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トークイベント「展覧会へ描き出す試み」を2月27日(土)に開催 展覧会「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」関連企画

江戸時代後期に活動した紀行家で博物学者の菅江真澄が旅の中で残した言葉や図絵に宿る創造性に着目した展覧会「ARTS & ROUTES –あわいをたどる旅-」。3月7日(日)まで、秋田県立近代美術館(横手市)にて開催 […]

撮影:草彅裕

江戸時代後期に活動した紀行家で博物学者の菅江真澄が旅の中で残した言葉や図絵に宿る創造性に着目した展覧会「ARTS & ROUTES –あわいをたどる旅-」。3月7日(日)まで、秋田県立近代美術館(横手市)にて開催中です。

2月27日(土)には、関連企画として、本展覧会の企画監修を務めたキュレーターの服部浩之らを迎え、トークイベント「展覧会へ描き出す試み」を開催します。

かたちをもたないものを展覧会へと描き出す

展覧会「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」は、様々なかたちで取り組まれてきたプロジェクトベースの活動やリサーチ、そのプロセスをいかに展覧会という形式で、美術館という場において定着させるかを問い、出来事や時間などかたちをもたないものを展覧会へと描き出すことを試みてきました。

本イベントでは、展覧会を構成するコレクションや博物資料、デザインワークがどのような過程を踏んで展覧会に現れたのか、またどのように現代の表現と接続したのかについて、企画監修の服部浩之をはじめ、秋田県立近代美術館 学芸員の鈴木京、展覧会のグラフィックデザインを担当した?田勝信・梅木駿佑を交えたトークを展開します。

トークイベント「展覧会へ描き出す試み」

■ 日時:2021年2月27日(土)14:00~16:00(受付開始:13:40~)
■ 会場:秋田県立近代美術館 6階研修室(秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46)
■ 参加料:無料
■ 定員:30名 ※事前申込制
■ 登壇者
第1部 服部浩之(キュレーター)、鈴木京(秋田県立近代美術館 学芸員)
第2部 服部浩之(キュレーター)、?田勝信(デザイナー)、梅木駿佑(アートディレクター・デザイナー)

お申し込みはこちらから
https://forms.gle/wRwX8fuNg6zD7BVt6

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Profile

服部 浩之

インディペンデントキュレーター。1978年愛知県生まれ。2006 年早稲田大学大学院修了(建築学)。アジアを中心に展覧会やプロジェクト、リサーチ活動を展開する。アーティスト・イン・レジデンスを主要事業とするアートセンターに約10年間勤務し、その傍らで独自にアートスペースを営み、公共空間のあり方を様々なかたちで探求する。主な企画に、「Nadegata Instant Party “24 OUR TELEVISION”」(国際芸術センター青森、2010 年)、「MEDIA/ART KITCHEN」(ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、バンコク、青森、2013-2014年)「あいちトリエンナーレ2016—虹のキャラバンサライ」(愛知県美術館ほか、2016 年)、「Going Away Closer」(ウィフレド・ラム現代美術センター、ハバナ、2017 年)、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」(2019年)。秋田公立美術大学大学院准教授。

Profile

鈴木 京

秋田県立近代美術館 学芸員。1984年、山形県生まれ。山形大学附属博物館で勤務後、8年前から現職。秋田出身作家の近世・近代日本画を研究しながら、分野を問わず展覧会を開催。

Profile

?田 勝信

デザイナー。1987年、東京都新宿区生まれ。山形県を拠点にデザイン業を営む。グラフィックデザインを主な領域として、フィールドワークを取り入れた制作を行なっている。ブランディングやコンセプトメイキング、商品企画、サービス設計などに携わる。家業の染色工房では染材、繊維の採集やテキスタイルデザインを担っている。

Profile

梅木 駿佑

アートディレクター・デザイナー。1983年山形生まれ。東北芸術工科大学グラフィックコース卒業後、デザイン会社を経て、2016年より独立。東北芸術工科大学映像学科非常勤講師。グラフィックデザインを基軸に、パッケージデザイン、エディトリアルデザイン、ブランディング、アートディレクションなどを行う。その他、DJや音楽制作での空間・雰囲気づくりを行い多岐にわたり活動。

