arts center akita

アーツセンターあきた求人情報<募集締切ました>

アーツセンターあきたでは、主として新規プロジェクトの立ち上げを担うスタッフを募集します。多くの方の応募をお待ちしています。<募集は締切ました>

三富章恵

アーツセンターあきたは、秋田公立美術大学が設置したNPO法人です。美大の人材や研究・教育成果を地域とつなぎ、アートやデザインを用いた新たなプロジェクトに取り組んでいます。
今般、新規プロジェクトの立ち上げに伴い、新たにスタッフを募集します。

▼ 募集要項ダウンロード
▼ 応募用紙(Word)ダウンロード
▼ 応募用紙(PDF)ダウンロード

募集内容

■ 募集職種・採用予定人数
事業部門ディレクター 1名
事業部門コーディネーター 若干名

■ 職務内容
(1)NPO法人アーツセンターあきたが実施する事業の企画
[例]
・講演会、ワークショップ、上映会、公募事業などの企画
・イベント当日の運営
・各種事業の広報物制作
(2)事業の実施に必要な関係者との連絡調整や進行管理
[例]
・行政、企業、学校、アーティスト、デザイナーなどの多様な関係者との連絡調整
・アーティストなどによる現地調査のコーディネーションやアテンド
・担当事業の円滑な進行に向けたスケジュール管理
(3)事業に関するリサーチ業務
[例]
・担当事業/分野に関する秋田県内外(国外を含む)における現地調査と報告書の作成
・文献調査
(4)事業実施に伴う各種事務手続き
[例]
・各種契約書類・経理書類の作成
・報告書の作成
(5)その他必要な業務

※ディレクター職は、年間事業計画の作成やその遂行管理を担うとともに、行政・企業などとの渉外、部門のマネジメント、業務の改善・効率化や課題解決に取り組んでいただきます。

※コーディネーター職は、それぞれの専門性に応じて、「プロジェクトマネジメント」、「広報」、「ラーニング」、「アウトリーチ活動」などの分野で各種事業の企画・運営を担当していただきます。

※事業部門が担う主なプロジェクト(予定)
2020年度秋田市が設置する文化創造プロジェクトの拠点「秋田市文化創造交流館(仮称)」のプレ事業の企画・運営に関する各種業務。その他、アーツセンターあきたが行う各種事業の企画運営。

■ 主な勤務地
NPO法人アーツセンターあきた
(秋田市新屋大川町12-3 アトリエももさだ内)
※拠点間(秋田市内)の異動あり。

■ 勤務条件
(1)雇用形態
正職員

(2)採用予定日
2020年4月1日(応相談)
※6ヵ月の試用期間があります(給与は全額支給)。

(3)勤務時間
標準労働時間 8時間/日
フレックスタイム制(コアタイム10:00~15:00)
※月平均残業時間約20時間(繁忙閑散により前後します)
※拠点を異動する場合は、フレックスタイム制が適用されない場合があります。

(4)勤務形態
原則として月曜日から金曜日の平日勤務

(5)月給
ディレクター 225,000円~(管理職手当を別途支給)
コーディネーター 190,000円~
※能力・経験に応じて支給額を決定します。

(6)諸手当
通勤手当、住宅手当、時間外勤務等を規程に基づき支給

(7)賞与
あり(年2回)

(8)休日・休暇
土日・祝(担当事業に応じて、土日・祝日の出勤となる場合があります)
年次有給休暇、夏期休暇等

(9)加入保険
社保完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金)

■ 応募資格
(1)事業部門ディレクター
・パソコンソフト(ワード、エクセル、パワーポイント等)を使用し、業務遂行に必要な書類作成ができること。
・普通自動車運転免許(AT限定可)を所持し、実際に運転できる方。取得予定の場合も応募可。
・職務内容に関する実務実績又はそれに相当する実績が、合計7年以上あること。

(2)事業部門コーディネーター
・パソコンソフト(ワード、エクセル、パワーポイント等)を使用し、業務遂行に必要な書類作成ができること。
・普通自動車運転免許(AT限定可)を所持し、実際に運転できる方。取得予定の場合も応募可。
・職務内容に関する実務実績又はそれに相当する実績が、合計1年以上あること。

