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新規プロジェクトの立ち上げ等に関わるスタッフ募集
<募集期間を終了しました>
アーツセンターあきたは、2018年4月の活動開始以来、秋田公立美術大学が設置したNPO法人として、美大のリソースと地域をつなぐアートやデザインを用いたプロジェクトに取り組んできました。この度、新規プロジェクトの立ち上げや既存事業の強化を担うスタッフを募集します。
募集内容
■ 募集要項ダウンロード
■ 応募書類ダウンロード(Word/PDF)
1. 募集職種・採用予定人数
- 管理部門ディレクター 1名
- 管理部門コーディネーター 1名
- 事業部門ディレクター 1名
- 事業部門コーディネーター 1名
2. 職務内容
(1)管理部門
・経理、財務、人事、総務、施設管理などの管理部門における業務全般
・事業の実施に必要な関係者との連絡調整や事務作業
・その他必要な業務
(2)事業部門
・NPO法人アーツセンターが実施する事業の企画
・事業の実施に必要な関係者との連絡調整や進行管理
・事業に関するリサーチ業務
・事業実施に伴う事務事業
・その他必要な業務
≪ディレクター職の役割≫
各部門の年間事業計画の作成やその遂行管理を担うとともに、部門のマネジメント、業務の改善・効率化や課題解決に取り組んでいただきます。
≪事業部門が担う主なプロジェクト≫
・展覧会の企画・運営
・地域のアートプロジェクトの企画・運営
・青少年向けアートスクールの企画・運営
・広報業務
・(仮称)秋田市文化創造交流館の開設準備事業(プレ事業の企画・運営等)
3. 勤務地
NPO法人アーツセンターあきた
(秋田市新屋大川町12-3 アトリエももさだ内)
4. 勤務条件
(1)雇用形態
嘱託職員
(2)契約期間
2019年6月1日~2020年3月31日
※契約・勤務開始日は応相談
※契約開始日から2週間の試用期間があります(給与は全額支給)
※勤務成績等により1年間の契約更新を継続します
(3)勤務時間
標準労働時間8時間/日
フレックスタイム制(コアタイム10:00~15:00)
残業時間平均約20時間/月(繁忙・閑散期によって前後します)
(4)勤務形態
原則として、月曜日から金曜日の平日勤務
(5)月給
給与規程により能力・経験に応じて決定します
・コーディネーター 190,000円~
・ディレクター 250,000円~
(6)諸手当
通勤手当、住宅手当、時間外勤務手当等規程に基づき支給
(7)賞与
あり(年2回)
(8)休日・休暇
土日・祝(担当事業等に応じて、土日・祝日の出勤となる場合あり)
年次有給休暇、夏季休暇等
(9)加入保険
社保完備(雇用保険、労災、健康保険、厚生年金)
5.応募資格
(1)全職種共通
・大卒以上
・パソコンソフト(ワード、エクセル、パワーポイント等)を使用し、業務遂行に必要な書類作成ができること
(2)管理部門ディレクター
・職務内容に関する実務実績又はそれに相当する実績が、合計7年以上あること
・決算業務や管理部門の制度設計等に携わった経験があること
・経営計画の作成に携わった経験があることが望ましい
(3)管理部門コーディネーター
・職務内容に関する実務実績又はそれに相当する実績が、合計1年以上あること
・会計ソフトの入力業務の経験があること
(4)事業部門ディレクター
・職務内容に関する実務実績又はそれに相当する実績が、合計7年以上あること
・文化施設や文化芸術団体等の事業計画の作成に携わった経験があること
(5)事業部門コーディネーター
・職務内容に関する実務実績又はそれに相当する実績が、合計1年以上あること
・文化施設や文化芸術団体によるアートプロジェクト等運営の実務経験があること
6.選考方法
(1)書類選考
履歴書、職務経歴書(ポートフォリオ)、作文により書類選考を行います。
(2)面接
書類選考合格者に対して、面接を行います。
面接日程は、書類選考合格者と調整の上決定します。
(3)選考会場
NPO法人アーツセンターあきた
(秋田市新屋大川町12-3 アトリエももさだ内)
7.合否の発表
書類選考及び面接の結果は、合否に関わらず本人宛に通知します。