迎英里子《アプローチ6.1》パフォーマンス

迎はこれまで、屠畜、貿易、婚姻など時間の流れとともに展開される社会システムをモチーフとした作品を生み出してきました。社会システムを視覚化するために、容易に入手可能な物質を組み合わせることで抽象的な立体をつくり、それらを人が動かすことによってシステムの構造をなぞるようなパフォーマンスを行っています。 「ARTS & ROUTES –あわいをたどる旅-」では、ひとやものが国境などの境界を越えて移動する仕組みに着目した作品を制作し、初めての試みとして複数人によるパフォーマンスを行います。

■ 日時: 2021年2月27日(土)11:15~11:30/13:15~13:30
※各回とも開始5分前までに、5階受付カウンターにお集まりください。
■ 会場: 秋田県立近代美術館5階展示室内(秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46)
■ 参加料: 無料
※展覧会会場内でのイベントのため、別途展覧会観覧料が必要です。
■ 定員:各回10名
※事前申込制。定員に達し次第締切とします。
■ お申込み
Googleフォームからお申込みください。
https://forms.gle/AUPpM3admvn5K5qh7
迎英里子《アプローチ6.1》パフォーマンスの詳細はこちら
https://www.artscenter-akita.jp/archives/17318

Profile

迎 英里子

アーティスト・秋田公立美術大学 助手。1990年兵庫県生まれ。2015年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。 屠畜・石油の採掘・国債など社会や自然界にある不可視のシステムをモチーフに、その動きのメカニズムを再構成した等身大の装置を制作している。作者が装置を用いて決められた動作をすることで、システムを実際に作動させるパフォーマンスを行う。 主な展覧会に「予兆の輪郭-トーキョーアーツアンドスペース レジデンス2019 成果発表展-」(TOKAS本郷/東京)、「不純物と免疫」(TOKAS本郷/東京、BARRAK/沖縄/2018、Bangkok Biennale/バンコク/2018)、「新しいルーブ・ゴールドバーグ・マシーン」(KAYOKOYUKI・駒込倉庫/東京)など。

Information

展覧会「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」

https://www.artscenter-akita.jp/artsroutes

会期:2020年11月28日(土)〜2021年3月7日(日) 9:30~17:00
(年末休館=12月29日〜31日、メンテナンス休館=1月13日〜22日)
■会場:秋田県立近代美術館(秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46 秋田ふるさと村内)
※近代美術館へのアクセス情報は、こちら
■TEL:0182-33-8855
■観覧料:一般1,000円(800円)/高校生・大学生500円(400円)
※中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体および前売の料金
※学生料金は学生証提示
※障害者手帳提示の方は半額(介添1名半額)

・主催|ARTS & ROUTES 展実行委員会(秋田県立近代美術館・AAB秋田朝日放送)・秋田公立美術大学
・出展作家・プロジェクト|岩井成昭・迎英里子・長坂有希・藤浩志・菅江真澄プロジェクト(石倉敏明・唐澤太輔)・秋田人形道祖神プロジェクト(小松和彦・宮原葉月)
・企画監修|服部浩之
・企画運営|NPO法人アーツセンターあきた(岩根裕子・石山律・藤本悠里子・高橋ともみ)
・グラフィックデザイン|吉田勝信・梅木駿佑
・ウェブコーディング|北村洸
・設営統括|船山哲郎
・後援|横手市・横手市教育委員会・秋田魁新報社・河北新報社・朝日新聞秋田総局・毎日新聞秋田支局・読売新聞秋田支局・産経新聞秋田支局・日本経済新聞社秋田支局・横手経済新聞・CNA秋田ケーブルテレビ・エフエム秋田・横手かまくらFM・エフエムゆーとぴあ・FM はなび・秋田県朝日会・東日本旅客鉄道株式会社秋田支社

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