arts center akita

  • facebook
  • twitter
  • youtube

第2日目、夢実現!?

日  時:11月8日(日)7:15-16:00
集合場所:プロジェクトA/秋田駅前芝生広場、プロジェクトB/にぎわい交流館AU

【プロジェクトA】
きのうの5人とはひと味違う!

夢実現に向けたプロジェクト最終日。ひみつきちチームは秋田駅前の芝生広場に集合です。集合時刻は9:30ですが、見守りスタッフよりも早く9:00前からCoCoが来ていました。マジの一番乗りです。
その後、続々とメンバーが集まってきます。今日は無事に電車に乗れるでしょうか…?
いよいよスタートです!

みんなで決めた約束通り、電車出発の30分前に全員集合。切符も昨日一度買っているのでスムーズに購入できました。
まっちは「時間はまだある」と言って、駅弁のガチャガチャを回す余裕っぷり。CoCoとまっちは「今日はイスを作りたい」「絵を描きたい」などいろいろ考えてきたみたい。
時間になり意気揚々と改札を通るも、はやとは切符を取り忘れ、引っかかります。駅員さんが出てきて、少し慌てましたが改札は無事に通過。
その後、CoCoの先導で間違えずに3番線に到着しました。乗車前、アラヤイチノの鍵を誰が持つかじゃんけん。結果、まっちが鍵を持つことに。忘れないでねー!!
15分前には電車に乗り込み、発車を待つ!!男の子はさっそく何を持ってきたかを見せ合いっこしてます。まっちはガチャガチャをお披露目。

ひみつきちチーム、本日の運命やいかに!

秋田駅前の芝生広場に集合。見守り師よりも早く、やる気満々なCoCoの姿が

電車が到着。大事なアラヤイチノの鍵を持って乗車!

2日目は、お披露目に向けて!
新屋駅に無事到着しました。レモホンが手すりに傘を引っ掛けたまま、また忘れるかなーと見ていましたが、はやとが持っていってくれました。昨日通った道。近道しながら向かいます。アラヤイチノへ難なく到着!持参した時計で2時半にアラームをセットして、お披露目前に掃除することも考えています。

CoCoは壁(布の仕切り)に流れ星をたくさん描き足していきます。レモホンとはやとは、昨日失敗した解体作業をリベンジ中。

報告会でお客様が来る前に、5人はお菓子パーティーを13時から始めたい様子。まだ11時前ですが、盛り付け始まっています。テーブル占領しちゃってますが、お昼はどこで食べるんですかー! 男の子は解体した木でイスを作りたいようですが…今は寝袋でイモムシになっています。

はやととレモホン渾身のイスは、ガムテープでくっつけて出来上がったようで、全体的に完成したのかな? のんびりお菓子をつまみながら遊んだり、ちまちまと作業を続けたりしています。何気にはやとの寝袋、大人気です。そして早めのお昼タイム。のんびりとした時間が流れるひみつきちチーム。

前日に自分たちで作った看板がお出迎え

星を描き足しているのかな?

持参した寝袋でごろごろしたり…

さらに居心地のよい空間へ
ご飯を食べて、ベッドでひとしきり騒いだ後、CoCoはベッドの天蓋を更に高くしてみました。レモホンとはやとはイスに背もたれと手すりをつけ、更に改良し、渾身のイスが完成!! …かと思いきや、全員でお菓子会議を始め、持ってきたお菓子を釣りチームにも分けるかどうか話し合ってます。
「余ったらあげる」「みんなで食べよう」「自分たちで食べたい」などの意見が飛び交う検討会。それをおやつ食べながら話します。今お昼ご飯食べたところだよね…。
ちなみに今日のおやつには、りんだ手作りのパイが! クリームチーズとあんこ入りだそうで、そのお味は、あんこ嫌いのまっちも食べられるほどとのこと。いいなぁ。
そして、かくれんぼが始まりました。

やる気になったり。ガムテープも使ってイスを制作中

居心地のいいベッド。みんなで作ったもんね!

