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秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT 7月18日(土)より山本美里『プランターの中の憲法』開催

秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT(ビヨンポイント)において、2020年7月18日(土)〜9月22日(火祝)、山本美里『プランターの中の憲法』を開催します。

アーツセンターあきた

『プランターの中の憲法』

新たな芸術領域の創造を試みる実験的な展覧会や企画のプロジェクトを試みる秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT(ビヨンポイント)。

2020年7月18日(土)より、山本美里『プランターの中の憲法』を開催します。

山本は、「憲法を野菜に見立てて育てながら、私たちの日常にある憲法とは何かを考えるため」の同名プロジェクトを2018年5月〜12月にかけて展開し、スケッチや動画で観察記録を公開するとともに、2019年1月〜2月には秋田県若手アーティスト育成支援事業において、展覧会を開催しました。

2019年の展覧会の様子(秋田市、アトリオン )

2019年の展覧会では、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」に見立てられた3種の野菜がひとつのプランター内に植えられ、環境の影響を受けながら、また育成者である山本の手を加えられながら生育する様子が詳細に記録されてきました。

収穫後に料理された憲法は、文字どおり「咀嚼」・「消化」されることで、育成者の養分となります。

2019年の展覧会の様子(秋田市、アトリオン )

次の試みとして山本は、「プランター」という商品名称の起源を遡ることによって、「プランター」と「憲法」の関係に新たな見立てを加えています。

2020年7月18日(土)より開催する本展では、さまざまな見立てを掛け合わせ、「憲法を育てること」について考察するための新作インスタレーションを展示します。

ライブイベントも開催!

会期最終日には、身近な道具を改変した楽器を制作し、それらを組み合わせたパフォーマンスを行う、おおしまたくろうによるライブイベントも予定されています。

展示に合わせ、園芸用品を使用した新作が披露される予定です。

「私たちの日常にある憲法とは何か-」。ぜひ会場にお越しいただき、思いを巡らせてみてください。

Profile

山本美里 YAMAMOTO Misato

1990年北海道生まれ、神奈川県育ち。現在、秋田公立美術大学助手。2015年東京造形大学 美術学科 絵画専攻卒業。2017年情報科学芸術大学院大学修士課程修了。学生時代に政治活動、選挙運動へ関わる。現在は「憲法と植物」を基点に普遍的な日常の動作や空間の中で、政治や法の存在を知覚するための手法を模索している。主な展覧会に『プランターの中の憲法』2019年秋田。『Heterogeneous』2017年京都。

Profile

おおしまたくろう Oshima Takuro

PLAY A DAY(毎日PLAYする)をモットーに、身近な道具を改変した楽器の制作とそれらを組み合わせた少し不思議なパフォーマンスを行い、音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアを提示する。 近作に車のウィンカーのタイミングのズレを利用したグルーヴマシン「NB-606」、魂柱を失ったバイオリンを昆虫として蘇らせる「Violinsect」など。音の実験ワークショップ「SOUNDやろうぜ」を主宰。

Information

山本美里『プランターの中の憲法』

●おおしまたくろう ライブイベント

■会期:2020年7月18日(土)〜9月22日(火祝)9:00〜18:00
会期中無休/入場無料

■会場:秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT(ビヨンポイント)
(秋田市八橋南1-1-3 CNA秋田ケーブルテレビ社屋内)

■主催:秋田公立美術大学、NPO法人アーツセンターあきた

■協力:CNA秋田ケーブルテレビ

■展覧会記録冊子
会期終了後に、記録冊子の刊行を予定しています。
掲載内容や配布方法については、BIYONG POINTのFacebookページNPO法人アーツセンターあきたのwebサイト等で随時お知らせします。

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