選考結果は、書類・面接とも電話等による問合せには応じられません。
8.応募方法等
(1)応募方法
郵送にて、封筒に「新規スタッフ応募書類在中」と明記の上、下記(2)の書類をお送りください。メールでの応募も受け付けます。
(2)応募書類
・履歴書(所定様式)
・職務経歴書(様式任意)
・ポートフォリオ(事業部門志望者のみ、様式任意)
過去に担当したプロジェクトのチラシや写真をポートフォリオとして提出してください。
・作文(所定様式)
下記の3つのテーマについて、それぞれ意見を述べてください。
A)秋田という特定の地方都市において秋田公立美術大学が果たしうる役割は何ですか。
B)上記の大学が果たしうる役割を全うするためにNPO法人アーツセンターあきたが果たすべき役割は何だと考えますか。
C)組織において管理部門が果たす役割は何ですか。
(3)応募締切
定員に達し次第終了
最終締切:2019年5月7日(火)必着(メールの場合は17時必着)
(4)問合せ先・応募先
NPO法人アーツセンターあきた
〒010-1632 秋田市新屋大川町12-3 アトリエももさだ内
TEL:018-888-8137
E-mail: job@artscenter-akita.jp
アーツセンターあきたとは
アーツセンターあきたは、秋田公立美術大学が設立したNPO法人です。大学と地域の社会連携を担ってきた社会貢献センターが、2018年4月、NPO法人アーツセンターあきたとして生まれ変わりました。多彩な教授陣が展開している数々のプロジェクトや研究成果といった美大のリソースと地域をつなげようと、アートとデザインを用いた新たなプロジェクトに取り組んでいます。
目指しているのは、市民にアートやデザインをより身近に感じてもらい、「まちに驚きと発見を生み出す」こと。大学に集積された「知」を生かして、企業や行政との産学官連携事業をはじめ、展覧会や公開講座、アートスクールといった教育事業を行っていきます。
アーツセンターあきたは、キャンパス内の「アトリエももさだ」、秋田ケーブルテレビ本社屋内のギャラリー「BIYONG POINT(ビヨンポイント)」、秋田駅前の商業施設フォンテAKITA6階「美大サテライトセンター」の3つのスペースを拠点としています。
主な事業内容
- ひらく
アーツセンターあきたは、美術やデザイン、工芸や建築、映像などの芸術表現やプロジェクトにより、まちに驚きと発見を生み出します。 - はぐくむ
子どもたちの個性、好奇心、遊び心を刺激して、感性をはぐくむアートスクールやイベント、大学の公開講座などを展開します。 - 芽吹く
大学と地域、大学と自治体、大学と企業をつなげる産学官連携や地域連携事業に取り組み、地域の芽吹きを促します。 - つむぐ
大学の多彩な教授陣や学生と地域をつなげ、コラボレーションすることによって、新たな物語をつむぎます。
■ ニューズレターをダウンロード
Information
NPO法人アーツセンターあきた
理事長 藤 浩志
職員数 10名(2019年4月1日時点)
所在地 〒010-1632 秋田市新屋大川町12-3 アトリエももさだ内
ウェブサイト https://www.artscenter-akita.jp
Facebook https://www.facebook.com/artscenter.akita/
アーツセンターあきたには、アートやデザイン、まちづくりなどの分野で経験をもつコーディネーターが勤務しています。全国から集まったコーディネーターたちが何を考え、どんな活動をしているのか。その一端をご紹介します。
地域の人と大学をうまくつなぐのがアーツセンターあきたの役割
― 田村 剛(プログラム・コーディネーター)
助手として5年間、秋田公立美術大学に勤務していました。助手の時代から、社会に関わることに面白さを感じています。秋田はまだ「隙間」が多いので、いろいろチャレンジできるところに魅力がある。
