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SPACE LABOをみに行こう!
対話のスタディツアー開催レポート

2019.11.12

秋田駅前の商業施設内の空きスペースを“クリエイト・スタジオ”と見立てて展開するプランの公募事業「SPACE LABO」。11月3日(日)から始まったラボ・フェローのプラン公開に合わせて、「SPACE LABOをみに行こう!―対話のスタディツアー」と題したガイドツアーを開催しました。

2020年秋に開館予定の秋田市文化創造交流館(仮称)のプレ事業の一つとして開催中のSPACE LABO。秋田駅前の商業施設において、展示やパフォーマンス、対話、リサーチの成果発表など、消費・購買する以外の体験を提供することで、中心市街地を訪れるいつもとは異なるきっかけを創出し、まちなかの空きスペースの使い方の可能性を拡張することを試みています。
書類選考を通じて選ばれた7組のラボ・フェロー。11月3日(日)から順次プランの公開が始まっています。11月10日(日)には公開中またはリサーチを行っているラボ・フェローとの対話を通じて、プランやプランに込められたメッセージに対する理解を深める取り組みとして、「SPACE LABOをみに行こう!-対話のスタディツアー」と題したガイドツアーを開催しました。

真似をすることで蓄積された身体と、真似されることで抱く違和感

フォンテAKITA7階の特設会場で、映像資料を中心とした展示を行っているのは、居村浩平さん。「目が合った人の真似をする」と題し、11月2日(土)から約1週間、秋田市と雄勝郡羽後町でリサーチとパフォーマンスを行った成果を映像とテキストにまとめて公開しています。

ツアー中も目が合うと真似される

制作する過程で考えていたことがそぎ落とされていくような感覚のある造形物よりも、考えや感覚を取りこぼさない即興パフォーマンスに強い関心を持つという居村さん。商業施設フォンテAKITAと秋田駅前の大通りでは、目が合った人の真似をする即興パフォーマンスを展開しました。また、羽後町では、西馬音内盆踊りの講師の方の踊りを即興で真似をし、さらには土方巽に実際に会ったことがあるというおばあさんからお話を聞いて、その姿を真似するという重層的なパフォーマンスを行い、それぞれを記録映像にまとめました。

商業施設では、途中警備員に遮られるというアクシデントなどを経ながらも、「商業施設で行なったせいか、秋田の人たちは反応が良く、まちが健康的なのかな」と飄々と居村さんは話します。

人は、小さい頃から何かの真似をして社会的身体を獲得しているとすれば、居村さんのパフォーマンスによって真似されたことによって覚える違和感や、完成された西馬音内盆踊りが、居村さんの身体を通して下手になり、失敗する過程の中に、新たな踊りが生まれる可能性があるのかもしれません。

Information

居村 浩平|目が合った人の真似をする

目が合った人の表情、動作、ふるまい、口調などを真似する即興パフォーマンスを展開。普段人びとが何気なく行うふるまいを、身体やその場所に落とし込み、視線を交わすことをきっかけとした新たな秋田の踊りを生みだす。

https://imura-kohei.tumblr.com/

≪パフォーマンス≫
■期間:2019年11月3日(日)~11月9日(土)
■会場:
フォンテAKITA6階情報発信コーナー、6階市民学習スペース外側、秋田市内各所

≪記録資料展示≫
■期間:2019年11月10日(日)~12月22日(日)
■会場:フォンテAKITA7階特設会場