信する《美大像》を表象しているといえます。その応答として、この座談会を通して、地域から見た《美大像》をつかむことができれば。多くの方のご参加をお待ちしています。

また、7月23日(日)は、秋田商工会議所の協力により少し趣向を変えて、「ものづくり」をテーマに、秋田でものづくりを担う若手の方々をゲストに迎え、トークイベント形式で開催します。モデレーターを、秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻の瀬沼健太郎准教授が務めます。

登壇者

7月23日(日)には、下記の方々にご登壇をいただきます。

有限会社 武藤工芸鋳物 専務取締役

武藤 元貴

2014年東京農工大学大学院修了。イベント企画・運営の職を経て、2015年家業の有限会社武藤工芸鋳物に入社。職人仕事の傍ら、新規事業開発に取り組み、革製品に点字を刻み込む技術を開発。焼き面に自由にロゴを入れられるオーダーメイドホットサンドメーカーをCFにてリリースし、目標金額の683%を達成。家業を舞台に挑戦の日々の一方で、家業後継者の新規事業を支え合うアトツギベンチャーエコシステム作り、竿燈祭りの歴史研究・文化創造に取り組む。

ゆりてまり

奥村 潤子

2009年女子美術大学修士課程修了。専門は美術史。2017年12月に秋田へUターンし、2018年からごてんまり製作を始める。作品製作の傍ら、『ごてんまりの”分かる”と”できる”を届けたい』をモットーに、ごてんまりの歴史を伝える活動にも力を入れている。月毎にテーマの変わるミニごてんまり教室を開催するなど、由利本荘市を中心に精力的に活動中。

房工房 代表

佐藤 房雄

2000年専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジジュエリーメイキングコース卒業。2001年より銀線細工すとう、須藤至氏に師事、15年修行後、秋田銀線細工 房工房を新設。現在は銀つむぎ、TOUROU JAPANなどのブランド商品を制作の他、KRAFT DORFという職人集団と金銀線細工の復興、なまはげ面に銀線細工、漆と銀線細工など新しい形の銀線細工を制作、活動を進めている。

房工房

飯田 野々花

愛知県出身。大学にて金属工芸を専攻し、卒業制作に向けて技法などを調べていくなかで銀線細工を知る。その見た目の繊細さ、技法の不思議さに興味を惹かれ、ネットや本から得られる情報から制作を試みる。進路に迷いつつ少し就職活動を行うも、大学卒業後、秋田県へ移り房工房にて修行中。

矢留彫金工房 副工房長

髙𣘺 香澄

2019年秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科修了。秋田市伝統の金属工芸である秋田銀線細工・秋田金銀細工の伝統を受け継ぐ「矢留彫金工房」を開設。秋田銀線細工の魅力発信・知名度向上のための商品開発・販路拡大に取り組みながら、2023年から母校である秋田公立美術大学附属高等学院の非常勤講師として勤める。

秋田公立美術大学 ものづくりデザイン専攻 准教授

瀬沼 健太郎

1996年多摩美術大学デザイン科卒業。各地のガラス工房勤務を経て2010年ガラス工房「エトノス」設立。以後ガラス造形作家および花人として活動する傍ら、展覧会企画運営などの事業を実施。大阪芸術大学、武蔵野美術大学、女子美術大学などでガラスアートの後進育成に関わる。自然に自生する植物やそれを取り巻く場のエッセンスをガラス器と草木花を用いて表現する。

Information

座談会「わたしと美大」

地域における美大の可能性を紐解く座談会「わたしと美大」。個人と秋田公立美術大学の関係を切り口に対話を重ねながら、地域における美大の可能性を紐解きます。


■ 日時:2023年7月16日(日)/7月23日(日)/8月5日(土) 13:30~15:00
■ 会場:秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町3-16)
■ 主催:秋田公立美術大学
■ 協力:秋田商工会議所
■ 企画制作:NPO法人アーツセンターあきた
申込不要、参加無料

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

一覧へ戻る