■ 選考方法
(1)書類選考
履歴書、職務経歴書、志望動機書により書類選考を行います。

(2)1次面接
書類選考合格者に対して、面接を行います。
面接日程は、書類選考合格者と調整の上決定します。
【面接会場】NPO法人アーツセンターあきた または オンライン

(3)2次面接
1次面接合格者に対して、2次面接を行います。
面接日程は、書類選考合格者と調整の上決定します。1次面接と2次面接を同日中に行うこともあります。
【面接会場】NPO法人アーツセンターあきた

■ 合否の発表
書類選考の結果は、合否に関わらず2020年3月11日(水)頃までに、本人宛に通知します。面接の結果は、合否に関わらず、本人宛に通知します。
選考結果は、書類・面接とも電話等による問合せには応じられまん。

■ 応募方法
(1)郵送にて封筒に「新規スタッフ応募書類在中」と明記の上、下記(2)の書類をお送りください。メールでの応募も受け付けます。

(2)応募書類
・履歴書(所定書式)
・職務経歴書(様式任意)
・志望動機書(様式任意、A4一枚以内)

(3)応募締切
2020年3月9日(月)必着(メールの場合は23時必着)
※予定人数に達し次第募集を終了いたしますので、お早めにご応募ください。

(4)問合せ・応募先
NPO法人アーツセンターあきた(担当:三富)
〒010-1632 秋田市新屋大川町12-3 アトリエももさだ内
TEL:018-888-8137
E-mail: job@artscenter-akita.jp

アーツセンターあきたとは

アーツセンターあきたは、秋田公立美術大学が設立したNPO法人です。多彩な教授陣が展開している数々のプロジェクトや研究成果といった美大のリソースと地域をつなげようと、アートとデザインを用いた新たなプロジェクトに取り組んでいます。
目指しているのは、市民にアートやデザインをより身近に感じてもらい、「まちに驚きと発見を生み出す」こと。大学に集積された「知」を生かして、企業や行政との産学官連携事業をはじめ、展覧会や公開講座、アートスクールといった教育事業を行っていきます。

■ 主な事業内容

・教育事業:
幼児から中高生までを対象としたアートスクール事業、大学が所有するギャラリースペース等での展覧会、レジデンス事業を展開し、市民が大学のリソースや取組みにアクセスできる場・機会を提供します。

・広報事業:

大学やアーツセンターあきた独自の取組みを紹介する公開講座や展示事業等の企画・運営や、ウェブやSNS、印刷物などを通じた情報発信を担います。

・地域連携事業:
大学のリソースを地域の課題・ニーズと繋ぎ、まちづくりや新規商品開発などをサポートします。

■ 管理運営する主な拠点

・アトリエももさだ
アーツセンターあきたの拠点。秋田公立美術大学の教員や学生が日々の制作・研究に活用し 、新たな活動やプロジェクトを生み出すラボ的役割を担っています。

・秋田公立美術大学サテライトセンター
JR秋田駅西口のフォンテAKITA6階に位置する秋田公立美術大学のサテライトセンターは、教員や学生の研究・制作の成果発表の場であり、大学のサテライトとして広報の機能を担っています。

・BIYONG POINT
秋田公立美術大学のギャラリースペース。秋田ケーブルテレビ株式会社の社屋内に位置しています。
ギャラリー内で開催する展覧会の企画・運営をアーツセンターあきたが担っています。

Information

NPO法人アーツセンターあきた

理事長 藤 浩志
職員数 14名(2020年2月1日時点)
所在地 〒010-1632 秋田市新屋大川町12-3 アトリエももさだ内
ウェブサイト https://www.artscenter-akita.jp
Facebook https://www.facebook.com/artscenter.akita/

アーツセンターあきたで働く人たち

アーツセンターあきたには、ライター、役者、税理士、美大卒業生、元NPO職員、元大学助手など、多様な専門性と経験をもったスタッフが秋田県内をはじめ全国各地から集まり、高い専門性を有する秋田公立美術大学の教授陣と協働しながら各種プロジェクトを進めています。
年齢の幅も広く、平均値をとるとさほど若くはないものの、情熱とエネルギーにあふれた職場です。

多様な価値観が混在する職場にあって、スタッフが共有している想いは一つ。

”わたしたちは、誰もがクリエイティヴであると考えています。
そして、そのクリエイティヴィティには、まちを変える力があると信じています。”

