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高清水園における〈創作活動〉を探る
職員研修ワークショップ 第1回

2019.11.13

昨年より創作活動をプログラムに取り入れはじめた障害者支援施設「高清水園」。「わたしたちの園では、どのような〈創作活動〉に取り組んでいけばよいのか」という職員たちの真摯な疑問に向き合い、ともに考える職員研修ワークショップの開催に至る担当者によるレポートをお届けします。

秋田市上北手にある「障害者支援施設:高清水園」では、昨年より創作を活動に取り入れ始めました。創作活動に関して先進的な施設の取り組みを調べたり、視察に行くなど、職員の方々による調査も取り組まれてきました。そういった中で、「わたしたちの高清水園では、どのような〈創作活動〉に取り組んでいけば良いのか」という真摯な疑問が生じてきたそうです。

しかし、職員の方々の思いは様々です。そこで、まずは利用者の方が合同で創作するような取り組み(例えば施設のお祭りの看板絵を描くなど)ができないかと、秋田公立美術大学にご相談が寄せられました。ここから、今回の内容で職員研修を行うことになるまでには紆余曲折がありました。

専門家から学び、課題に気づく

秋田公立美術大学には、秋田市新屋にて地域活動支援センターを運営している「NPO法人アートリンクうちのあかり」の代表理事を務める安藤郁子先生(ものづくりデザイン専攻)がおられます。早速、安藤先生にご相談し、高清水園を見させていただくことになりました。

現在高清水園で行われている活動について特に改善しなければならない点が無いことや、今も様々な興味深い表現が見られるといったことが安藤先生から伝えられました。また、利用者の方々の日常生活での行為をどのように表現として捉え、読み取ろうとするかが大切であることも伝えられ、いわゆる「アート作品」を作る/作らせるといった活動ではない展開も事例などを盛り込みながらお話されました。

チームをつくり、プログラムをつくる

この視察のあと、しばらくして高清水園のご担当の方からご連絡をいただきました。どのような相談をしたいか、どのようなことを学びたいか、より多くの職員にあらためて問いかけてみたいとのことでした。2週間ほどかかったでしょうか、集まった意見は〈創作活動〉の取り組み方を知りたい、教えて欲しいというものだったようです。職員の方々を対象とした研修をさせていただくこととなりましたが、職員自身がこれからを考えていけるような内容にして欲しいというご要望をいただきました。

その後も職員の方からヒアリングをしていく中で感じられたのが、〈創作活動〉に対する各々の考えやスタンスを、お互いに想像でのみ捉えているということでした。そこで、職員の方々による対話を取り入れたものにしようと、対話の場作りやファシリテーションにに定評のある、まちづくりファシリテーターの平元美沙緒さんにも加わっていただいて研修プログラムを考えていくことになりました。

プログラムを仮組みしたところで、再度職員の方々に集まっていただきヒアリングを行いました。職員の方々からもお互いの考えを知り合いたいという言葉も出、研修参加者の相互のやり取りの時間をより多くしたプログラムへと修正することになりました。

ファシリテーターの平元美沙緒さん