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「アウト・オブ・民藝|秋田雪橇編 タウトと勝平」の 「タウトの秋田への旅」を再構成して展示 (「東北へのまなざし1930-1945」岩手・福島・東京を巡回)

2020年1月18日~5月10日にかけて、秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINTで開催した「アウト・オブ・民藝 秋田雪橇編 タウトと勝平」。現在、岩手県立美術館で開催中の「東北へのまなざし 1930-1945」において、「アウト・オブ・民藝 秋田雪橇編 タウトと勝平」の「タウトの秋田への旅」が再構成され、展示・公開されています。

アーツセンターあきた
(撮影:草彅裕)

「アウト・オブ・民藝|秋田雪橇編 タウトと勝平」の一部を再構成し、「東北へのまなざし 1930-1945」で展示

「民藝(民衆的工芸)」の外と内を行き来しながら民藝運動の周縁的な動向を明らかにしてきた「アウト・オブ・民藝」。2020年1月18日~5月10日には、秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINTにおいて、ブルーノ・タウトや勝平得之をはじめ秋田をフィールドワークして出会った秋田の「アウト・オブ・民藝」に迫った企画展「アウト・オブ・民藝|秋田雪橇編 タウトと勝平」を開催しました。

現在、岩手県立美術館で開催中の「東北へのまなざし 1930–1945」展(5月15日まで)にて、2020年にBIYONG POINTで開催した「アウト・オブ・民藝|秋田雪橇編 タウトと勝平」の「タウトの秋田への旅」が再構成され、展示・公開されています。また、6月4日(土)~7月10日(日)は福島県立美術館、7月23日(土)〜9月25日(日)には東京ステーションギャラリーに巡回。

「東北へのまなざし 1930–1945」は、1930年代から45年にかけて東北を訪れ、人々の暮らしに注目したブルーノ・タウトや柳宗悦らの「眼」を通じて、東北文化の魅力を改めて検証することが企図された企画展。秋田の展示からさらなる広がりと東北を読み解くためのルーツを探求するような展覧会です。
「アウト・オブ・民藝」著者の軸原ヨウスケと中村裕太は、BIYONG POINTの再展示である「タウト 秋田の旅」と、東北の郷土玩具のセクションを担当しています。

お近くの方は是非お運びください。

「アウト・オブ・民藝|秋田雪橇編 タウトと勝平」(秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT、2020年) 撮影:草彅 裕

「東北へのまなざし 1930-1945」巡回スケジュール

■ 岩手県立美術館
期間:2022年4月9日(土)~5月15日(日)
http://www.ima.or.jp/

■ 福島県立美術館
期間:2022年6月4日(土)~7月10日(日)
https://art-museum.fcs.ed.jp/ 

■ 東京ステーションギャラリー
期間:2022年7月23日(土)~9月25日(日)
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp

Information

「アウト・オブ・民藝 秋田雪橇編 タウトと勝平」

ブルーノ・タウト(1880-1938)と勝平得之(1904-1971)が秋田で出会った1935年、1936年はさまざまな工芸運動が盛んな時期であり、両者は民藝運動と近しい人物に接触していました。また、タウトが秋田での滞在を記した『日本美の再発見』や、勝平が残した関連資料を時系列に並べていくと、当時の景色を追想することができ、双方の視点で記した文章を軸に、当時の秋田の暮らしを振り返るタイムトラベルな展示を展開。
「アウト・オブ・民藝」の著者である軸原ヨウスケ、中村裕太に宇野澤昌樹が加わった3人による秋田でのフィールドワークの成果を公開しました。

■会 期:2020年1月18日(土)〜5月10日(日)9:00〜18:00
■観覧料:無料
■会 場:
秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT(秋田市八橋南1-1-3 CNA秋田ケーブルテレビ社屋内)BIYONG POINT
■企 画:軸原 ヨウスケ、中村 裕太、宇野澤 昌樹
■主 催:秋田公立美術大学、NPO法人アーツセンターあきた
■協 力:秋田市立赤れんが郷土館、油谷これくしょん、秋田菓子宗家かおる堂、秋田魁新報社、誠光社、CNA秋田ケーブルテレビ

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