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SPACE LABO 最終審査結果発表<速報>

秋田駅前の商業施設内の空きスペースを活用したプラン公募事業「SPACE LABO」。書類選考を通過した7組によるプランの公開を経て、ついに最終審査の結果を発表します。

秋田駅前に立地する3つの商業施設内の空きスペースを“クリエイトスタジオ”と見立てて展開するプランを公募する「SPACE LABO」。書類選考を通過した7組によるプランが11月3日以降順次公開されています。プランはパフォーマンスや展示、リサーチなど多様。

≪ラボ・フェロー一覧≫

  • 居村 浩平|目が合った人の真似をする
  • 酒井 和泉|無いものねだりフェスティバル
  • 熊谷 海斗|参加型オブジェ制作展示「木製幾何学パズル」
  • 植村 宏木|もの考-秋田―
  • 佐藤 拓実|秋田と北海道をつなぐ
  • 虻川 彩花|秋田から始まるファッション~個人ブティックを訪ねて~
  • 岡﨑 未樹|「なくなった」ものを一緒に探しに行くプロジェクト

藤浩志(美術家)、唐澤太輔(哲学・文化人類学研究者)、柚木恵介(アーティスト)、RAD-Research for Architectural Domain-(建築リサーチプロジェクト)の4組が審査員を務め、最終審査を行いました。
審査員の間では、既存の価値観を疑い更新し続けるような実験性や挑戦的な要素があったか(チャレンジ性)、秋田市で展開することが意識されていたか(地域性)、コーディネーターとの協働によって新たな展開や飛躍があったか(期待性)、商業施設の空きスペースで展開することが意識されていたか(空間性)の諸点が議論されました。

厳正なる審査を経て、審査員特別賞1組とレジデンス賞2組を選出。
審査員特別賞は上記のポイントの強度、レジデンス賞は今後に向けた期待や担当コーディネーターからのフィードバックの内容が考慮されました。

最終審査会の様子

結果発表

◆ 審査員特別賞(副賞8万円)

植村 宏木「もの考-秋田―」

植村 宏木「もの考-秋田―」(撮影:須賀亮平)

◆ レジデンス賞(来年度秋田市内での滞在制作・発表の機会を提供)

虻川 彩花「秋田から始まるファッション~個人ブティックを訪ねて~」
居村 浩平「目が合った人の真似をする」

虻川 彩花「秋田から始まるファッション~個人ブティックを訪ねて~」(撮影:須賀亮平)
居村 浩平「目が合った人の真似をする」(撮影:須賀亮平)

受賞者のプランを含む、ラボ・フェローのプランは12月22日(日)まで、各所で公開中です。

Information

SPACE LABO

■ 期間: 2019年11月3日(日)~12月22日(日)
※プランによって、公開期間が異なります。
■ 会場: 秋田駅ビル アルス、フォンテAKITA、秋田オーパ、秋田市にぎわい交流館AU
■ 主催: 秋田市
■ 企画: NPO法人アーツセンターあきた
■ 協力:秋田ステーションビル株式会社、株式会社秋田ショッピングセンター、株式会社OPA

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Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた 事務局長

三富章恵

静岡県生まれ。名古屋大学大学院国際開発研究科修了。2006年より、独立行政法人国際交流基金に勤務し、東京およびマニラ(フィリピン)において青少年交流や芸術文化交流、日本語教育の普及事業等に従事。
東日本大震災で被災経験をもつ青少年や児童養護施設に暮らす高校生のリーダーシップ研修や奨学事業を行う一般財団法人教育支援グローバル基金での勤務を経て、2018年4月より現職。

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