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「選択」が「存在」を形作る

安藤陽夏里と安藤帆乃香が共同制作した作品《選択》は、「存在」を問う作品。ひとつひとつの「選択」によって形作られていく「存在」とその曖昧さや不確かさがコマ撮りと3DCGによって描かれます。
「目の前にあるものはすべて、意思のある選択が形を結んだもの。選択することを放棄すれば外界と自己の境界は溶けて薄くなり、次第に無くなってしまう。その時、消えかける自身に気づくことはできるのだろうか。ぼやけた境界を自分の手で描き直すことはできるのだろうか」
日常生活のなかで日々「選択」していく戸惑いを洋服やコップ、バッグなどをコマ撮りして6画面のモニターに映したほか、安藤陽夏里が本作で制作した人形や洋服、絵コンテなども一部公開しました。


安藤陽夏里・安藤帆乃香《選択》

3DCGを使った抽象的なアニメーションで捉える
自分の輪郭

《選択》で背景CGを担当した安藤帆乃香は、個人では抽象的なアニメーション《輪郭》を出展。透明で曖昧な何者かが、外部から刺激を受けることによって少しずつ形をなしていきます。
「太陽の光と熱を浴びた時、他者と交差する時、外と内の境目を感じる。外界からの刺激によって自己の存在が保たれるシーンを表現した」と安藤。「外」と「内」の境界、その輪郭を捉えようと試みた作品です。


安藤帆乃香《輪郭》

たまごが、自分探しの旅へ

漫画やアニメーション、楽曲制作などを表現手段とする堀江侑加(ビジュアルアーツ専攻4年)が描くのは、自分自身を探す「たまご」の旅のアニメーション《たまごばなし》。主人公のたまごが自分以外のさまざまな卵たちと出会いながら、自分が何者なのかを探す旅の物語。自作の絵本をもとに、約5分のアニメーションに仕上げました。
出会いの旅を続けた先で見つける「自分」とは? それはハッピーエンドなのか、否か・・。


堀江侑加《たまごばなし》(ほりえってぃYouTubeチャンネル)

冬の景色を舞台に自然現象を描く

工藤千輝(コミュニケーションデザイン専攻4年)の《雪》は、厳しくも美しい冬の風景が舞台です。
「雪国で育った自身の経験をもとに描いた作品。雪景色という原風景のなかで自分が抱く寂寥や孤独感を、ハクチョウの生態を通して、動きを重視したモノクロームのアニメーションで表現した」と工藤。
ほんのわずかな時間のなかでも表情を変えて移ろいゆく雪景色と雪そのものの現象を、一羽のハクチョウの動線と共に描いています。


工藤千輝《雪》

秋田公立美術大学の学生9人が参加したアニメーション作品展「Now Playing2」。ギャラリーにて映し出された全9作品は、アーツセンターあきたのYouTubeチャンネルにて公開しています。
「Now Playing 2」(2022)プレイリスト
「 Now Playing  」(2021)レポート

撮影:中川 舞

Information

秋田公立美術大学アニメーション作品展 「Now Playing 2」

展覧会は終了しました
アニメーション作品展「Now Playing 2」ポスター(PDF)
アニメーション作品展「Now Playing 2」プレスリリース
■会期:2022年7月2日(土)〜7月24日(日)10:00〜18:30
■会場:秋田公立美術大学サテライトセンター(秋田市中通2-8-1 フォンテAKITA6F)
■出展作家:
大場 明(ビジュアルアーツ専攻4年)、菊地美咲(コミュニケーションデザイン専攻4年)、工藤千輝(コミュニケーションデザイン専攻4年)、堀江侑加(ビジュアルアーツ専攻4年)、村田晴加(ビジュアルアーツ専攻4年)、岡部悠太(ビジュアルアーツ専攻3年)、安藤陽夏里(2年)、安藤帆乃香(2年)、三國楓太(2年)
■メインビジュアル:石前詞美(コミュニケーションデザイン専攻3年)
■撮影・編集:中川舞(ものづくりデザイン専攻4年)
■主催:秋田公立美術大学
■企画・制作:NPO法人アーツセンターあきた
※新型コロナウイルス感染症感染拡大状況によっては会期や内容を変更する場合があります。
※混雑の状況により入場を制限させていただく場合があります。

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