アーツセンターあきたができて、大学のことが外に発信される機会が増えて、大学が何をやっているのかが目に見えるようになったと思うんです。自分の肌感覚としては、美大が何をやっているか、まだ2割くらいしか知られていないと思っています。何かの機会に「大学に壁を感じる」という意見を聞いたんですが、一般の人が大学に対して壁を感じるのは当たり前で、それを取り払う必要はないんじゃないかと思っています。大学自体の壁は取り払われないけれど、大学の取り組みや人を地域の人とうまくつなぐのがアーツセンターの役割なんだろうなと。
それでも、間に入るのはしんどい時もあります。自分でやってしまう方が自分にとっては楽だけれど、それで何かが良くなるわけではない。問題が解決されれば良いということではなくて、その結果をもたらすプロセスに関わる人が変わらないと、そのプロセスも結果も継続されないということ。それを強く実感しています。
アーツセンターあきたで働く中で、専攻を超えていろんな分野の先生たちと一緒に仕事ができて、学ぶことが多いです。僕みたいに、好奇心が旺盛な人にはめちゃくちゃ良い職場だと思っています。
Profile
地方で面白く過ごせる方法を探ってみたい
― 石山 律(プログラム・コーディネーター)
私自身が地方出身で、地方と東京という二項対立ではなくて、何もないと思われがちな地方で、面白く過ごせる方法を探ってみたいとずっと思っていました。静岡とか山口とか、地方都市の中でも芸術文化活動が盛んな都市はいくつかあるけれど、そうなるまでには時間がかかるんだろうなと。秋田にも美大があって、いろんな人が集まってきていて、面白くなっていく途上だなと感じています。
一方で、文化とか芸術といったものは分かりやすい効果や変化が見えにくいし、アーツセンターあきたで展覧会などを担当している中で、その意味や意義をどう伝えていったらいいかなと常に考えています。文化や芸術は、社会に無くても良いと思う人が増えているような気がしていて、でも10年先、20年先、さらにもっと先に、文化や芸術を大切にしなかったことの大きなシワ寄せが来るんじゃないかという恐怖感がある。それを今の仕事を通じて、リアリティをもって伝えられたらとも思っています。
アーツセンターあきたで働く中で、美大のいろんな専攻の人たちと関わる機会があって、美術に限らずに、工芸とかデザインとか、ジャンルを超えて新しい考え方に触れたり、自分の思考を広げたりできるのが楽しいです。
今年の夏に担当したプロジェクトでは、携帯の電波が通じない山奥で、作品輸送用の4トントラックが泥地にはまってしまって、走って近くの集落まで助けを呼びに行きました。アーツセンターあきたでの仕事では、物事を深く思考するだけではなくて、体力やとっさの判断力が必要なことも多くて、強くならなくてはならないなと思ってます。
Profile
大学と地域をつなぐ役割を求められている
― 岩根 裕子(プログラム・コーディネーター)
アーツセンターあきたでの1年間の活動を踏まえて、やってみたいことにチャレンジできる環境にあるなと感じています。秋田には余白がある感じ。行政も寛容で、美大には専門家が集まっていて、これからいろんなことが形になって起こっていくのではという予感があります。美大も開学から6年が経過して、これから地域に広がっていくタイミングなのかなと。
そこに、大学と地域をつなぐ役割のアーツセンターあきたという組織ができて、すごくその役割を求められていることを感じます。ふとした時に先生方から「アーツセンターあきたができて良かったね」と言われたり、次々と学内外から仕事が舞い込んできたり、これまで大学としてやりたかったけど、あと一歩でできていなかった穴を、少しずつ埋めていけている実感がある。
コーディネーターとしては、そうやって起こっていることを記録・編集して発信する、物事を整理する力が必要だと感じています。それから、柔軟であること。いろんな専門性をもった先生たちがいて、日々多様な相談が寄せられて、両者をマッチングするときに、先生たちにも相談者にもメリットになる座組みや仕掛けを考える力が求められます。
前職は、NPOの職員でした。持続可能な組織であるための経営は意識して事業を回すけれど、社会的意義や人の役に立つことが金銭的価値より優先される、そういう民間企業とは違うNPOの働き方にやりがいを感じていたし、地域の方から寄せられる相談に対応する経験も積んできました。その経験はアーツセンターあきたでも生きていると思います。