お菓子をどう配るか会議は、もちろんお菓子を食べながら

落ち葉を拾って飾り付け。報告会はまもなく!

もうすぐ報告会
さて、報告会の時刻が近づいてきました。

お父さんやお母さん、釣りチームが来たらどうやって案内する?
靴出しっぱなしじゃん!
お菓子落ちてる!
荷物はキッチンに隠そう!
ベッド作り直すよ!
掃除機かけて!
藤さんとまるゆさん(柚木さん)は特等席にしよっ!

CoCoがビシビシ仕切って、片付けが始まりました!マッチも片付けを手伝います。かたわらでまだまだ遊びたいりんだとはやととレモホン。ベッドメイクを念入りにし、靴はピシッと並べました。

だいぶ片付いたのですが、再び追いかけっこが始まりました。ちなみに荷物は全てキッチンに詰め込んでます…。
「お父さんたちどこに座るの?」との問いに、「みんな正座。藤さんとまるゆさん(柚木さん)はイス」とのこと。左のイスが藤さん、右の力作のイスはまるゆさんの席だそうです。

プロジェクトBや柚木さん、お父さんお母さんをお迎えするために、ひみつきちをきれいにします

靴も整然と並べました。みんなを迎える5人の気持ちが伝わってきます

待ってるよー!

プロジェクトB】
7:15だよ、全員集合!
いよいよ大物を釣り上げる夢実現に向けたプロジェクト最終日。早朝7:15集合。遅刻者は…いません! みんなやる気満々です。昨日の反省から、時計やイスなどをそれぞれが持ってきています。

やがてバスが到着し、乗車。昨日から学習し、バス運賃も難なく支払います。さらには全員、運転手さんに感謝を述べている!すごい成長!
昨日財布を落とした彼は、目の前で500円を落とし、水筒を落としていますがちゃんと気が付いて拾っていました。
いよいよ釣りをスタート!

次々とキスなどの魚が釣れますが、どれも小物ばかり。膠着状態が続きます。大物と言える魚はまだ釣れません。
針に餌を大量に付ける作戦も失敗。
そうこうする間に、小雨が降ってきました。自分たちで持ってきたカサを使って雨宿りをしています。こちらも、ひみつきち…?

突如、大雨が降ってきて釣り中断!  おまけに急な突風が彼らを襲います。あっという間に荷物が飛ばされて傘や仕掛けが海に沈んでいきました…!! 自然の力になす術はありません。

今日の釣果はどうかな?

どうやらキスやタイが釣れている模様。作戦を練りますが…小さいね

突然の雨!まるでひみつきち!?

いろいろなものが飛ばされてあたふた…

まだ、あきらめない。そして…
さっきのスコールが嘘のように晴れています。みんな道具を片付けたものの、彼だけは執念で釣りを続けましたが結局、大魚は釣れず…。
荷物を片付けつつ、釣り人のおじさんに話しかけたら、なんとチヌをいただくことに!!
え?いいの!?ありがとう!
大魚(当社比)をゲット!!
ちなみに、バスの時間まであと約30分。彼らは全く気が付いていません。

財布は無事にセリオンへ届けられていたようですが、落とした彼は、財布を受け取りにいくことすら頭になく「あー暇だな〜」とか言っています。
バスの発車時刻は、刻一刻と迫ってきています、が…
最後の最後で、協調性がない様子。さあ間に合うでしょうか…

雨上がり、気持ちのいい海風を浴びて

突如ゲット!?釣ってないけれどOK!

