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伝承する、継続する、未来へつなぐ 「かみこあにプロジェクト」

秋田県の中央部に位置する上小阿仁村。その最奥地にある集落や廃校となった小学校などを舞台に、アートや音楽、伝統芸能を繰り広げながら里山の魅力を発信する「かみこあにプロジェクト」が今年も始まります。

最奥地の集落や廃校となった小学校が舞台

公立大学法人秋田公立美術大学(秋田市、理事長 霜鳥秋則)とNPO法人アーツセンターあきた(秋田市、理事長 藤浩志)は、上小阿仁村で開催される「かみこあにプロジェクト2018」に協力します。

「かみこあにプロジェクト」は、「大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレ2012」の飛び地として開催した「KAMIKOANIプロジェクト秋田」が始まりです。2016年からは上小阿仁村の住民が実行員会を立ち上げ、毎年8月〜9月、秋田公立美術大学などが協力して手づくりの芸術祭として開催されてきました。地域住民と秋田公立美術大学の学生・助手らが協力し、芸術祭の企画、会場の清掃などの準備作業や期間中の運営にあたっています。住民自らが地域活性化の原動力になる取り組みにより、地域に誇りを取り戻し、それぞれの課題解決にとどまらず、新しい小規模農村の姿を目指しています。

7回目を迎える今年は、八木沢会場、沖田面会場、小沢田会場の村内の3つのエリアにおいて、番楽などの伝統芸能競演や棚田を舞台にした野外音楽イベント、廃校した旧沖田面小学校の音楽室でのライブパフォーマンスの他、秋田公立美術大学の学生を含む県内外のアーティスト24組による現代アート作品の展示やワークショップが行われます。

◼︎かみこあにプロジェクト2018

テーマ:伝承する、継続する、未来へつなぐ

開催期間:2018年8月11日(土)~9月30日(日)
会  場:秋田県北秋田郡上小阿仁村 八木沢会場、沖田面会場、小沢田会場
(JR秋田駅・秋田空港から車で約70分、大館能代空港から車で約25分)
出品作家:内田聖良、大越円香、大野高輝、長内祐子、尾花賢一、貝塚歩、かみこあアニメ研究会、空気ひとし、國政サトシ、齋藤瑠璃子、五月女かおる、高橋希、furniture studio KOKKOK、永沢碧衣、長門あゆみ、西永怜央菜、船山哲郎、皆川嘉左ヱ門、皆川嘉博、三待あかり、宮本一行、迎英里子、森香織、ヤッホー!(木村剛士、二宮諒、山本崇弘)
主  催:KAMIプロ・リスタ実行委員会
共  催:上小阿仁村
後  援:秋田公立美術大学
協  力:NPO法人アーツセンターあきた、上小阿仁村婦人会、上小阿仁村商工会女性部、上小阿仁村食生活改善推進協議会、こあに食農観応援隊、hanauta

www.kamikoani-project.com
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(2018.7.13プレスリリース)

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた

高橋ともみ

秋田県生まれ。博物館・新聞社・制作会社等に勤務後、フリーランス。取材・編集・執筆をしながら秋田でのんびり暮らす。2016年秋田県立美術館学芸員、2018年からアーツセンターあきたで秋田公立美術大学関連の展覧会企画、編集・広報を担当。ももさだ界隈で引き取った猫と暮らしています。

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