arts center akita

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日常ではできない特別な体験として、「大森山のこの居場所を“音”で体感してもらいたい」と制作した石前詞美《森自然音と私自然音》

麻布と麻紐で秘密の居場所をつくった風晴瑛水《森の秘密基地》

葛西陽奈乃《みかえる》では、これまで来た道を立ち止まって振り返る

森の中は、自分の“感覚”に気づく場所

「森の居場所」は14カ所。中に入ったり、寝転んだり、土にまみれたり、音を出して聞いてみたり。

「例えば《風のたまり場》は、なだらかな傾斜のあるこの場所に世界中の風が溜まってくることをイメージして制作されました。ただ歩いているだけでは気づかなかったかもしれないことが、『世界中の風が』とイメージを示されることで『肌に感じる風のことに気づいた』と来場者が話してくださることもありました。他にも作品を通して、ここはジメジメしている場所だな、ここはいい光が射し込む場所だと神経を研ぎ澄ます自分の“感覚”にも気づかせてもらえたように思います」と田村。

なだらかなグリーン広場の地形を生かしたり、杉木立ちや土を利用するなどした作品が、いつもの森をちょっと別の世界へ。そして、自分の「居場所」へと変えてくれます。

「君がずっと忘れたくない大切にしたいものって、なに?」と問いかける山田汐音《わすれもの》

松ぼっくりや稲藁を使い、宝探しのような場所をつくった赤坂凛《共有し合う居場所》

“わっか”によって自分で好きな空間をつくる堀江侑加《わたしのわ》

木陰で休息できる空間としてハンモックを吊り下げた岡村菜々子《こかげのおやすみ処》

「あそび×まなびのひろば−森の居場所−」は大森山公園グリーン広場で、9月26日(土)まで開催。その他、秋田市大森山動物園と秋田公立美術大学が連携して進める「大森山アートプロジェクト2020」は今後も続きます。

■あそび×まなびのひろば—森の居場所—
赤坂凜 葛西陽奈乃 山田汐音 石前詞美 岡本真実 後藤那月 加藤璃子 堀江侑加 風晴瑛水 岡村菜々子 圷陽菜 ミマチアカリ 岡崎未樹 中村邦生[秋田公立美術大学学生・卒業生]
*監修 村山修二郎[秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻教員]

撮影:草彅 裕

Information

2020年度「大森山アートプロジェクト」今後の予定

■新築サル舎にアート作品を設置
2021年3月オープン予定の新しいサル舎の内壁に、サルをテーマとしたアート作品を設置します。

■ペンギン展示場の壁を彩る作品制作 
秋田公立美術大学生と附属高等学院生が一緒に取り組み、ペンギン展示場の壁を彩るアート作品を生み出します。

■街なかモニュメント作品の設置
新屋から大森山動物園へといざなうモニュメントを制作・設置します。2018年より継続している活動です。

■「彫刻の森」の彫刻作品保全活動
1976年にオープンした「彫刻の森」の作品を学生たちが掃除し、保護のための処理を学びながら取り組みます。2018年より継続している活動です。

■映像作品の制作と公開
「粘菌」と「彫刻の森」に焦点を当てた映像作品を制作します。CNA秋田ケーブルテレビやYouTubeで公開予定です。

  • 地域が芽吹く
  • 物語をつむぐ

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