ぼんやり釣りを続けて、バスに遅れそうに…

ひみつきちまでたどり着けるか?
ギリギリまで釣りを続けていたことにより、片付けに手間取っています。(予想通り)
自分の片付けを済ませて先に行こうとするメンバーを呼び戻し、最後は一緒にバスへダッシュ! なんとかギリギリ間に合いましたが、「自分さえ良ければいいのか?」と見守り師から教育的指導を受けるのでした。バスに乗った彼らはもう、くたくた。

秋田港から秋田駅へ到着。このあと、報告会の会場でもあるひみつきちチームのいる新屋の「シークレットハウス」へ向かいます。30分待って、ようやくバスがやってきました。
が、見事にスルー。
なぜ…!!
それに気づき、慌てる5人。同じ新屋に向かうおばあちゃんが目の前にいて、あと6分で新屋西線のバスが来るにも関わらず、電車に乗ろうと急いで駅へ向かいます。さっさと切符を買った4人は、4年生一人を置いて改札を入ってしまいました。慌てて追いかけたので改札口から切符を取らず、駅員の呼びかけも届かない様子。仲間たちはホームに降りてしまったようで誰もいません。
はぐれてしまった彼はおもむろに湯沢、弘前方面ホームへ!! 弘前へ行きかけましたが、やはりおかしいと判断して改札へ戻り、仲間となんとか合流できました。無事に新屋駅で降り、偶然居合わせた美大生にアラヤイチノの場所を聞き出して、ついに秘密基地へ到着〜!

バスで秋田駅まで。疲れたよね、寝過ごさないようにね

すったもんだはありましたが、胸を張ってひみつきちへ!

プロジェクトAが待つひみつきちへ。みんながあたたく迎えてくれます

プロジェクトAの5人が、並んで待っていてくれました

報告会
親御さんとお世話になった方々をひみつきちにお迎えし、プロジェクトA・B合同で活動発表会を行いました。どう発表するかも、見守り師は指示しません。途中、何度も笑いが起こって、みな無事に発表することができました。自分たちの力で活動してきたメンバーは、なんだか自信に満ち溢れているようです。

報告会後、柚木さんからメッセージをいただきました。

「私たち見守り師の大人たちが、本当に手助けをしなかったことに、最初は驚いたかもしれません。でも、みんなすぐに慣れて、初めて体験することも力を合わせて突破することができました。分からないことは街の人に聞いてここにたどり着くことができたし、こうして人々を楽しませることもできました。
大事なのは、失敗するか成功するかの答えの部分よりも、どうしたらいいかを自分たちだけで考えることや、たくさん工夫をすることです。こうした経験を、みんなにたくさんして欲しいと思い、こういう企画を作りました。
失敗を恐れてチャレンジしないのではなく、『できるかどうか分からないけれどやってみよう!』という精神を持ち帰ってもらえたらと思います。」

子どもたちが工夫して行動していく姿を見守りながら、この姿勢は子どもだけでなく、子ども時代を通過した私たちにも大切な姿勢なのだと気付かされました。参加者の保護者の方からも「私もこんなプロジェクトをやってみたい」という嬉しい言葉もいただきました。
子どもだからこそできること、と思われがちですが、少し勇気を出したらおとなの私たちにもできることかもしれません。
今回の夢実現プロジェクトはここでひとまず終了ですが、「できるかどうか分からないけれどやってみよう!」という精神を持ち帰ったみなさんの今後をこれからも応援しています。

見守り師代表 有馬寛子(NPO法人アーツセンターあきた)

プロジェクトA「大きな楽しいひみつきちを作りたい」発表の様子

プロジェクトB「手づくりの仕かけで大物を釣り上げたい」発表の様子

心配しながらもこどもたちを旅に出して、見守ってくれたお父さんお母さん、ありがとうございました!

Profile

柚木 恵介(アーティスト、秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻准教授)
1978年鹿児島生まれ。2019年より秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻准教授。造形作家として活動を続けている。近々の活動は以下の通り。2016年/KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭出品(宮城県)。2014年/表現のチカラ 東京藝大セレクション展ディレクション(香川県高松市)。2014年/日本橋三越夏の芸術祭 ワークショップディレクション(東京)。2014年/小豆島アーティストインレジデンスディレクター(香川県小豆島)。2013年/瀬戸内国際芸術祭出品(香川県小豆島)

  • 感性をはぐくむ

関連記事