今日の先につづく未来を思考し、まちにとって何が最善であるかを考え、多様なステークホルダーの意見に積極的に耳を傾けながら対話を重ねる姿勢を大切にしています。

スタッフ紹介

地域の人と大学をうまくつなぐのがアーツセンターあきたの役割
― 田村 剛(プログラム・コーディネーター)

助手として5年間、秋田公立美術大学に勤務していました。助手の時代から、社会に関わることに面白さを感じています。秋田はまだ「隙間」が多いので、いろいろチャレンジできるところに魅力がある。
アーツセンターあきたができて、大学のことが外に発信される機会が増えて、大学が何をやっているのかが目に見えるようになったと思うんです。自分の肌感覚としては、美大が何をやっているか、まだ2割くらいしか知られていないと思っています。何かの機会に「大学に壁を感じる」という意見を聞いたんですが、一般の人が大学に対して壁を感じるのは当たり前で、それを取り払う必要はないんじゃないかと思っています。大学自体の壁は取り払われないけれど、大学の取り組みや人を地域の人とうまくつなぐのがアーツセンターの役割なんだろうなと。

それでも、間に入るのはしんどい時もあります。自分でやってしまう方が自分にとっては楽だけれど、それで何かが良くなるわけではない。問題が解決されれば良いということではなくて、その結果をもたらすプロセスに関わる人が変わらないと、そのプロセスも結果も継続されないということ。それを強く実感しています。
アーツセンターあきたで働く中で、専攻を超えていろんな分野の先生たちと一緒に仕事ができて、学ぶことが多いです。僕みたいに、好奇心が旺盛な人にはめちゃくちゃ良い職場だと思っています。

Profile

田村 剛

兵庫県生まれ。秋田公立美術大学景観デザイン専攻助手を経て、2018年4月より現職。 まちづくりに関連する事業を主に担当し、秋田市新屋や能代などの地域連携事業の企画・運営に携わる。

地方で面白く過ごせる方法を探ってみたい
― 石山 律(プログラム・コーディネーター)

私自身が地方出身で、地方と東京という二項対立ではなくて、何もないと思われがちな地方で、面白く過ごせる方法を探ってみたいとずっと思っていました。静岡とか山口とか、地方都市の中でも芸術文化活動が盛んな都市はいくつかあるけれど、そうなるまでには時間がかかるんだろうなと。秋田にも美大があって、いろんな人が集まってきていて、面白くなっていく途上だなと感じています。

一方で、文化とか芸術といったものは分かりやすい効果や変化が見えにくいし、アーツセンターあきたで展覧会などを担当している中で、その意味や意義をどう伝えていったらいいかなと常に考えています。文化や芸術は、社会に無くても良いと思う人が増えているような気がしていて、でも10年先、20年先、さらにもっと先に、文化や芸術を大切にしなかったことの大きなシワ寄せが来るんじゃないかという恐怖感がある。それを今の仕事を通じて、リアリティをもって伝えられたらとも思っています。
アーツセンターあきたで働く中で、美大のいろんな専攻の人たちと関わる機会があって、美術に限らずに、工芸とかデザインとか、ジャンルを超えて新しい考え方に触れたり、自分の思考を広げたりできるのが楽しいです。

以前担当したプロジェクトでは、携帯の電波が通じない山奥で、作品輸送用の4トントラックが泥地にはまってしまって、走って近くの集落まで助けを呼びに行きました。アーツセンターあきたでの仕事では、物事を深く思考するだけではなくて、体力やとっさの判断力が必要なことも多くて、強くならなくてはならないなと思っています。

Profile

石山 律

山梨県出身。大学院修了(美術史専攻)後、2018年4月より現職。 在学中より、ギャラリーでのインターンや展覧会事業のアシスタント業務に携わる。秋田市立赤れんが郷土館との連携事業や、秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINTの企画展などを担当。

Writer この記事を書いた人

アーツセンターあきた 事務局長

三富章恵

静岡県生まれ。名古屋大学大学院国際開発研究科修了。2006年より、独立行政法人国際交流基金に勤務し、東京およびマニラ(フィリピン)において青少年交流や芸術文化交流、日本語教育の普及事業等に従事。
東日本大震災で被災経験をもつ青少年や児童養護施設に暮らす高校生のリーダーシップ研修や奨学事業を行う一般財団法人教育支援グローバル基金での勤務を経て、2018年4月より現職。

一覧へ戻る