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審査員から期待のコメントが到着!
まもなく締切をむかえる「SPACE LABO 2020」。
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審査員より応募者のみなさんへの期待のコメントが届きました。
金子由紀子 青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)主任学芸員
「ラジオやサイネージ、建物壁面へのプロジェクションも含めた『スペース』をどう捉えるのかということと、コーディネーターの方々との協働により活動がどう展開していくかということに注目しています。ウイルス感染症で見通しの立たない状況ですが、この状況をポジティブに捉え、大胆に、ささやかに街中に磁場を生み出す実践に出会うことを楽しみにしています。」
Profile
鈴木一郎太 (株)大と小とレフ取締役
「粗削りで粗野で未完で見通しが立たない。型破りで奇想天外、〇と言われれば〇だけど、見方を変えたら△でもありうるという、つかみどころのなさ。そうしたものは見る側も問われます。まず、必ずしも最終形は見えてなくていいのですから、とにかく想像するしかありません。さらに、これまで見聞きした物事と比較するだけでは推し量れないでしょう。存分に困惑させられ、振り回されること。それがSPACELABOに審査員として関わる上での一番の楽しみです。受け取り手と受け取り方が想像できてしまうものは一旦脇に置いて、秋田のまちがどう受け取っていいか困惑し、でもなぜか心惹かれ楽し気な未来を空想してしまう、そんなプランぜひとも思いついてください。」
Profile
橋本 誠 アートプロデューサー、NPO法人アーツセンターあきたディレクター
「『まちの空間』で何かを企てる時に、そこにいる人たちにそれがどのように届くのか。それにより、どのような風景が生まれるのかをいつも想像します。様々な条件は制約であると同時に、創造への手がかりでもあります。協力機関やコーディネーターとの協働によりそれを乗り越え、想像を越える風景をぜひ見てみたいー。応募される皆様自身の実験であることはもちろん、『まちの実験』としても心惹かれる、野心に満ちた企画をお待ちしています!」
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橋本誠
コーディネーターによる「もしも自分が応募するなら…」
採用された企画の実現に伴走するコーディネーターが考える「もしも自分が応募するなら…」。
コーディネーターが考えた企画を紹介します。
「架空文庫–過去と未来に会える場所–」
フォンテAKITA6Fの空間には乳幼児向けの絵本を揃えたフォンテ文庫がある。近くには託児もできる子育て広場もある。小さなこどものための空間には良い空間だけど、その隣に期間限定の架空文庫をつくってみたらどうだろう。今を悩む大人が足を止めて本を手に取るところ。少しいつもの日常を離れ、過去と未来へ会いに行く。
会場:フォンテAKITA 6F情報発信コーナー
企画者:有馬寛子
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有馬寛子
「AKITA 想像国際エアポート」
もしも、AKITAがひとつのちいさな国だったら。オーパ1Fのスクエアを、架空の国の玄関・国際空港に見たててみる。たとえば、航空会社のカウンター、CAさんのコスチューム。パスポート、通貨、架空の国の名物を販売するお土産屋さんやレストラン。子どもから大人まで、みんなで考えながら想像しながら作ってみたいな。
会場:秋田オーパ 1F吹き抜け
企画者:前田優子
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前田優子
「KEEP KIPPU TRIP」
秋田駅の在来線ではICカードが使えない。つまり秋田駅で在来線に乗って移動する人は一人一枚、確実に「切符」を持って移動しているということ。一人旅だったとしても切符があなたの旅のお供になる。新型コロナウイルスのせいで移動することはちょっと特別なことになった。だから切符に旅の思い出を保存するっていうのはどうだろう。切符の写真と旅の思い出をInstagramに投稿する。ハッシュタグ#KEEPKIPPUTRIPで検索すれば、誰かの旅の思い出にもスマホ越しに触れることができる。密閉された車内で本当は誰かに話したかったこと、本当は誰かの近くに座って一緒に風景を眺めたかったこと。今だから湧いてくるそんな気持ちもここに保存しておこう。
改札上のサイネージには、このプロジェクトのガイド映像を流す。切符を買って、SNSに旅の思い出をアップするまでのガイドライン。外の壁面プロジェクションには「どこかからどこかへ感染る(移る)ことと旅と切符」をテーマにした5分間の短編映像を流そう。それでプロジェクトの名前は「KEEP KIPPU TRIP」にする。
会場:JR秋田駅 サイネージ・壁面プロジェクション
企画者:藤本悠里子
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「聴こえる劇、見えない物語」
帰りが遅くなった車中、たまたまつけたラジオから「ラジオドラマ」が流れるとつい聴いてしまいます。DJが語りかけてくるでもなく、テレビのように映像をただ受容するでもない。あずかり知らぬ向こう側で物語が進行している感覚は、リスナーが勝手に人物や場面を想像できる自由さがあります。この、聴く側が脳内で自由に想像できる特徴を活かして、例えば普通は観客の前で演じられる舞台表現を、あえてラジオに置き換えられたりするでしょうか?またはリスナーのコメント等から即興的に生まれる「その場〇〇」なんかも、面白そうです!
会場:ABSラジオ 「まちなかSESSIONエキマイク」番組内企画
企画者:小熊隆博
Profile
小熊隆博
締切は、8月17日(月)23:59。
二次審査通過者には秋田市で企画公開の機会が提供され、そのための制作補助費最大10万円の支援もあります!
完成作品である必要はありません。秋田のまちの空間で実現してみたい企画を肩肘張らずご応募ください!
Information
秋田市文化創造館プレ事業 乾杯ノ練習 「SPACE LABO 2020」
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●締切:2020年8月17日(月)23時59分(必着)
●応募方法:「SPACE LABO制作規定」をご確認の上、応募⽤紙・企画書・ポートフォリオ(任意)をメールまたは郵送にて提出
●賞:グランプリ…1名(組)/審査員特別賞 …1名(組)
●募集内容:SPACE LABOのいずれかで実現してみたい企画(ジャンル不問)
●企画公開会場[SPACE LABO]:
①ABSラジオ「まちなかSESSION エキマイク」番組内企画
②JR秋田駅サイネージ・壁面プロジェクション
③秋田オーパ1F吹き抜け
④フォンテAKITA6F情報発信コーナー
●審査員:
金子由紀子 青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)主任学芸員
鈴木一郎太 (株)大と小とレフ取締役
橋本誠 アートプロデューサー、NPO法人アーツセンターあきたディレクター
※SPACE LABOを提供する協力企業の担当者も審査に参加します
●主催:秋田市
●協力:ABSラジオ、東日本旅客鉄道株式会社 秋田支社、株式会社OPA
●企画:NPO法人アーツセンターあきた